見出し画像

トレーナーで生きていく ・ 独立編 vol.40

第40話「リョウの出張トレーニング③」

第一話はこちら

ユウタ「あの、ちなみに期間契約のお客様もリスティング広告で募集したんですか?」

リョウ「いや違う。せやけどスタートは今のユウタくんと同じや。短期コースを販売してお客様の数を増やす。まずは予約表パンパンにすんねん。リスティング広告で募集してな。」

ユウタ「。。」

リョウ「パーソナルを1日5本ペースで月に25日やれるようになったら、月収は180万超えるやろ?」

ユウタ「えっ、超えませんよ!!そんなトレーナーいませんって。」

リョウ「そうや、ジムやスタジオで雇われとるトレーナーにはおらん。個人オーナーのトレーナーか1部の出張トレーナーの話や。」

ユウタ「。。。」

リョウ「まぁ、とにかく、そのくらい働くようになると、実力も自信も資金もできる。今度は効率を考えるようになるんや。」

リョウ「自分の成長と収入を長期的に考えたら、ずっと同じことをしとるわけにはいかん。誰でもいずれは歳とるからな。」

ユウタ「は、はぁ。。どうするんですか?」

リョウ「破壊と構築をするんや。」

ユウタ「。。。?」

リョウ「まず自分のお客様から離れる必要がある。これが破壊。」

ユウタ「。。。」

リョウ「1番大変や。辛いで。。せやけどコレができんと前に進めん。」

ユウタ「はい。。大変そうですね。。どうやって離れるんですか?」

リョウ「離れる言うても、離さへん。」

ユウタ「はい??」

リョウ「レッスンはやらんけど、なるべくオレのお客様でい続けてくれるようにするんや。」

ユウタ「ええ、それはいくらナンでも。。」

リョウ「無理やない。無理やないしソレが最後の責任や。」

ユウタ「。。具体的には何をするんですか?」

リョウ「3つやる事がある。」

ユウタ「。。」

リョウ「1つ目はネットで自分の活動を明確に発信しておく。継続的にな。」

リョウ「2つ目は自分の後継者育成。」

リョウ「3つ目は店を作る。」

ユウタ「??はい。なんだかわからないので説明お願いします。」

リョウ「簡単に言うとお客様の引き継ぎや。愛するお客様をトレーニング難民にしたらあかん。最後まで自分が出来ることを提供するんや。」

ユウタ「なるほど。。」

リョウ「1つずつ説明するとな。」

ユウタ「はい。」

リョウ「1つ目の『ネットで自分の活動を明確に発信しておく。』これをやっとればお客様はいつでもオレに会いに来てくれる。ネットの中でな。」

ユウタ「。。」

リョウ「例えばお客様が転勤で遠方に行かれたとしてもオレの活動をいつでも見られるようにしておいたら、どこでもオレの活動見てもらえるやろ。会員制なんか作っとけばお客様にもわかりやすい。SNSで簡単にできるやろ。」

ユウタ「はぁ。。」

リョウ「そうする事でオレとの繋がりは失われん。今後オレがやる活動に少しでも力になってもらえるかもしれん。コースが終わったから言うて蔑ろにしたら絶対あかん。重要な事や。」

ユウタ「。。うーん、ナンか面倒くさいですね。。終わった人まで覚えてられないですよ。。」

リョウ「あかん。お客様を全員覚えてられんからこそ、コース終わった後のサポート体制は作っとかなあかんねん。ネットでもいいからな。コース後のサポート体制があるからこそご新規だって増えるねん。信用されてな。」

ユウタ「。。。」

リョウ「あとな。。」

ユウタ「はい?」

リョウ「ヤラシイ話になるけど、ここが一番収入になるんやで。自動化できるから手もそんなかからん。やらん理由はないんや。」

ユウタ「え、え、!?」

リョウ「その話は長くなるから今度する。」

ユウタ「。。」

リョウ「2つ目の『後継者の育成。』はオレのお客様を引き継いで担当してくれる人材の育成や。ここはオレの場合一般社団法人を設立して養成講座作った。これもマニュアル化しとる。今でもオレの後継者は育ち続けとんねん。」

ユウタ「と、取りこぼさないですね。。」

リョウ「3つ目の『店を作る』で完成や。自分のお客様のトレーニング場所。育成したトレーナーの活動場所。養成講座の講座スペース。規模が大きくなるに従って新規オープンする。新規オープンしたお客様の募集は今までのリスティング広告のノウハウが丸ごと使える。」

ユウタ「なるほど。。」

リョウ「コレらのノウハウは全て外部にもコンサルティングできる。パーソナルジム作りたい言う人の助けになるんや。」

ユウタ「お、お金かかるんすよね。。コンサル?」

リョウ「。。。まぁな。」

リョウ「それと同時進行でオレ個人の年間契約クライアントを募集する。オレの場合は年間で5人しかやらんようにしとる。」

ユウタ「5人すか?!ま、それでもそれだけで年収は1500万円か。。」

リョウ「収入だけ言ったら正直、レッスンが1番効率悪いんや。」

ユウタ「えっ、嘘でしょ!?ならなんでやるんですか?」

リョウ「トレーナーがレッスンやらんなったら終わりや。説得力ない。何よりオレはトレーナーの仕事が誰よりも好きなんや。」

ユウタ「ああ、ソレはわかります。。」

リョウ「それになパーソナルのレッスン収入は安定感があるんや。伝染病が流行ろうが、震災がおころうが一定の収入は見込める。」

ユウタ「そうですか??」

リョウ「人は非常事態にこそメンターが必要なんや。」

ユウタ「いや、でも、、非常事態だから財布の紐も固くなるんじゃないですか?」

リョウ「ならん。ならん人にしかオレの年間契約は勧めとらん。」

ユウタ「え、ならないって何でわかるんですか?」

リョウ「単純に収入や資産からでわかるやろ。」

ユウタ「んーーーー。。。??でもお客様が破産とかするかもしれないし。。」

リョウ「させへん、そうならん為にオレをメンターとして雇っとるねん。」

ユウタ「んーーーー。。」

リョウ「オレはそんくらいの自信と影響力があるから選ばれるんや。ジムのパーソナルも辞められんトレーナーは選ばれんよ。」

ユウタ「た、確かに。。」

リョウ「ああ、喉渇いたな。時間もあるしサービスエリアでも寄ろか。」

車内の話はつづく。

つづく・41話へ

健康業界での集客方法やステップアップのノウハウをFBグループにまとめてあります。ユニットに分けて公開しているので、順番通りに読んでもらえれば再現性も高い内容になっています。完全無料です。是非お役立てください。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?