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CATSの二回目に行ってきた話

※舞台セットなどのネタバレありますので、ご注意ください。

 2018年の4月に初めて大阪公演を観て、その沼にドボンと垂直に深く落ちて以来、ずっと忘れられなかった劇団四季のCATS
(一回目の観劇感想はこちら)
 東京へと帰っていってしまった後、「CATSが観たい」とうわ言のように繰り返す日々を過ごしていました。どうにも衝動が抑えきれなくなって、行ってみたいと言ってくれた友達の存在も後押しになり、早割の東京行き航空券とともにオンラインチケット購入に踏み切ったのが2019年の3月の頭。予約したのは2019年9月末の公演。生きる糧を手に入れた半年が、そこからスタートしたわけです。正直ほかの楽しみもいっぱいあったのですが、CATSの予定が大きい力になっていたのは確かです。

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開演前

 観に行った日のキャスト一覧です。ネットでお名前を見かけて、いつか観られたらなと思っていた加藤さんがいらっしゃって、この表の前で大きい声を出してしまいました。もうテンションは最高潮。

 セットのゴミを友達と見て回りました。ここまでセットに取り囲まれる舞台をCATS以外知らないので(きっと他にもあるのだとは思う)、2回目だけども感動してしまったし、大阪で見たときよりゴミが多くて一つ一つ見ていくだけでも東京まで来た価値があったなと感じました。友達も楽しいってキラキラした表情で言ってくれて、「あそこにあんなゴミがあるよ!」「こんなのもあるよ!」「かわいい!」とキャイキャイはしゃいでしまい、自分の席ではない回転席まで歩いたところで係りのお姉さんに座席確認をされてしまう始末(笑)始まる前からぐいっとその世界に引っ張り込んで連れて行ってくれるのは、CATSの魅力の一つだなぁ。

 たまごっちゴミが好きなのだけども、今回もあって良かったです。サッカーゲームのゴミもウキウキした!

観た後

 初めて見た時も、最初の暗闇の中で猫の目が光るところで泣いたのだけど、今回もやっぱり涙が出ました。何もかも忘れて、ゴミ捨て場に自分がいる感覚!何も考えずに楽しめる感覚!
ここからはTwitterに書いた感想をちょっとだけ直したものです。文章としては汚いのですが、自分の記録なのでこのまま。可愛い、という表現を500回くらい使っています。

 魔法がうまく行ったか不安で、赤い布キュッと抱きしめながらうつむいてるミストフェリーズほど可愛い猫を私は知らない……………………。そのあとマンカスがミストを振り向かせて、成功してることに気付かせてあげるのも最高だぁ。

 推し猫のタントミールちゃんに甘えて頭撫でてもらってるシラバブちゃんも本当に可愛くて、推し猫が増えていくなおかしいなって思いました。マンゴジェリーとランペルティーザのカップルもキレキレで美しかったです。美しいのにコミカル、コミカルなのに美しい。身体能力の高さは、ただでさえ高いあの役者陣の中でもさらに高いんじゃないかなって思いました(ド素人の感想です)。

 スキンブルシャンクスのお歌のときに、みんなでラインダンスみたいなのをしていて、タガーがサボって他の女の子猫に「やっといて」みたいに促すんだけども、女の子が怒りながらやってあげようとしたら笑って自分のポジションに戻るということをしていて、『こいつ……………………!!!!!!(好き)』ってなりました、本当にタガー好き。タガー、一匹だけふんぞり返ってたり、話聞いてなかったり、そもそも舞台にいなかったりするところ本当に好きです。でもミストを可愛がって尊敬しているところ、ほんとうにさらに好き。

 マンカストラップは相変わらずグリザベラに冷たくする猫を止めたり、真っ先にマキャベティ追いかけたり、みんなを後ろから見守ってたり、惚れてしまう要素しかなかったです。鉄道猫のお歌のときにヤンキー役してるのもめっちゃめちゃかわいい。時々コミカルなことするのやめてほしいです、魅力にやられすぎて立ち上がれなくなるので。飛びついてくるミストフェリーズが、自分に向けてだと思って抱きとめようとしたら、ミストに避けられて(ミストはデュトじっじ目当て)スカッてなってるのもハイパー可愛かったですね、私はマンカストラップを見過ぎである。

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 かとうマンカストラップ(他の子たちもだけど)、胸を張ってとても美しく立つので、人の動きの美しさに弱い私は上演時間の2時間強、喜びで呻き続けることになるわけです。

 ランパスキャットのナンバーがこの東京から復活(という知識であっていますか?)したことは調べていたのですが、そのナンバーをマンカストラップが担当するということは知らず……長いことソロで歌ってくれたのが嬉しすぎて、椅子の上で興奮を表面化させぬよう耐えるのに必死でした。バグパイプをピーヒャラしてくるタガーもとってもかわいい。(後日、バグパイプで邪魔しに来るのは、『ランパスキャットの寸劇で役をもらえなかったために拗ねているから』という情報を得て、より愛しさが増したのですが)

 シラバブちゃんのお目々おっきい仔猫メイクめっちゃめちゃのめちゃ可愛いですよね。過去公演で、『タガーの曲のとき他の雌猫と違ってシラバブ全然タガーに興味示さずに遊んでる』ってレポ見て、そこ見ておいたら良かったって悔やんでいる私がおります。

 スキンブルちゃんの曲のときに列車の後ろの部分を至極真面目な顔で担当してるマンカストラップに笑ってしまうし可愛いですね。
 グロールタイガーのときの海賊役の雄猫くんたちもめちゃくちゃ可愛いですよね……。私実は最初見に行った時はグロールタイガーのところあんまり好きじゃなかったんですけど、今回、昔話を語り始めるガスの歌がなんだか切なくて愛しくて、めっちゃめちゃ好きになれました。ガスが語り終えて捌けるところで泣いてしまった。

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 Twitterに投げていた感想はこんなところです。あと80回は観ないと死ねないって本気で思いましたし、観るたびに(といっても2回目なんですが)愛しさが増していく不思議な舞台。長く長くたくさんの人に愛されている理由が、うまく言語化はできないのですが、感覚で理解できます。

 次は絶対に回転席センブロに座るぞと心に決めております。7月以降の予約早く始まらないかな!UK版(DVDになっているCATS)も最近視聴して見事に沼落ちしたので、こっちの魅力もいつか文章にしたいなと考えてます。
映画も楽しみですね、楽しみがいっぱいだ!

読んでくださってありがとう、ではまた!

観劇日:2019年9月28日 夜公演


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