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臨床のPitfall 道具も使いよう チルトテーブル③

うどん県OTのだんです。
臨床現場でときおりおちいるPitfall(落とし穴)について考えたことをまとめていく「臨床のPitfall」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

道具も使いよう チルトテーブル③

前回は健常者のチルトテーブル体験でしたが、今回は片麻痺の方を想定していきます(想像、妄想でしかありませんが・・・)。
健常者でも恐怖体験になるチルトテーブル。
片麻痺の方がチャレンジすると、
・感覚の入りにくい麻痺側。
・支えれない足
・重たい手と体幹
・動かない身体。
このような状況では恐怖心が増すことが容易に想定されます。

では、恐怖体験に対してどのような戦略をとるか。
そこがポイントになります。
基本的には健常者の方と同様のことが生じます。
のけぞるわけです。
ですが、非麻痺側だけでのけぞるので非対称性が生じます。
また、非麻痺側のみの力を振り絞るため、半球間抑制により麻痺側の活動性は失われていきます
ということは、本来活動性を取り戻したい麻痺側は抑制されてしまうということです。
では、どうすればよいのでしょうか?
次回は解決に向けて考えていきます。

あらためて勉強です📚

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