3年で2回転職してみて気づいたこと
今更ですがあけましておめでとうございます!
ステイホームのまま気づいたら年明けてました。2020年はベトナムから戻ってきたり2度目の転職をしたりなかなか変化が大きい年となりました。
前回からかなり間が空いてしまったのですが今年最初のnoteを書いていきたいと思います。
今回は、転職について。です。
今まではベトナムのいいな、と思うことを書いてきましたがベトナムから離れている期間が長くなりネタがなくなってきたので(笑)、たまには自分のことについても書いていきたいと思います。
私は今、社会人4年目を終えようとしています。2021年4月からは5年目です。
これまでに2回の転職を経験しました。この短期間に2回も、と思う方もいるかもしれませんが私なりのよかったこと悪かったことを忘れないうちに書き留めたいと思います。
最初の転職のきっかけ
まず、新卒で入ったのは都内のITの会社でした。いわゆるユーザー系Sierと呼ばれる親会社のシステムを保守運用しているような会社です。
そもそも私は文系の人間なので、当時はなぜITを選んだのかをよく聞かれました。表向きはITで社会課題を解決したいみたいなざっくりしたことを話していましたが、正直なところはIT業界が人材不足で内定をくれるところがITに多かったからだと思っています(笑)
そんな不純な理由で入社しSEとして働いていたわけですが、意外と自分で何かを設計して作る(プログラムする)のは自分に向いていた気がします。お客さんもユーザー系というだけあって(元は同じ会社)納期もある程度融通がききました。幸いなことに上司にも恵まれ、嫌味を言うような人やお局にもあたりませんでした。待遇もそこそこよくて、最初は特に不満を感じていませんでした。
しかし、2年目が終わろうとしていた頃に直属の上司が産休、もうひとりが退職となり完全に一人で複数のシステムを見ることになり人手が不足し、残業が今までの倍以上になりました。他にもチームメンバーはいましたが、あくまでその人達には別のメインの仕事があり、そのシステムに理解があるわけではないのでプレッシャーが一気にのしかかってきました。
上司にも相談しましたがその後なかなか抜けた後の後任は見つからず、パートナーさんや派遣の方に引き継ぎますが父より年上の方が来たり(笑)、契約がすぐに終わり、なかなか苦戦を強いられました。。そんな中で、私もだんだん鬱っぽくなり状況を打開する方法を考えていました。
ふと浮かんだベトナム行きの選択肢
そんな中で「ベトナムに行きたい」という想いが強くなっていきました。
元々学生時代ベトナムに魅せられ毎年行っていたのもあり、一時期はベトナムに語学留学も考えていたときもあります。いつかベトナムで生活してみたいという想いは持ち続けていましたが実現するタイミングを失っていました。ちょうど今の仕事も辞めることを考えていたので、逃げ道となったのかもしれませんが20代の若いうちにしか経験できないことをやろう!とその時決めて転職活動を始めました。
新卒でそこそこ待遇がいい会社だったので親には特に心配されましたが、何かあっても自分の人生、自己責任と思い、気にせず進めました。
初めての転職活動
私の場合はベトナムのハノイかダナンという最初からエリアを絞って探したことと、社会人経験が満3年ないということでビザがとりづらく最初から選択肢があまりありませんでした。そんな中で、ご縁がありダナンの旅行会社に内定が決まったのでITの会社を3年目の夏頃に退社してすぐダナンに引っ越しました。
2社目での経験と気づき
2019年の7月からベトナムで働き始めました。同僚は日本人とベトナム人になり、メールや社内文書、ベトナム人の同僚やホテルとは日々英語でのやりとり、アナログな書類管理、、業界も国も変えたのでこれまでとは環境が180度変わりました。
結論から言うと、自分がサービス業に向いていないことがわかりました。(笑)
ベトナム人とのやりとりや生活、食事によるストレスは想定内だったので特に問題にはなりませんでしたが、サービス業にはどこまでも答えがなく、いくら書面や契約書があっても顧客がYesだと言えばYesだという場面が多々あり自分の中で納得できずに仕事をすることがストレスになっていきました。また、BtoCの仕事のため、理不尽なお客さんや命に関わる状況に遭遇することもあり、土日24時間関係なく電話が鳴って気が休まりませんでした。
そこで私はようやく自分の性格や考え方がわかってきたのです。(いまさら)
・物事を論理的に考える(恐らくSEのせい)
・逆に言えば感情的な議論が苦手
・目に見える形のものづくりが好き
・仕事はあくまで生きるため、楽しむための手段として考えるので仕事人間にはなりたくない
・仕事<家族
・ある程度自分の裁量で進められる仕事がやりやすい
・単純作業が苦にならない
・ベトナム人の考えや生活が好きなのでベトナムと関わることがしたい
などなど。
現職との出会いとコロナ
そんなことを考えていた頃にちょうど今の会社のダナン拠点のマネージャーを知り合いが紹介してくれました。最初お会いしたのはダナン来て間も無いときでしたが、2019年の12月頃にオフィス見学をさせてもらい、1社目とは違う形でITに戻るのもいいかなと思い始めていました。そんな中でダイヤモンドクルーズのニュースが飛び込んできました。徐々に世界の航空便の規制が始まり、旅行会社としての仕事がなくなるという見込みがあったので今の会社のマネージャーに連絡して採用してもらいました。
退社したのは2020年4月でしたが、今思えば比較的早めに決断してよかったです。その時はここまでコロナが長期化して国際線が停止することは予想できませんでしたが、現在私が勤めていたオフィスは一時的に閉鎖になり日本人観光客もいないので仕事がなくなってしまいました。ベトナム人の同僚も半分以上解雇となり、危うくベトナムで無職になるところでした。。
もう一点は今現在自分の性格や考えに合った仕事ができていることです。これは1度ITから離れて別の環境に身を置いたから見えたことで、理想(やりたいこと)と現実(自分に合った仕事かどうか)が違うんだ、ということをはっきり認識することができました。
今は仕事に対してのストレスがほぼなくなり、1社目の経験を活かしつつ裁量持って働けているので楽しいときもあります。
また、このコロナ禍で職を失う方も多い中、自らの意思で転職できたこと自体がすごくラッキーだったと思っています。
今後またベトナムに戻り、いずれは本帰国する予定ですが、もしまた転職する機会があれば今までの経験で得た気づきを軸にブレない職探しをしたいと思います。
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