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土曜日の景色。比較して見る、町の個性。①

3月16日(土)
あなたが住む町の、週末の景色は、どういうものだろうか?
土曜日の午後、地元にいた私は、人の少なさと静けさに戸惑ってしまった。

① 今日は、土曜日の地元の風景にまつわる話と、
② 午前中と午後、それぞれの地域で行われたイベント(※)について、
そして、3月初旬に訪れた北海道下川町の事例も含めて、比較して見えてきた町の個性について、語ってみたいと思う。

(※)【午前】”地域の” 『おでかけ支援』を考える勉強会@青森県南部町/【午後】洋野町風土声調査中間報告会 - 町の風景と人の営みに目を向ける -@岩手県洋野町

(めちゃくちゃ、長くなってしまいそうだったので、②の記事は、別で書くことにします)

「町に居場所がない・・・??」

「行くところがない・・・」と感じてしまった、地元での土曜の夕方。
「寄るところがないから、家に帰るか・・・」
私は、住んでいる地域へ、車を走らせた。

私の地元と、住んでいる地域は、車で約30分程の距離。
人口、世帯数で比較すると
・地元 → 約1万5千人、6,769世帯
・住んでいる地域 → 約21万人、109,976世帯
町の規模は、大〜〜〜きく異なる。

冒頭に戻るが、実際の話で言うと「行くところがない」わけではないのだ。行く場所は「在る」。
町営図書館は空いているし、町営体育館も空いている。
海浜公園もあるし、ウニークという水産物産館もある。
町には、数は少ないけれど、飲食店もあるし、cafeもある。飲み屋もスナックも、銭湯も温泉もある。

   ・・・

土曜日、地元で開催されたイベントを終えたのが16時頃。
町にもうちょっと居ようかな?と思った時、
気軽に立ち寄れて滞在できる場所、滞在したいと思える場所がなかった。

「フィーカ」できる場所があれば、コーヒーを飲みながら、イベントを振り返ったり、喫茶店のマスターと、イベントの話をしたかもしれない。
イベント後の余韻に浸りながら。

明確な目的(ご飯を食べるとか、本を借りに行くとか)がない時に、
立ち寄れるような、受け入れてくれるような、空間や人がいる場所がない・・・のかもしれない。

「町民のみんなは、どこへいるのだろう・・・?」
「人気(ひとけ)がない・・・・」

とにかく、町中を車で走っていても、
歩いている人も見かけず、車自体も少なく、寂しいものだった。

人々は、どこにいるんだろう!若者は、どこで遊んでいる??平日働くヤングな大人たちは、どこにいる??少子高齢化が進むこの街では、子供が少ないかもしれないが・・・その家族たちは、どこへ???

役場職員の車を止める駐車場が、
町営図書館、町営グランド、町営武道館、の駐車場と一緒になっているが故
土日になると、一気に、車がなくなる。それも、人がいない雰囲気を醸し出しているのかもしれない。

わたしはまち歩きが好きだが、人がいない雰囲気の町の通りを
歩きたい、とは思えなかった。人がいない雰囲気の町=空き家だらけの通り、とも言えるかもしれない。

そもそも、地域に人がいない、と言うことは
いろんな制限が出てくるのだろう。
「人がいない」と言っても、どういう状況で人がいないか、と言う視点も大切かもしれない。私が知らないだけで、どこかに集まっているのかもしれない。基本的に、休みの日は、家から出ないのが当たり前になっているのかもしれない。別の地域へ、ドライブやおでかけする事が習慣になっているのかもしれない。

地域で、ないものを作り出す、というものの
ハードルの高さを感じた土曜日だった。

最後まで、読んでくれて、ありがとう!

② (午前中と午後、それぞれの地域で行われたイベント(※)について、
そして、3月初旬に訪れた北海道下川町の事例も含めて、比較して見えてきた町の個性について、語ってみたいと思う。)は、
別の記事で、更新します!


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