声出し検証試合の簡単ルールブック【横浜遠征】
声出し解禁に向けた準備段階に
チャントを歌えない日が続くことを、一体誰が想像しただろう。
2022年7月6日、横浜・F・マリノス戦が声出し応援の段階的導入運営検証試合に指定された。
およそ3年ぶりのサンフレッチェコール。
体の中から湧き出てくる興奮がなんともたまらなく、そして懐かしかった。
そして選手へ向けて直接思いを伝えることができたことが心から嬉しかった。
とにかく夢中で腹から声を出し、頭の上で手を叩き、飛び跳ねた。
あのサンフレッチェサポーターの一体感はとても楽しかったが、少し本音を漏らすならしんどくもあった。
やはり3年というブランクは体に応えたもんだ。
最近は声出しの検証試合が続々と指定されていることから、日本全国のスタジアムからチャントが響き渡る日が近づいていると判断しても良いだろう。
ということで、実際に声出し解禁試合に参戦した筆者が考える【快適に、かつルールを守って声出し解禁試合を楽しむために心掛けること】をまとめてみる。
これだけは必ず守ろう。声出し解禁試合のルールまとめ
前提として、私は次の2つを軸として考えを述べていく。
ルールを守ること
体調管理を徹底すること
以上を踏まえて声出し解禁試合では最低限、次の5点を守らないといけない。
不織布マスクを着用すること
ただ口元を覆っていればいいわけではない。
必ず不織布マスクを着用するようにガイドラインにて指定されているのだ。
もしただの布マスクをしていれば、声出しエリアに入れないようにスタッフがチェックしているので注意だ。
声出しエリアのアルコール類持ち込み禁止
2022年7月6日時点では声出しエリアのアルコール類の持ち込みは禁止されている。
ガソリンを注入したいなら、エリア外で行わないといけないとされている。
試合に勝とうと意気込んで飲むビールは、これまたうまい。
ただ私情を挟むと、ビール1杯飲んだだけで野次しか飛ばせない奴が出てくることがあるので、そんな弱っちいサポーターにならないことを約束してガソリン満タンにしてほしい。
声出しエリアの試合中食事禁止
試合前後やハーフタイム中は大丈夫だが、声出ししている試合中は感染リスクが高まるため、声出しエリアでの食事が禁止されている。
ただ水分補給はすぐにマスクを着用することを約束して許可されている。
むしろ水分補給は意識的にこまめに行わないと、「体調管理の徹底」に反してしまうだろう。
指笛禁止
これは声出し解禁試合でも引き続き禁止されている。
テンションが上がって思わずやってしまわないように気を付けよう。
ひとりの指笛でチームの評価を下げる。
他所のチームは知らないが、少なくとも広島にはルールすら守れないサポーターは不要だ。
少なくともスポーツドリンクも飲むこと
あるカープファンのツイートだった。
老夫婦がカープの試合観戦に来ていたが、その日は座っているほど暑い日で、熱中症になってしまったらしい。
どうやら飲み物は麦茶だけだったそうだ。
発汗すれば水分とともに塩分も失われる。
したがって麦茶だけでは体内の塩分濃度は下がってしまうのだ。
ただスポーツドリンクは糖分や酸性度が高かったりするので、理想は経口補水液を準備しておきたいところだ。
買いに行く時間がない場合などに、とりあえずの熱中症対策としてスタジアムでスポーツドリンクを購入しよう。
より快適に声出し解禁試合を楽しむために
ここからは、私がもっとこうすれば良かったと思ったことを書き留めておく。
帽子
曇天でかつ19時K.O.の日産スタジアムでは帽子は不要だったが、日中は帽子がないとすぐに頭が熱くなってしまった。
仕方なしにタオルマフラーを被っていたが、やはり通気性がない。
晴天時にタオマフを被ることは、熱がこもることで体調不良を起こすかもしれないので止めておこう。
サンチェ&フレッチェぼうしも熱が籠りやすいので、夏は家でお留守番していてもらおう。
サポーター
「#Eスタに1万人を」!というお話ではなく、筋肉の振動を抑える方のサポーターだ。
およそ3年ぶりに90分も跳ぶと、もう帰る時には足が筋肉痛で不通に歩けたもんじゃない。
筋肉痛や怪我を防ぐためにぜひともおすすめしたい。
それにしても、久しぶりにEスタに1万人以上集まった絶景を見たいものだ。
塩分チャージ
「少なくともスポーツドリンクも飲むこと」の項と共通した話になるが、とにかく汗をかくと塩分も一緒に抜けてしまう。
私は経口補水液を買わずにスポドリとお茶だけで過ごしたが、やや心もとなく感じた。
これも他の方のツイートだが、塩分チャージ(NaClやKを補給できるタブレット)を持っていくと良いらしい。
これならコンビニでも調達しやすいかもしれない。
腹から声を出すこと
大声を出そうとすると喉を酷使する人が多いが、そうすると試合後には声が嗄れてしまう。ひどい場合は喉を傷めてしまう。
歌を歌う時と同じで、腹式呼吸を意識すると喉を傷めることがないように思う。肺を膨らませず肩を動かさないような呼吸法だ。
試合後に腹筋が痛くなれば成功だろう。
私は喉は傷めなかった。両足は痛すぎて棒になっていたが
飛び跳ねと手拍子の切り替え
これは非常に個人的な意見だ。
ずっと跳び続けられるという人でも、さすがに声が小さくなっていってしまう。
試合中の選手に伝わるのは音ばかりなので、跳べなくなることより声量が小さくなることの方が致命的だと思うのだ。
各々体力の限界が異なることは当たり前なので、声が小さくなるくらいなら手拍子に切り替えて声を出し続けられる方が良いのではないだろうか。
広島サポーターにとって初めての声出しの検証試合だったが、ルール違反者はいなかったと思うので、次の検証試合に繋げられたのではないかと思う。
その時には、この記事だけでなく、必ず最新版のガイドラインを読み理解してから参戦してほしい。
いつかみんなとEスタで歌って、跳んで、宴ができる日を楽しみにしている。
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