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配偶者をなんと呼ぶか問題

\浜松ジェンダーラボ/⑪

浜松男女共同参画推進協会 理事 近藤佳美
[浜松百撰コラム] 2022年11月号掲載 (出所)浜松百撰

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夫、妻、主人、家内、旦那、嫁…。
配偶者の呼び方はいろいろ。

あいホールでも配偶者の呼び方の投票をした

文化庁の23年前(平成11年)の調査では、配偶者を女性の約75%が「主人」、男性の半数が「家内」と呼んでいた。当時は共働きと専業主婦の家庭が半々くらい。主人、家内がしっくりくる時代だったよう。

そして今、一番多いのは「妻」と「夫」。
「主人」や「旦那」は言葉に上下関係を内包するため、今の夫婦対等の時代にはしっくりこない。働く女性も増え、家の中で暮らす人の「家内」も違う。「嫁」は本来、息子の妻を呼ぶ表現。それでフラットとされる表現の「妻」「夫」が選ばれている。

悩ましいのが他人の配偶者の呼び方。
他人の男性配偶者は今でも「旦那さん」「ご主人」が多数派。しっくりくる丁寧な表現がないと仕方なく選択する人も少なくない。最近は、ジェンダーニュートラルな「パートナー」「お連れ合い」を推奨する動きも。

さて、あなたは配偶者をなんと呼びますか。

NPO法人浜松男女共同参画推進協会
浜松市を拠点に男女共同参画、ジェンダー平等、女性活躍推進などの課題に取り組んでいます。浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター(あいホール)の管理運営を担っています。
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