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「エアコン×コタツ」ダブル使いしてませんか?冬にやりがちな寒さ対策、実は節電チャンスかもしれません【断熱先生のダンネツノートvol.19】

12月に入り、寒さが本格化してきました。寒くなると出かけるのもおっくうになったり、布団から出るのがつらくなったり、「思わずあるある」なことって増えますよね。今年は夏以上に節電が呼びかけられる冬となりそうですが、「冬のお家あるある」は、実は節電&省エネのチャンスかもしれません。詳しく紹介していきましょう。

みなさんが「断熱」についてどう感じているか、調べてみました!

昼でもどんよりした空、最高気温は10度にもならず、外に出ると冷たい風が吹きつける……。このところ一気に寒くなり、まさに冬本番となりました。地域によっては雪が積もっているところもあるようです。ダウンジャケットに手袋、マフラー、雪用の靴など、さまざまな冬支度がありますよね。

ところで、みなさんのお宅ではどのような冬支度をしていますか? 厚手の布団と毛布、ストーブにホットカーペット、こたつ、ガスストーブ、ひざかけ電気毛布、あたたかい冬スリッパ、靴下の重ね履きなどなど、いろいろな「寒さ対策」をしていることでしょう。

実は先日、LIXILでは全国都道府県の20代~50代、4,700人(各都道府県男女50名ずつ)を対象に、住まいの断熱に関する意識調査を行いました。


「省エネ」や「節電」が大切と言われているけど・・・実は多い“暖房機器の2台づかい”

調査の中で冬(主に11月~2月)に「自宅で寒いときにとっている行動」を聞いたのですが、その結果がこちらです。

一番多かったのは、1位は「フローリングの上ではスリッパを履くようにしている(35.2%)」でした。インテリアショップに行くと、冬用のふかふかであたたかいスリッパが売られているのをよく見かけますよね。

ついで2位は、「エアコンとストーブ、こたつとストーブなど複数の暖房を同時に使用する(33%)」、3番目が「ひざ掛けを頻繁に使っている(20.9%)」があげられていました。ほかにも、靴下の重ね履きなどもランクインしていました。

今年は節電のために、東京都庁ではタートルネックの着用が推進されているとか。こうしてみると寒さ対策は、「首」と「手首」「足首」、特に足元対策している人が多いようです。確かに、冷えは足元から来ますよね……。

個人的に、注目しているのが2位の“暖房機器の2台づかい”です。「エアコンとこたつ」「エアコンとストーブ」「エアコンと床暖房」など、ご家庭によってさまざまな暖房機器を組み合わせているようです。

これだけ暖房するということは、家そのものの断熱性能が今ひとつ……という可能性が高いんです。前にもご紹介しましたが、日本の住まいの断熱性能は中〜低、無断熱の住まいがほとんど。つまり、断熱リフォームして「家そのもの」の省エネ性能を向上させれば、暖房機器の使用量も減り、節電・節ガスにもなってオトク、というわけなんです!


あなたのお家はどうですか?多くの人が「トイレ」や「お風呂」で寒さを感じています

では、自宅で寒い場所はどこなのか?ということをテーマに調べた結果がコチラです。

1位がトイレ、次いで2位が浴室、3位が洗面所と水まわりが続きます。先ほど、暖房機器の2台づかいが出てきましたが、主に温めているのはリビングなどの生活スペースですよね。温度差があるとヒートショックなどの健康リスクもありますし、せっかく温めた部屋にも冷たい空気が入ってきてしまう・・・なんてことにも繋がってしまいます。

そこで大切になるのが、家全体の断熱&気密性を高めることです。リフォームは、単に外壁や床、屋根など、熱の出入りがある場所をしっかりと「断熱」するだけでなく、あたためた空気が出ていかないようにする「気密性」を高めることも大切です。暖房であたためた空気を逃さずにすみますし、朝から晩まで快適な室温をキープしてくれるようになります。

今年は電気代がびっくりするほどあがっていますし、先程も紹介したように節電要請がなされています。節電や節ガスができれば、家計にもうれしいことでしょう。もちろん、CO₂排出量の削減に貢献できて、環境負荷の低減にもつながります。


家の中が寒いとわかっているけど・・・「断熱」リフォームに踏み切れていない人がほとんど

住まいの断熱リフォームについて、したことがある、もしくは検討したことがあるとお答えいただいた人は、あわせても10%程度とごく少数でした。住まいのなかにいて寒さを感じる人は約80%もいらっしゃるのに、なかなか「リフォーム」という選択には踏み切れないというのも現状なんです。

「寒さは我慢すればいい」「たくさん着れば大丈夫」という声もよく聞きますが、実際には住まいの寒さはヒートショックを引き起こす危険性があります。

住まいの断熱性能を高めることは、「あたたかくて快適」「健康に暮らせる」「脱炭素化に貢献」「家計の面でも光熱費削減に貢献」などいいことづくしですので、この機会にたくさんの人が興味関心を持ってくれたらなと思っています。

詳しい調査結果は、こちらで発表していますので、興味を持っていただけたらぜひ見ていただけたら嬉しいです。


これからも一人でも多くの人に「住まいと断熱」について知ってもらえるよう、積極的に情報発信をしたいと思います。もし良かったら次回の記事や前回の記事も読んでもらえたら大変嬉しいです。

次回は「大切な家を、断熱リノベでこれから住み継げる家に。住まいのビフォーアフターを見せてもらいました。」についてお届けする予定です。もし良かったらフォローしてお待ちいただけたら嬉しいです!

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