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さっぽろ雪まつりで出会った、野生の市民ボランティアおばあちゃん

皆さん。
始まりましたよ。
ついに始まりました!

さっぽろ雪まつり2024!!

コロナ禍以来、4年ぶりの全面開催となった今年の雪まつり。
道外や海外の観光客も多く、非常に盛りあがっております!

4丁目会場、ゴールデンカムイ大雪像。
圧倒的存在感。
7丁目会場、らきすた。
ナイスチョイス。
8丁目会場、旧札幌停車場。
プロジェクションマッピングは一見の価値あり。
11丁目会場、制作中の国際部門。
このエリアだけクオリティがレベチすぎる。

雪像作成ボランティアに引き続き、会場巡回ボランティアにも応募していた私。
「市民ボランティア」のゼッケンをつけて練り歩いてきたので、早速レポします!

仕事内容

巡回ボランティアの大きな仕事内容は3つ。

  1. ゴミ拾い
    これがメイン業務。

  2. パンフレット配り
    大量のパンフレットを道行く人に配り歩く。
    お客さんの質問対応も。

  3. 写真撮影
    記念撮影を撮りたそうなお客さんに声をかけ、お客さんのスマホ等で撮影してあげる。

今回はかなり自主性に任されているところが大きく、ゴミ拾いだけしてもいいし、パンフレット配りだけしてもいいという緩いボランティア。

特に3は自分からグイグイ行く必要があるので、モチベがある人がやるという感じだ。

やってくれるだけありがたいので、細かいところは好きにやっちゃって、みたいな感じ。

意外と楽しく見て回れる

さっぽろ雪まつりを隅々までみたいなら、この巡回ボランティアはとてもオススメ。
なにせゴミ袋片手に会場をゆっくり練り歩くだけなので、何周でも雪像観覧できる。

プロジェクションマッピングが見たいと言えばお客さんの後ろでしっかり見れるし、写真も撮ったりできる。

※基本的に3~4人のグループ単位で巡回するので、一緒に参加する人の動き方にもよります。

更に、一緒に参加した人とおしゃべりしながら回れるので、交友もできてとても楽しいボランティアです。

体力は必要

休憩をしっかり取るとはいえ、やはり寒空の下を何時間も歩き続けるのはキツいもの。
終わったあとは足がパンパンになります。

甘いお菓子や暖かい飲み物で自分を癒しましょう。

染みる。
でも1人で1杯は多いのが甘酒。

野生のボランティアおばあちゃん

さっぽろ雪まつりの会場は、東西に長く伸びる大通り公園。
基本的に、練り歩きながら雪像等を見て回るというスタイルのイベントなので、会場内の地面は毎日何千人という来場者の足で踏み固められていく。

結果として圧縮された雪道は、氷のように固くなり、かつ摩擦で磨かれて氷より滑る危険な代物に。
初日は、会場内の至る所ですっ転んでるお客さんを見かけた。

会場内を巡回していると、異様に滑るゾーンを発見。
3人に1人が転びかけ手立ち直し、10人に1人はしっかり転ぶほどの滑りようだった。

さすがにこれは危ないと思い、運営本部に一報入れたあとその場所に立ちはだかり、
「ここすごい滑りマース! 気を付けて下サーイ!」
と叫ぶ私。
本当に滑るの。
スケートリンクより滑る。小中の体育でスケートが義務教育の十勝民が言うから間違いない。

それでも平気で突っ込んでくる人は一定数いて、案の定すっ転ぶ。
だから滑ると言うとるやないか。

そうして5分くらい叫んでいると、ようやく警備スタッフの方が滑り止めの砂を撒きに来てくれる。

お客さんの足に砂をかける訳にも行かないので、引き続き誘導を続けていると、杖を着いたおばあちゃんが話しかけてきた。

「大変だねぇ、みんな言う事聞かないねぇ」
「いやぁ、そうですねェ」
※うろ覚え

するとおばあちゃんは、そのまま交通整理に協力してくれる。

「砂撒いてまーす! ご協力お願いしまーす!」
「はい脇によって歩いてねぇ〜」

叫ぶ私とおばあちゃん。
必死に砂を撒くおじちゃん。
脇を歩いていく観光客。

その杖を横に広げ、身を呈して通行止めをしてくれるおばあちゃんの姿は、最前列で敵を食い止めるタンク職か、もしくはベテランの交通誘導員のようであった。

やがて砂撒きが終わり、警備員のおじちゃんと2人でおばあちゃんにペコペコ感謝する。

「いいのいいの! 私もこれで市民ボランティアってね。続きも頑張ってね!」

おばあちゃん。
素敵だ。

今後の日程

そんなさっぽろ雪まつり、2/11(日)まで毎日開催中です!
公園なので朝何時でも雪像を見ることが出でき、ライトアップも22時までやっております。

見応えのある作品ばかりなので、是非会期中にご来場下さい!
(私はただのボランティアです)

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