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バリウム検査で自転しながら公転して歳をとる

初めて人間ドッグを受けました。
バリウム検査も初めてでした。
僕は自転しながら公転して歳をとりました。

バリウム検査とは?

①発泡剤を飲んで胃を膨らませる
②バリウムという液体を飲む
③消化器官にX線を照射
④体内を流れるバリウムの様子で異常の有無を確認

バリウム検査の鬼門は、ゲップ厳禁という部分です。

発泡剤で胃を膨らませる理由は、より精密に撮影するため。ゲップをすれば胃が萎んでしまいます。

しかし、コーラを一気飲みしたような状態なので、我慢するのは至難の業。

検査官から「出そうになったら唾液を飲み込んでください」とコツを教えてもらい、何とかノーゲプーでフィニッシュできました。

関係のないことですが、検査官が美人すぎて驚きました。

1st.写真集【発売日未定】

検査では、さまざまな角度からX線を照射します。

右を向いたり、左を向いたり、尻を浮かせたり。
台に寝転び、何度も何度も細かくポーズを変えます。

検査官の指示が分かりやすくテンポもよかったので、安心して被写体を演じられました。

美人すぎる検査官だったことも手伝い、中盤以降の僕はノリノリでした。

次に台が回転し、身体が傾いた状態に。

「左のお尻を上げて右向きに回転してください」との指示。言われた通り、ベッドの上で横回転しました。

「このカット、さっきも撮りませんでした?」って言いたくなるぐらい何度もローリングし、撮影を重ねました。

1st.写真集の発売日が決まったら告知しますね☆

15分の検査で15日の歳をとる

前日、多角的に撮影するというのはGoogle先生から学びました。

しかし、僕はてっきりカメラ側(X線機器)が移動したり、回転したりするものだと思っていました。

己は軸となり、威風堂々と腕組みしながら終焉を迎えるものだと高を括っていました。

しかし、回転するのは僕自身でした。
身体を斜めに傾け、グルグルと何周も回りました。

地球やないねんから。

地球の自転周期は1日です。
僕は15分の検査時間で、約15回自転しました。
1分間で1日が経過した計算になります。

僕は、バリウム検査で15日の歳をとりました。

金星やったら終わってたやん

金星の自転周期は243日。
”243日×15回転 = 3645日”

もし僕が金星なら、わずか15分で3645日(約10年)の歳を重ねていました。

わしゃインターステラーか。

しかし、検査後に身体が著しく老化した感じは見受けられませんでした。

僕は金星ではなかったようです。

公転の件はどないなってますん?

終了後、検査官からバリウムを排出するための下剤をもらいました。

その瞬間、ふと思ったのです。
太陽系の惑星って、自転しながら公転するんちゃいますん?

僕は15回も自転しましたが、何かの周りを回転した覚えはありません。摩訶不思議です。

現場で頼れるのは検査官だけ。
尋ねたいことが山ほどありました。

「太陽はどこですか?」
「僕は地球ですか?」
「LINE教えてもらえませんか?」
「どこを中心に回転すればよいですか?」

しかし、突然そんなことを聞かれてもイミフの極みだと思います。シンプルきもヒューマンです。

下剤をパームして毒薬にすり替えられ、北極星より眩いお星様にされかねないなと感じたので、何も言わず退室。

全行程を終了後、病院の周りをチャリで1周してから帰路につきました。

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