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8月2日は「空き家ゼロにの日」空き家×リノベで自分らしさと快適さの両方を実現【断熱先生のダンネツノートvol.5】

みなさん、こんにちは。本日、8月2日は「空き家ゼロにの日」というのをご存知でしょうか。「0802」の語呂合わせで「空き家ゼロに」と読むことから、2018年に認定されました。

というわけで、今回のダンネツノートのテーマは“空き家とリノベーション”です!自分らしい住まいと快適さを両立する試みについてご紹介していきます。

郊外や地方だけでなく都市部にも!?日本各地で空き家が急増中

暑さも本番、待ちに待った夏休みがやってきました。夏休みと言えば、ふるさとに帰省したり、遊びに行ったりという思い出も多いのではないでしょうか。

でも旅先や実家の周辺など、ふとした風景を見ていて、みなさん、気になったことはありませんか? そう、空き家の存在です。地方や都市郊外、そして都市部でも、「この家、誰も住んでいる気配がないな……」「シャッターが降りっぱなしだな……」、そんなお家を見かけるようになりましたよね。

こんな空き家を見かけたこと、ありませんか?

総務省統計局の調査でもそれは明らかで、この30年で日本の空き家や394万戸から846万戸と2倍以上にも増えています。住まいのうち、空き家が占める割合を示す「空き家率」は、過去最高の13.6%(2018年度発表)にもなっているんです。
よくメディアなどで、「7軒に1軒は空き家!」と言われますが、それはこの調査をもとにしています。

◆日本では空き家が増えている

出展「国土交通省我が国の住宅ストックをめぐる状況について」より作成

住まいに限らず、建物は手入れせずに放置すると急速に老朽化が進み、場合によっては倒壊してしまいます。ほかにも害獣の寝床になったり、不審火が発生したりと、治安や景観面での悪化が心配されています。しかも2030年までに3軒に1軒は空き家になるという予測もあるほど。

高齢となった親が暮らす家、祖父母の思い出の家、遊びにいった親戚の家、「将来どうなるのかな……」なんて、誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。


中古物件の選択肢が増加、ストックを活用して自分らしく暮らす

ただ、空き家の増加は必ずしも「悩みのタネ」というわけではありません。住まいを買う側からすれば、「物件数が多数あり、選択肢が豊富。しかもコストも安い!」という考え方もできます。
(もちろん、老朽化している可能性もあるのでちゃんとチェックは必須です!)

テレワークが普及した今、郊外の中古物件を購入、リノベーションして暮らすという人も急増しています。週3〜4日は自宅で仕事をし、週1日〜2日程度出勤するというライフスタイルです。

そのため、ある程度、敷地と建物の広さに余裕があり、なおかつ都心部まで1時間〜2時間で通勤できる郊外では、「いい空き家はありませんか?」「味のある古民家はありませんか?」という問い合わせが相次いでいて、なんと空き家が不足していることもあるそうです。

一般に中古住宅のメリットとしては、

  1. 新築に比べて割安である

  2. 駅近や日当たり、学区、周辺環境など、立地重視で探せる、

  3. 実物を確認できる、

  4. リフォームで自分たち好みの内装にできる、

  5. 現代の建物にない余裕や遊び心がある

という点があります。

今風にいうと、「中古住宅はコスパ最高!」ということでしょうか。特にいま、家づくりをする人はSNSなどでの情報発信、情報収集がとっても得意な人が多いです。私も住まいStudioで教わることが沢山あります!

中古住宅特有の「古さ」を「味わい」ととらえ、DIYで自分らしくアップデートして暮らすのが楽しいようです。余談ですが、LIXILのタイル商品も「映え」としてリノベでたくさん採用されていたりもします。

<中古物件をリノベーションした事例>

https://www.ii-ie2.net/contest/contest2017/reform_special.html
https://www.ii-ie2.net/contest/contest2019/reform_special.html



断熱性も新築並みかそれ以上の性能に

もちろん、「中古物件は見えないところが不安」、「インテリアはプロにまかせたい』という人もいることでしょう。そうした需要にこたえるため、インスペクション(住宅診断、不動産調査)をする会社が増えていたり、中古住宅を買い取ってリフォームして販売する会社(不動産の買取再販)も急増しています。

こうした診断済み、リノベーション済み住宅であれば、新築住宅のように内装が完成されていることが多く、新築物件のように、「安心して、おしゃれな住まいで暮らせる」のは魅力ですよね。

ただ、いくら見た目がおしゃれであっても、妥協しないでほしいのが、住まいの基本性能である、「断熱性」と「耐震性」です。
残念ながら日本の家のおよそ90%が、現行の省エネ基準を満たしていません。「見た目は今風できれいになったけど、住んでみたら冬が寒すぎてリフォームの相談に」という方も少なからずいらっしゃいます。
中古だから「断熱性はイマイチでも仕方ないか……」なんて諦めないでください。

たとえばLIXILの「まるごと断熱リフォーム」であれば、現在の一般的な新築住宅と同等の高い断熱性能(※)にすることが可能になっています。
※ HEAT20 G2グレード基準

一棟まるごと断熱改修する「まるごと断熱リフォーム

これにより、部屋ごとの寒暖差がなくなり、足元から暖かく、一年中快適に過ごせます。住まい全体を断熱することで、「暑すぎる屋根裏」や「寒すぎる階段下」など、これまでデッドスペースになりがちだった空間も活用の幅が広がります。

また、耐震性も同様です。LIXILのカンタン耐震リフォーム工法「アラテクト」は、いまある天井、床、壁を壊さずに補強できる商品で、仮住まいも必要なく、短期間で耐震改修可能です。
特殊クレーン用ケーブルにも使用される高強力繊維「アラミド繊維」で耐震を実現しています。中古住宅であっても、リフォームで耐震性を上げることができます。



住まいは家族の思い出と切り離せません。自分たちらしく、快適で安全なわが家で、夏の思い出をたくさん作ってくださいね。

次回は、いよいよ夏本番ということで、自宅の「熱中症」対策についてお届けする予定です。更新は8月9日(火)16時を予定しています。もし良かったらフォローしてお待ちいただけたら嬉しいです!

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