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スカートの下のジャージ

\浜松ジェンダーラボ/④

浜松男女共同参画推進協会 理事 近藤佳美
[浜松百撰コラム] 2022年4月号掲載 (出所)浜松百撰

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浜松に住み始めて気になっているのが、制服のスカートの下にジャージを履く女子学生たち。

彼女たちを見かけると、タレントのSHELLYさんの話を思い出す。
SHELLYさんは学生時代にスカートが大嫌いで、制服のスカートの下にジャージを履いて登校していたそう。男女が明確に区別される制服に「こういう小さなことから男の子と女の子は求められていることが違うんだよ、ということを刷り込んでいる」と語った。

大好評だったSHELLYトークセッション

明治・大正時代に誕生した学生服は、男子は富国強兵のため強くたくましく、女子は良妻賢母として家庭を支えるという男女それぞれの理想像を象徴したものだった。男子は軍服を模した詰め襟、女子は体操服だったセーラー服が学生服として全国に広がった。

それから100年後、多様な性に配慮したジェンダーレス制服が登場してきた。「制服って何のためにあるの?」と誰もが自分らしい服を選べる社会がすぐそこにきている。

NPO法人浜松男女共同参画推進協会
浜松市を拠点に男女共同参画、ジェンダー平等、女性活躍推進などの課題に取り組んでいます。浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター(あいホール)の管理運営を担っています。
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