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イスラエルの砂漠を散歩してたら戦争が始まった話④10/7(土)襲撃編1st

おはこんばんにちは、れんちょんと申します。前回の続きです。

ここらへんでnoteの執筆スタイルが掴めてきました、画像アップロードだけスマホでそれ以外PCならいい感じに書けますね

10/7(土)、少しばかりの心地よい疲労と筋肉痛を抱えながらも、ほがらかな起床を果たしました。朝起きてTwitter見てたら、フォロワーの方も偶然ヨルダン側の死海にいたことを知って、ますます死海へ行くモチベが上がってきました。なんだかんだ、楽しみです。幼いころからぷかぷか浮く塩分濃度30%の海(海ではない)があることは百科事典では知っていたものの、実際に行くとそうでないのとでは雲泥の差があります。

あと、事前調査で死海の観光客は意外とロシア系も多いという情報を掴んでいました。どういうことかというと、ぼくはロシア系の黒髪白肌タトゥーギャルの水着姿が性癖なので、死海のビーチでお目にかかれたらな、という知的好奇心溢れる願望もあったのです。死海に行くモチベーションの30%くらいはそれが理由と言っても過言ではないですね。



AIでそれっぽい画像を説明用に作りましたが、ちょっと解釈違いです。

ロシア系の女の子の素晴らしさについて語ると1万文字は超えてしまうので、有料部分で後ほど書くかもしれないです。

さて、ギャルへの憧憬をモチベーションに、今日も歩いていきます。


気分は24時間マラソンの終盤です

前日とは違い、舗装されている道路があるので、その脇道を歩いていくわけですが、そもそも岩だらけで人が歩いていい道じゃないので、ものすごく足の裏も痛いし、バッタやトカゲもいるし、正直かなり苦痛で指のあたりから血がダラダラ出てきたので、なんで砂漠を歩いてるんだろうと懐疑的になったり、自分の人生を振り返るナーバスな気持ちになりつつも、日本の海岸にロシア系ギャルはあんまりいないし、そもそも日本の海水浴場は来年夏まで閉まってるはずです。苦しいけど、これも修行だと思い死海ギャルを目指してがんばりました…!!

しばらく写真を貼ります

アラドを出発する時の朝の太陽


ラクダさん🐫に気をつけてね


道路じゃない岩の方を歩いていました


落ちたらタヒぬ😿


なんかこわい


謎のお墓発見


ザ・砂漠


足は痛いし、日光は暑いし、なんか安息日のはずなのに遠くでサイレンは鳴ってうるさいし、遠くの空で変な飛行機雲みたいなの出てるし、もしかして異世界転生して紀元前のメソポタミア文明の謎地方来ちゃった?と思うほど正直つらかったです…でもバスの乗り換えを間違えて、安息日で公共交通機関が止まってる都合上、砂漠を歩かないと死海に行けない状況に陥ってしまった原因は自分にあるので、散歩と思って楽しもうとメンタルリセットしました。

しかしながら、車道から外れた道を歩いているのに、ビュンビュン走ってる車やバイクにクラクション鳴らされまくるし、正直うざ~と思ったりもしました。しかしながら、この地域は電波も届かないためにスマホも使えず、ただ黙々と歩いていました。


ここで、コナン君になりました。


よくあるやつです

脳内コナン君「安息日なのに、車がビュンビュン走りすぎじゃないか?アラブ人だけなら安息日関係ないからわかるけど、明らかに風貌がユダヤ人っぽい人も車に乗ってるのが見えるぞ…?」

ここで話が変わるのですが、ぼくはいわゆるFateなどの型月作品が大好きなキモオタクで、衛宮士郎の影響で高校は弓道部、両儀式の影響で大学は居合道部に入り、坐禅部にも入ってたりします。なにが言いたいのかというと、武道とか禅とかやってるのでそこそこ直感が働く気がします(???)

なので、残り20kmちょっとを歩いていくのは諦めて、直感でヒッチハイクをすることにしました。

20分くらい砂漠で叫び続けたら、イスラエル国防軍か警察だかわからない重火器で武装している車両が近寄ってきて、「お前はなにをしている!」と叫んできて高圧的で怖かったのですが、

それと同時に怪しいワゴンカーに乗った三人組が、行先は死海と逆方向にも関わらず、早く乗れ!と言ってきたので、そっちの車に乗りました。優しさを感じました。客観的にみると、ぼくが怪しい集団に拉致されてるようにしか見えませんでしたが、自分の直感を信じました。しかしながら、後から考えるとこの選択が大正解でした。

ワゴンカーに乗ると、「ジャイロ・ツェペリ」みたいな風貌の年齢不詳の運転手、助手席には「色黒のジャムおじさん」みたいな若者、後部座席に一切喋らず首の動きだけでコミュニケーションをとる「悲鳴嶼行冥」のような若者が乗っていました。明らかに怪しい集団です。以下、名前で呼びます。


運転手の「ジャイロ・ツェペリ」です


助手席の「色黒のジャムおじさん」です


後部座席の「悲鳴嶼行冥」です

そして車に乗るやいなや。「落ち着いて聞いてくれ。エルサレムがガザから来たハマスに攻撃されてる」とジャイロに告げられたのです。

ここで後部座席の悲鳴嶼さんが、無言でWi-Fiのテザリングのパスワードを差し出してきました。電波は届いていない砂漠でしたが、このワゴンはスターリンクを車体に搭載しているため、空さえあれば人工衛星経由でインターネットに接続できるというハイテクカーだったのです。すぐにWi-Fiにつなぎ、Twitterで「ガザ」と検索すると…

Twitterに感謝(断固としてXと呼びません)

どうやらロケット弾を市街地に撃たれて、戦争が始まるそうです。

「歩いて死海に行こうとしてたのかい?HAHAHA、いつもなら応援するところだが、あいにく今日だけはやめといたほうがいいかもな!お前日本人か?日本人は好きだぜ、ナルトをこの世に生み出したからな ボルトはまだ見てないが…」とジャイロに軽口を叩かれて、一瞬こいつ大麻でもキメてやがるのか?と思いましたが、次の瞬間、「だから死海までは安全に送り届けてやるぜ 忍びだからな」との言葉を頂き、ジャイロのファンになりました。

ドライブ中、色黒のジャムおじさんにロシア語で「日本はなんで少子化が進んでるんですか?私が日本みたいな豊かな地域に住んでたら、10人は子供を作りますよ?」と、まじめな口調で聞かれたので、真剣に考えて「そうですね…原因を挙げるとすると、賃金の低さとインフレとか…?あと、エリート男性の童貞化が進んでる気がします」と下手なロシア語で返答しましたが、童貞化って未だになんなのか自分でもよくわかってないです。※ぼくはロシア系ギャルが好きなのと、大学でロシア語習ってたので少しだけロシア語話せます。

結果的にまあまあ快適に死海来れました

無口な悲鳴嶼さんがラブライブ!の矢澤にこを好きなことが判明して、偶然カバンにつけてたにこのキーホルダーを見せて和気あいあいと盛り上がったり、現地におけるパレスチナ問題の実情について意見を聞いたりいろいろあったのですが、なにはともあれ無事死海に着きました。

これだけだと普通のドライブに見えますが、実際はサイレンやアラートでうるさいし、空の向こうではロケット弾が迎撃されている煙も見えました。朝の飛行機雲みたいなの、実はアイアンドーム(ググってください)に迎撃された雲(?)だったのですね

最近、人と話してるときにスマホを弄るのをやめようと心がけてるので、車内ではガザからロケット弾撃たれて開戦しそうだな~って情報だけしか見ていませんでしたが、この時点でエルサレムより死海行ったほうが観光客ばかり、しかも安息日なのでイスラエル人はほぼいないだろうという冷静な判断を前提に、当初の予定通り死海へ向かったわけであって、決して死海ロシアギャルのことを最優先に考えていたわけではないことを明記しておきます。

と書きましたが、正直戦火から逃れるために死海来たのか、ギャルのためなのか、自分でもよくわかってないです。まあ実際死海でぷかぷかしたかったし…

死海に着いて、ジャイロたちにこれからどこへ行くのか尋ねたのですが、「ここじゃないどこか、とでも言っておこうか」などとはぐらかされたので、やっぱり怪しい集団だなあ、と思いましたが、開戦して何が起きるかわからない安息日の砂漠で、怪しい日本人の若者を乗せてくれたのだから、命の恩人であることには変わりない気がします。

ジャイロたちと別れるときに、セルフィー、自撮りを一緒にしたのですが

色黒のジャムおじさんに「餞別だ、受け取りな」と言われ、紙包みを見せられたのですが…

ジャイロ「特級のweedだぜ!」

大麻でした。やっぱり大麻キメてるじゃねえか!


ヤクブーツはやめろ

ぼくは「ノーセンキュー…」と言い残し、死海の売店に向かいました。イスラエルは大麻はもちろん合法なんですが、大麻とかアイコスの匂い苦手なんですよね… あとさすがに緊急事態なので思考鈍るとまずいかな、と思いました。

ジャイロは忍びは忍びでも、大麻忍だったようです。(ぼくは対魔忍ではユキカゼ推しです)

襲撃編、後半に続きます



死海に着いたらいたねこちゃんです


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