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【レビュー・要約】ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

1.背景

成長するスタートアップ、成長しないスタートアップの違いを学術書から紐解きたいと考えたため

2. サマリー

2-1.独占企業(=アマゾン・Googleのような市場にて圧倒的シェアを占める企業)の特徴

①プロプライエタリ・テクノロジー(固有で真似出来ない技術)の所有、②ネットワーク効果、③規模の経済、④ブランディング、計4点を所有しているか否かにより決まる。

プロプライエタリ・テクノロジー
製品やサービスの優位性は、業界の二番手より10倍優れていると評価できるレベルであり、自社の製品やサービスが模倣されることがないテクノロジー。

ネットワーク効果
同じプラットフォームやサービスを利用するユーザが増加することによって、それ自体の効用や価値が高まる効果のこと。留意点はネットワークがまだ小規模な時の初期ユーザーにとって価値あるものでない限り、効果は拡がらないこと。代表的な例はFacebook。

規模の経済
生産量の増大に伴い、原材料や労働力に必要なコストが減少する結果、収益率が向上すること。スケールメリットを活かした企業活動を指す。大手企業の事例は多数あるため中小企業に与える影響を添付。

ブランディング

ある商品を別の(類似した)商品から区別するための一連の要素。商品のデザインやシンボルマーク、商標、名称、キャッチフレーズ、記号など、様々な要素が組み合わさってブランドを形作る。「ブランド」を消費者に認知させ、市場における自社(商品)のポジションを明確化するのが「ブランディング」という活動。

2-2. 成長するスタートアップの特徴
インテリジェント・デザイン(=人間の考えうる最良の方法による変異選択の繰り返しにより生まれた最適なデザイン)があるか否か。代表的な事例ではApple。

3. Appendix

インテリジェント・デザインという言葉は昨今聞かないためUI/UXと定義。
UI/UXの本質、事例を博報堂DYメディアパートナーズの記事、メルカリの事例をまとめる。




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