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【就活生必見】人事のホンネを伝えますvol.1~面接編~

こんにちは。
株式会社Daiyuの採用担当、山中奈津江と申します。
私は新卒採用をメインに採用担当をしていますが、お仕事を通し、たくさんの学生さんと出会うなかで「その人にしかない個性や力を社会で発揮していってほしい」という想いを持って、就活支援をしています。
(インターンや面談を中心に、学生さんのやりたい夢を見出したり、それを叶えるための支援をしています。ただ単に「人を採用する」ために人事をしているのではなく、出会った学生さんの将来のために仕事をさせていただけていること、それを良しとしてくれている会社の存在・方針にもとても感謝しています。)

インターンシップで自己探求の支援もしています

そんななか、就活支援をする人事としてすごーーーーくもどかしく感じる時があります。それは、学生さんから志望する企業の名前や職種を聞いたときに感じる

応援したいし、受かってほしい。
でも、今のままじゃちょっと厳しいと思う。

という本音です。
はっきりいうと、人事の目線で、「その企業の考えと学生さんが志望する理由に少しミスマッチがあるな」とか「その企業の商品やサービスの強みを考えたときに、その子の強みや売りとなるポイントが弱いな」というときです。そんな「プロの人事」としてのの目線を、本音で学生側にどこまで伝えるべきかは結構悩ましいんですよね。でも、上っ面で「大丈夫!頑張って!」とも言いたくないんです。

そこで、どうしたら自分の武器を見つけ、それが活かせる業界や企業に就職することができるのか。これから就活をする方にとって、知ったら役に立つ「人事のホンネ」をお伝えしようと思い、このnoteを書くことにしました。


人事のホンネ ー面接編—

①面接は話す内容よりも印象が超大事

就活生の皆さんがめちゃくちゃ力入れるのが、ガクチカ・自己PRの内容。
これを最大限どうよくするかに命かけている人は多いと思います。
でも、実際のところ、面接官は「話している内容」よりも「話しているその人から受ける印象」の方を遥かに重要視しているのがホンネです。

新卒採用の面接官を務める方は、マネジメント経験がある方や、企業の経営や未来を考えた上でジャッジできる方など、社内でもかなり精査されているはずで、人を見る目も肥えています。
だから「面接」という時間を通して、その人の本質や人となりを、表情、立ち居振る舞い、受け答え、声色から感じ取っているのです。
まずは「人として信用できるか?」「この子と一緒に働きたいと思うか」という大前提なしでは、話を聞く気にもならないというのがリアルだと思います。「自分を必要以上によく見せよう」とすると、きっとたくさんの質問攻めに合うはずです。

就活のことを、「結婚」に例えて考えてみたいと思います。
面接が何度もあるのは、恋愛に例えると「お付き合いしてデートをする」のと一緒で、あなたがどんな人で、どんなことを考えている人なのかを面接官は知りたい。お互いのありのままを知った上で、お互いが「この人と一緒に生きていこう」と決めることが重要です。

さらに言うならば「この人(会社)と一緒になれば幸せになれる!」という相手(企業側)に寄りかかる考えだと、結婚(内定獲得)ができたとしても、幸せになるのは難しいと思います。
「この人(会社・その先のお客様)を幸せにしたい。それが私も幸せになれる道だ」と、学生側に覚悟があるかどうか。が大切なのです。
逆に言えば、そこまでの心意気や覚悟を持って企業の面接に挑戦できていれば、きっと面接官の心を打つ面接になると思います。

ちなみに…「とりあえず内定持っておきたい」というのは「とりあえずプロポーズされて保険をかけておきたい」というのと一緒ともいえます。
企業側も本気なので、そういう気持ちは感じ取ります。
よく、どの企業も最終面接手前までは選考進むのに、最後で落ちてしまう…という悩みも聞きますが、それはきっとこの「本当にその会社で活躍する覚悟」が出来ていないことが多いのではないかな?と思います。

「この会社に入りたい」以上に、「この会社でこんな貢献をしたい!こんな風に活躍していきたい!」と未来を描き、その熱意をしっかりと伝えることが大切な部分です。


②自分に自信を持てているか

①では「ありのままの自分で勝負すること」の大切さを伝えましたが、もし「素の自分」に自信がなかったら…それはやっぱり難しいというのがホンネです。
でも、がっかりしないでほしいです。
私がこのnoteで一番お伝えしたいことは、今これを読んだ瞬間から、「あなたが自信を持つためにやれることがたくさんある!」ということ。

たとえばTOEICで目標値を決めて勉強してみること、たとえばゼミでリーダーをやってみること、たとえばダイエットして自分磨きをすること、たとえばレベルの高いバイトにチャレンジすること、部活の成績の目標を1ランク上げる…など。

正直に言うと、取り組むことはなんでもいいです。
でも、自分にとってハードルが高かったり、難しいと思うことに挑戦することほど、その後つく「自信の大きさ」も大きくなると思います。
目標を掲げると、そこには壁が立ちはだかる。その壁を越えて、なんとかしてその結果を出そうと試行錯誤する中で、思考力、忍耐力、人間関係構築力など、たくさんのことも身に着いていくからです。
「こんなことをやり遂げられた自分って、スゴイ!」
「やり切った自分の力を信じられる!」

こんなふうに、何かに一生懸命に取り組んだことは、必ず自分に自信をくれます

今まで出会ってきた学生さんの中に、東大に通っていても「自分に自信がない」と話す方もいました。私からすると「東大に行けるなんてすごい!」と思いますが、他人からどう評価されようとも、「自分自身を、自分ってすごい!」と思えていないと、それは「自信」にならないんです。
だから、人と比べて落ち込むのではなく、自分がやりきったこと、自分が自分を信じられるものを持ってほしいと思います。

また、あなた自身が自分の強みをちゃんと知っていることが重要です。
ちなみにいうと、社会人として武器になることって、学力だけじゃなくてたくさんあります。たとえば、すっごく愛嬌があって、周りを明るくさせる力があって、お客様から好かれるだろうな、、、って思う子がいたら、それは立派な武器になる。
あなたにしかない魅力を持ち、それを自負できていれば、他人と比較することも少なくなると思います。
そして、その自信はあなたのオーラや第一印象にも表れるはずです。

もし、今自分に自信が持てていなかったら、何かチャレンジし、行動してみることがおすすめです。


③企業研究が出来ていれば面接は怖くない

自己探求・自己アピールに関してはとても努力しているわりに、受ける企業のことをちゃんと調べられている人が少ないなと思うというのがホンネです。
シビアですが、面接で「自分のことを知って!」というだけでは、正直まだまだ「考え方が子供だな」と思われる可能性は大です。受ける企業のことを知り「自分が入社したときにどう活躍できるのか?」を想像させることが重要です。
そのために最低限、これを知っておくべき・調べておくべき!と思うポイントをご紹介します。

①志望企業の商品やサービスを使う人はどんな人か?
・BtoCの場合であればお客様のペルソナ(年齢・どんな価値観か)
・BtoBの場合であればクライアント(何社あるのか、取引先企業がどういう規模感・個性を持っているのか)

②志望企業の競合他社はどこか?
・競合となる企業はどこなのか?
・お客様として競合企業を比べたとき、何が違うのか?
・競合企業がある中で、なぜあなたはその企業を選ぶのか?

③志望企業の業界内での立ち位置はどうか?
・業界の中で大手なのか、小さいけれど成長企業であるのか、業界においてその企業がどんな影響を持っているのか?

④志望企業の強みと弱み
・企業の強みとは、シンプルに「その企業がお客様に選ばれている理由」
→その強みに共感できるか、自分も一緒にやっていきたいか?が志望理由に繋がる
・強みと弱みは何か
→強みが突出していればいるほど、弱みも明確にあるはずです。つまり、個性が強い会社は、お客様のターゲットがはっきりしています。反対に、強みも弱みもあまりなくバランスが良い万人受けする企業は、お客様のターゲットを広くしているはずです。

実際、どの企業さんも「お客様のために」と事業を行っていると思います。しかし、その「お客様のために」をどのように体現しているのか?には違いがあり、商品やサービスにも違いがあるので、それを知っておくことが重要です。
これを知った上で、面接を受ければ「なぜ弊社を志望しているの?」「他企業と比べてなぜうちを志望したの?」という質問にも、心から想うことをすんなりと答えられると思います。

ちなみに「会社説明会を受けただけ」では、こういった詳しい情報は得られません。もちろん説明会のときの「なんかこの会社いいな!」という最初の直感は大切です。
ただ、そこからHPを見る、その業界に精通している方(先輩やOBOG訪問)、業界に関してのニュースを読むなど、実際にそのサービスを使ってみるなど…情報を取りに行くことができているかどうかが就活の重要なポイントになります。


ここまでお伝えしましたが、一番言いたいのは「面接に受かる」ことが就活のゴールではないということです。
あなたの未来は、企業に受かったその先にあります。
だから、面接に受かるためにどうしたらいいか?ではなく、その仕事について活躍していくためにはどうしたらいいか?という視点で、就活に取り組んでみてほしいな、と思います。

就職先が決まった学生さんからお礼の手紙をもらうことも

就活生におすすめの本

最後に、大学1年~大学3年夏までに読むことをおすすめしたい、就活生に向けた本を二冊ご紹介します。就活スタート時にやりたいことが分からなくてモヤモヤしている方、大きな気付きが得られると思います。

①絶対内定2024 自己分析とキャリアデザインの描き方

→自己分析の仕方が分からないという方は、まずはこの本を取り組んでみるといいと思います。ワークシートのように書き込めるようになっているので、これをやったら、自分のやりたいことや、就きたい仕事の方向性が見えてくると思います。

②苦しかったときの話をしようか

→先日、「日曜日の初耳学」にも出演され、現代最強マーケターと呼ばれる森岡毅さんが書かれた本。この考えを知っているかいないかで、就活大きく変わると思います。


Daiyuのインターンシップのご案内

弊社では、自己分析・企業分析を取り扱うインターンシップがあるので、このnote読んで、挑戦してみたいなと思う方はDaiyuHPよりご応募ください。


人生は一度きりしかありません。
仕事が楽しい!とやりがいを持ち、目を輝かせて働く社会人になるか。
お金を稼ぐためだけに就職するのか。
大きく分かれていくスタートが「就活への向き合い方」なのです。

あなた自身の人生のために。

このnoteがお役に立ったら嬉しいです。