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DANRO卒業生インタビュー「スキルよりも大切なもの」

人と人とのつながりの中には、”目には見えない温かさ”がある。その温かさが増し、循環する時、きっと、世界は今よりもっと明るくなる。そんな創業者の想いから生まれた『深いつながりを紡ぐ、実践型対話スクールDANRO』の1期生が10月12日に最終講義を迎えました。これから卒業生へのインタビュー記事を、数回に渡り書いていきたいと思います。

今回、インタビューしたのは京都の華道茶道次期家元である岡本友輝さん(以下:友輝さん)。友輝さんにお話を伺ったのは、DANRO最終講義の翌日。卒業後の新鮮な気持ちをお聞きすることができました。


DANRO受講のきっかけ

ーDANROご卒業おめでとうございます!まずはDANROを受講したきっかけを教えていただけますか?

友輝さん:実は、自分の事業の行き詰まりを感じていたんです。そのハードルを超えてもっと高い場所を作ろうと思った時に、さらなる学びが必要だと思っていました。その中でも「対話」が自分の課題であるかな、と。そんな時に創業者のHiroさんに声をかけていただき、実践型対話スクール「DANRO」の存在を知りました。

ー事業での行き詰まりとは、どんなことを感じていたんですか?

友輝さん:華道や茶道の稽古やイベントを通して、来てくださった方々がイキイキと輝いてエネルギーに満ち溢れる状態になったり、人生が豊かになったと感じていただけたりするような状態を目指していたんですが、現状のままでは理想に対して届かないなというのを感じていたんです。

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例えば茶道では、基本的な所作やお手前の流れは伝えられるし、お客さまも身につけられる。でも、その中で「楽しいけど、楽しいで終わる」「学べるけど、学べるで終わる」そんな状態でした。その壁を壊して、一段上のステージに行きたいという想いでしたね。


確固たる自信と覚悟が生まれた瞬間


ー理想のビジョンを叶えるための学びがDANROだったんですね!では、DANROを受講して、受講前と変化を感じることはありますか?

友輝さん:たくさんあるんですが……一番は、自分がやりたいと思っていることに対して「確固たる自信と覚悟」を持てたことです。元々、受講する理由になったように関わる方がイキイキしてほしい、前向きになってほしいという気持ちを持っていたんですが、参加する前はあくまで「やりたい」だけだった。

その中で策を考えたりしていたつもりでしたが、「やりたい」という気持ちの中だけで動いていたんです。でも、受講後にそれが「絶対にできる」に変わりました。もっというと「自分がやるんだ!」という気持ちに変わったんです。

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ーすごいです!なにがきっかけで変化されたんでしょうか?

友輝さん:一番大きなきっかけが、最終回の手前の講義のセッションの中の出来事でした。他の受講生との対話を通じて、自信と覚悟が湧いてきた瞬間を、はっきり感じたんです。DANROは集団で学ぶ時間と、少人数の対話の時間があるんですが、とある方と2人での対話の時間でしたね。

今後やりたいことについての対話の中で「友輝さんならできるし、というかもうできてないですか?」と言われたことで、そのタイミングで自分を客観視できたんですよ。あ、僕は今もうできているし、これからもっとできていくんだという確固たる自信がそこでふと、生まれました。

ー自分一人では気づけなかったことも、「対話」を通して気づくことができるんですね。

友輝さん:そうなんです。一人だと客観視が難しくて、自分の気持ちにも気づけないんですよね。自信が生まれた瞬間を感じたのはそのときでしたが、そこに行き着くまでの講義の中で「やりたい」ことが「本気でやりたい」と気づけたことが繋がっていると思います。

受講前も、もちろん「やりたい」とは思っていたし、そう周囲にも話していました。でも、心の奥のどこかで、本当にやりたいのかという自信が持てていなかったんですよね。やりたいと言いつつも、本当にこれでいいのかな、という……“なんとなく”自信がなかった。でも講座を通して、本気でやりたいんだと気づき、その覚悟を持てました。そこからの、対話での気づきでしたね。

ー個人で仕事をされている、多くの人が共感しそうです。確固たる自信ってなかなか持てないですよね。その中で確固たる自信を持てた友輝さんには、内側からの熱いエネルギーを感じます!


DANROにはいい意味で裏切られた!

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ーDANROを受講してみての新たな発見はありましたか?

友輝さん:DANRO受講前に想像していた内容より、いい意味で「ふわっと」していましたね。言い換えるとスキルよりスタンスを学ぶといった感じです。受講前は、対話をする上で必要なスキルやノウハウを学ぶことがメインだと思っていたんですが、実際にはその部分ももちろんありつつ、それ以上に対話する上でのスタンス部分を大切にされていた印象です。

スキル部分は、スキルに落としたらこんなこともあるよね、という具体例にあるくらい。でもそれが、逆にすごくよかった。スキルやノウハウって、その「具体的な場面」でしか使えないことがあると思うんですが、その逆ですから。

スタンスがあってスキルがある。スキルは実践を通して後からついてくるんです。ここは、本当にいい意味で予想を裏切られたと感じています。


ーノウハウを学ぶスクールとは逆を行く!だからこその気づきがあるんですね。では、講師の佐藤草(さとうそう)さんの印象はいかがでしたか?

友輝さん:もう、悟りを開いている(笑)。そんな印象でした。なんでも受け止めてくれる雰囲気でしたね。とにかく発言がしやすかったです。

僕自身は元々発言するタイプですが、そうでない方も草さんが講師をしてくださる中では、伝えたいことがワーっと出てきていました。自分の悩みだったり、想いの内だったり、普段人前では言いにくいことも自然と発言できる雰囲気。

ーそうなんですね!どういう場面で感じたんでしょうか?

友輝さん:特別、「じゃあ今から悩みを言いましょう」という時間はないですが、フリートークの中で「一つの問い」に答える場面があって、そんなときですね。

前向きな明るい話がある一方、行き詰まっていることや、まだ理解しきれていないことに対する意見というのももちろん出てくるじゃないですか。それが、誰でもすごく話しやすい雰囲気でした。草さんは、本当になんでも包み込んでくれるような不思議な空気感を持った方ですね。


「実践型」の対話スクールって?

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ーありがとうございます。では、最終講義直後、今はどんな気持ちを感じていらっしゃいますか?

友輝さん:率直な気持ちは「とにかく面白かった!」これにつきますね。でもただ「面白かった」では終わっていません。今は約2ヶ月間の講義を終えて、エネルギーに満ち溢れている状態です。

ーエネルギーをとても感じます!DANROの受講を迷われている方がいたら、なんと伝えたいですか?

友輝さん:DANROはなんとなく良さそうなのはわかるけど、結局、受けた結果何になるの?というハードルを感じられる方もいるかもしれません。「対話」のスタンスを学ぶことは、一見やっぱりふわっとしているように感じると思います。

でも、スタンスを学ぶというふわっとしていることこそ、ものすごく実践的。僕はそう感じています。前に話した内容にも繋がるんですが、「こうなったらこう」「Aの場面でBを使う」ではないから、応用がしていけるんですよ。

対話ってスキルがあるから自信が生まれるものではないと知りました。これは今後、仕事であったり、プライベートであったり、今後一生使えるもの。それから、僕はこう感じましたが、そうじゃない人もいると思う。

ふわっとしてるからこそ、受け止め方や捉え方も人それぞれ違うんですよ。それがすごくいい。具体的なスキルを学びたいのであれば他の場所の方がいいかもしれないです。一方で自分の未来に対して、漠然とした不安を抱いている方にはぜひおすすめしたいですね。

ーふわっとしているからこそ、その時の自分にとって必要なものが入ってくる。そんなイメージなんですね。

友輝さん:そうです!それから、頭で考えるより前に、まずは説明会に行ってみて!と伝えたいですね(笑)。細かい説明を受けられることはもちろんですが、それよりも圧倒的に面白いワークが待っているはず!

僕はそのワークを受けた時点で「入ろう!」と決めました。ふと立ち止まって考え直すきっかけになると思います。それだけでも学びになるし、面白い!


自分の未開の地、その先に何がある?

ー講義を終えての感想も「面白い」と仰っていましたね!DANROのどんな点が面白いと感じましたか?

友輝さん:説明会もそうでしたが、受講中はもちろん感じていた思いは「面白い!」でしたね。楽しいとは違う、面白さ。自分の中にあるジャングルに入っていくような、そんな感覚でワクワクしていました。

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自分の中にあるはずの場所なのに、まだ未開の地がある。そんな場所を切り開いていくと、奥にオアシスがあったり不思議な生き物がいたり、人それぞれ違うと思いますが新たな自分が見つかっていたはずです。

「対話」と言っても対誰かだけではなく、自分との対話もじっくりとしていくのが、DANRO。何かをやりたいけど、ほんとにやれるのかわからない、覚悟を決めきれていない。そんな人におすすめです!

―説明会に参加するだけでも、自分の中の何かに気づくきっかけとなりそうですね……!友輝さん、ありがとうございました。



岡本友輝さんについて

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茶道細川御流・華道細川未生流の次期十代目家元。「茶道や生け花で人生を豊かに」をミッションに京都・大阪・東京で稽古教室やイベントを主催している。月一営業の「抹茶Bar Chanomade」や茶道を通した瞑想サービスMediTEAtionなどの企画も行う。


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▼ 対話スクールDANRO 創業者の想いはこちらhttps://note.com/danro_dialog/n/n4bca9c1cae0f


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インタビュアー・記事/山中麻衣
フリーライター・西洋占星術師として活動中。企業様から個人事業主様まで「言葉と文章の魔法」を必要としている人のお手伝いをしています。私が書く文章でひとりでも多くの人が元気になったり、背中を押されたり、ほっとしたり。そんな気持ちを感じていただけたらと思い日々文章を綴ります。
公式Instagramは<こちら>







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