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母のおしゃべりレベルが半端ない〜72歳初マック

待ちに待った三連休。
実家に帰省してきました。
だって楽しいんだもの。
田舎で山も川もあって、庭でも遊べるし。
高田純次みたいなおもしろい父と、働きマンの真面目な母がいます。

母は服飾の学校を出て縫製工場にずっと勤めていたこともあってか、手持ちの服もアクセサリーも多く、おしゃれも好きで、お洋服大好きなTHEマダムです。
ピアスも我が家で1番先に開けて、耳元のおしゃれも満喫。
髪は白髪を黒くしたり茶色くしたり金髪にしたり、退職後も楽しそうに過ごしています。

今回はそんな母と子どもたちと一緒に汽車でお出かけです。
街に出て、みんなで散策。
お昼はこどもたちの希望でマックへ。

母72歳、人生初のマクドナルドです。

入る前にスマホでメニューを見せるも、
「どれが食べやすいんか分からん」
「薄いやつがいい」
そんなことを言うので、チーズバーガーをおすすめしました。

みんなの分を注文して、2階席へ。
お客さんがたくさんでテーブルが空いていなかったため4人横並びでカウンターへ。
お姉さんがトレーを持ってきてくれて、みんなで仕分けし、頂きます。
歩き疲れた体にファンタメロンが染みるわ。
ハンバーガーにはコーラかファンタメロンが1番!(異論は認めます)

4人とも初めて入る店舗です。
トイレどこかな?ゴミ箱どこかな?とさながら迷子。
母もなんだか少し饒舌。ちょっとはしゃいでいるのが伝わってきました。
なんたって、母にとっての人生初めてのマックです。
メニューもほとんど分からなけりゃ、ゴミを自分たちで捨てて帰ることも知りません。
帰り際、母がこどもたちとゴミ箱の前でああでもないこうでもないと喋りながら片づけていると、そこに現れたマックのお姉さん。
トレーをそのまま預かってくれました。優しいね。

母「あら!ありがとうございます〜!😄」
「ごちそうさまでした、美味しかったです😄」
「アイスコーヒーがとっても美味しかった~!😄」

お姉さんにマックの感想を伝える母。
正直少し恥ずかしかった…😌田舎のおばあちゃん感丸だしやん!と昔なら言ってしまっていたかもしれません。
うちの母、よくこういうことするんです。
までも接客してる側からしたら、ありがたいお客さんだよね。
お客様にそんなこと言われると、嬉しくなっちゃうもんね。

私もこどもたちもつられて「美味しかったー」「ありがとうございましたー」。
あんなにマックで感想を伝えながら帰ったことないです。

するとお姉さんもにこにこで対応してくれて、
「こちらよかったら…」と、ポケットからコーヒー無料券と、こどもたちにポテトの割引券を出してくれました。
え、こんなに気軽に無料券くれるんだ!マックすごい!と心の中で感動しました。
今まで店内の店員さんからもらったことなんか一度もなかったよ。
これも母のコミュニケーション能力の賜物。
お店を出てからも
「だってほんとにコーヒー美味しかったんよ!」
「お母さんびっくりしたもん!」
と終始感動していました。
初マック、好感触だったようです。
建物もきれいだったし、店員さんもみんなテキパキされてたし、よかったよね。
ありがとうお姉さん。ありがとう母。
あとおカードで金だけ出してくれた父もありがとう。


私も店員さんにはお礼を言う派です。コンビニでもバスでもどこでも言う。
が、母を見てると私なんて全然大人しい方だわと思いました。さすが母。
やっぱり母がずっと店員さんとお話してたから私も自然とできてるし、こどもたちにも少しずつ培われていってるんだろーなと思いました。
いいお客さんになれるのが1番だよね。


これだけで読むと優しい母のようですが、般若のように怒り狂った過去も多々。
鬼の形相で広辞苑を出されたときは「やばいやられる!」と思ったものです。
また猪が畑や花を掘った跡を見つけると「出てきたら猪鍋にしちゃる!」と怒り出します。こわ。
母の強強エピソードはいつかまた。

今回の帰省は特に目的もなく、ただ私が日々に疲れたから帰りました。
おうちにしゃべれる大人がいるっていいなぁ。心底思います。

庭で野球したりフリスビーしたり、座敷で卓球したり、風船バレーしたり、川原で投げたり拾ったり跳んだり跳ねたり、たくさん遊びました。
子どもたちも充電になったかな。
また明日から頑張れたらいいな。


ここまで読んでいただいてありがとうございます。今日も良い日でありますよーに。