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今日の発見🔍 揺れる手

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありません。

揺れる手

今日は左片麻痺の方との発見です。
この方は小脳梗塞ということもあり、失調症が考えられていました。
ご自身で手足を動かしてもらうと揺れる・・・
まずはから介入!
触ってみると、肩甲帯の不安定性があったので、肩甲上腕関節を求心位に修正して末梢から動き出すように誘導。
介入は肩から肘、手関節へと中枢部から末梢部に向けて持つ位置を変え、最後は指先に。
指先まできたら介入の量を変化させ、ご本人さんに任せていき、最後は介入を外します。
すると、揺れが減りました!

考えてみた

失調症では中枢部の安定性と末梢部に手がかりがあると動揺性は減ります。
急に空間での操作になると動揺性が出現する方が多いです。
上肢への介入の際に、肩関節に安定を加えて、末梢から方向性を誘導し、徐々に接触を減らしていく戦略が良かったのでは・・・。
この、半空間から空間への移行が一番難しいところですが、急性期では意外とうまくいくことが多いです。
回復期等では慎重に段階づけないと揺れが酷くなることもありますのでご注意を。
今回はでしたので、次回は足の揺れについて書きますね。

あらためて勉強です📚

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