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言語聴覚士の資格は通信で取れる?学校選びのポイント

言語聴覚士の資格を取得するには国家試験に合格しなければなりませんが、その受験資格を得るには、まず言語聴覚士法で定められた教育課程を履修する必要があります。

最近は通信教育で必要な課程を履修した後、試験を受けて資格を取得するというパターンも増えてきましたが、言語聴覚士の資格も通信で取ることができるのでしょうか。

今回は、言語聴覚士の資格取得に通信教育を活用できるかどうか、資格取得のための学校選びのポイントなどをわかりやすくまとめました。

言語聴覚士の大学・専門学校それぞれのメリット・デメリット

言語聴覚士の資格を取得するために通う学校は、大きく分けると大学と専門学校の2パターンに分類されます。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分のニーズや目的に合った学校を選ぶことが大切です。

ここでは言語聴覚士の大学・専門学校のメリットとデメリットをまとめました。

言語聴覚士の大学に通うメリット・デメリット

大学に通うメリットは、言語聴覚士としての専門知識だけでなく、一般教養の講義も受講できるところです。

直接国家試験に関わる内容ではありませんが、一般教養を学ぶことで、より広い視野を持てるようになります。

また、大学ではサークル活動が活発に行われていますので、課外で活発なコミュニケーションを築けるところも大学ならではの魅力です。

大学は専門学校と異なり、履修科目を自分で選択する必要があります。そのため選択した科目によっては、多くの修学時間を費やせる可能性があります。

言語聴覚士の専門学校に通うメリット・デメリット

専門学校に通うメリットは、専門学科である「言語聴覚士科」にて、言語聴覚士の資格取得に必要な知識・技術をしっかり学べるところです。

座学だけでなく、より実践的なカリキュラムが組まれており、現場を想定した臨床実習や、国家試験に向けた対策などに力を入れています。

また、1クラスあたりの人数が比較的少ないため、わからないことがあったらすぐ質問しやすいところもメリットのひとつです。

ただ、大学と違って一般教養を学ぶ機会はないため、途中で他の分野に興味を持っても、簡単に鞍替えできないところが難点です。

言語聴覚士になるための学校の選び方

言語聴覚士になるために通う学校選びのポイントを2つご紹介します。

1. 3年制か4年制か

高等学校卒の場合、3年制または4年制の大学・短大・専門学校で学ぶ必要があります。

3年制の場合、学校で履修できる時間は少なくなりますが、そのぶん早く現場に出ることができます。

一方、4年制の場合は現場に出るまでにやや時間がかかるものの、そのぶん言語聴覚士の知識・スキルをじっくり学ぶことができます。

できるだけ早く現場に出て活躍したいのなら3年制を。時間をかけてしっかり勉強したいのなら4年制を選ぶのがおすすめです。

大学を卒業して言語聴覚士を目指す場合には2年生の専門学校で言語聴覚士の専門教育を履修することで国家試験受験の資格を得ることもできます。大学を卒後して通える2年制の専門学校には夜間部が設置されている学校もあり、働きながら言語聴覚士を目指すことも可能です。

2. 国家試験の合格率

言語聴覚士の資格は国家試験に合格しなければ取得できないので、学校を選ぶときは国家試験の合格率もチェックしておきましょう。

合格率の高い学校ほど、国家試験対策が充実しており、より効率的に言語聴覚士の資格取得を目指すことができます。

【まとめ】言語聴覚士の資格取得には大学や専門学校に通う必要がある

言語聴覚士の資格は通信のみで取得することはできず、大学や専門学校にて、規定の教育課程を履修する必要があります。

大学と専門学校ではそれぞれメリット・デメリットが異なりますので、自分のニーズや目的に合った学校を選ぶようにしましょう。

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