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エッセイや私小説って露出狂と同じ変態心理。


人生の暴露本だもん。
裸で街を歩くとか、脳内の思ってることを可視化して不特定多数に見せてるみたいな。サトラレどころか脳内露出狂の域。

そんな私も過去、エッセイ講座なんぞに通っていて何作か書いたことがある。
公募に出すのが目的のクラスだったので、もちろん書いたものは全て出した。
生徒さんの何人かは、それで賞をもらっていたが、私は一度も貰ったことはない。
「賞」全てを加えるなら、幼少期に「良い歯で賞」は頂いたが。
虫歯菌ができない口内環境らしく、歯を磨かず寝ても歯痛を起こしたことはない。ちなみに頭痛も経験したことがなく、しょっちゅう歯痛と頭痛に悩まされている友人曰く、「最高の人生」らしい。

それはさておき「賞」が喉から手が出るほど欲しいと思ってるわけじゃないが、「賞」を獲得するということは一つの評価基準になると思っていて、どんなに周りの人が「いいね!」と褒めてくれても「賞」を取ってないのだから、一般基準として「良いモノ(作品)」を生み出していない、と思い込んでいる。
落選した作品を出版社の誰かがゴミ箱整理で見つけて読んで感動し、直接、感想を伝えてくれたことはあったものの、ドラマや漫画でよく見るような『ゴミ箱から見つけた作品がベストセラーに』って流れにはならなかった。

私のエッセイは主に海外在住中の珍事件や家族のことが多く、ジャンル的にはコメディや(ブラック)ユーモアにあたるらしい。

エッセイ講座の講師曰く、「面白いエッセイは賞に選ばれにくい。御涙頂戴系の感動作品が選ばれやすい。日本人、感動物語好きだからね」だそう。

感動かぁ。
むずいなぁ。
御涙頂戴系、嫌いなんだよ。
わたしは講座のみんながエッセイを読んで爆笑してくれるのが嬉しかった。
漫画もそう。感動より笑ってくれる方が嬉しい。

それに、エッセイや私小説って本当のことだからやっぱり恥ずかしいんだよ。
親友と他人に読まれるのは全く問題ないけど、知人や同僚に読まれたくないって気持ちわかる人いる?
そこそこ仲がいい、もしくは会社の知り合いに裸を見られたくないって感じ?

まぁ、今回もデフォルトで「賞」を逃すだろうが、創作大賞のエッセイ部門とコミックエッセイ部門に過去作を少し抜粋して投稿してみた。

「暖かく、そして温かい」は、エッセイ講座の先生から「コメディばっかじゃなく、たまにはお涙頂戴系の感動物語を書いてみたら?」と言われて書いたもの。
漫画家さんにコミカライズもしてもらったよ!(いぇーい)

引き続き、今は描きたいもの、描けるものだけ描こうと思う。

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