読書感想文#3 『地政学のきほん』
『20歳の自分に教えたい地政学のきほん』を読み終えました。
本書はTVでお馴染みの池上彰氏が、地政学初心者の方向けに、現在の世界情勢を踏まえわかりやすく丁寧に書かれています。
『20歳の自分に教えたい地政学のきほん』 池上彰 著
わたしの評価:☆☆☆ (5段階)
※地政学の初心者の方なら☆☆☆☆☆
わたしは地政学が好きである。
もちろん専門家ではないので、初心者に毛の生えた程度の知識ではあるが、興味はある。
もしかしたら『信長の野望』をやってきたからかもしれないし、それに付随した歴史小説をたくさん読んできたからかもしれない。
日々のニュース登場する国際情勢を、地理の視点から考えてみるのが「地政学」。
例えばウクライナ侵攻。 ウクライナとロシア。
世界地図でどこに位置していて、どこの国との関係が悪化しているのかを確認してみる。
そしてその国々の歴史的背景を踏まえ考えてみる。
地政学とは、現状と歴史を壮観することで、それぞれが点でしかなかった知識がやがて線となり、面となって広がっていく。
地政学のおもしろさはまさにそこにあります。
ひとつのニュースがきっかけに、世界のことを深く学ぶことができるのです。
*もちろん、世界情勢は地政学ひとつで解説できるほど単純なものではないとも記述されています。
本書は「地政学って何?」と思う方には、おすすめしたい良書だと思います。
半面、地政学を少しでもかじったことがあるかたには、やや物足りないかも。(それは本書の趣旨として仕方ない一面です)
※図書館で借りたため、初版が2023年5月15日とやや古い情報です。
それでも十分参考になる内容ですが、ご了承ください。
次も地政学の本を読んでみようかな、と思いました。
この記事を読んで、本書を読んでみようと思っていただけたら幸いです。
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