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偏差値を倍にする生き方

 はい。
 題名の通りです。

 え?
 偏差値なんてものにとらわれる生き方、カッコ悪い?

 その通りです。でもそれをあなたが口にするのは

  1、偏差値を気にしないくらい高い偏差値を持っている。
  2、偏差値を気にしなくとも生きていける。

の2パターンだけじゃないでしょうか。

 題名にある通り、これは偏差値を倍にする生き方を希望する方だけがご覧になればいいかな、と思っています。

 もし、最後までご覧いただければ偏差値を倍にする生き方を知ることができるでしょう。だまされたと思って最後までご覧下さい。

 だまされるから。

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1 勉強せずに過ごす

 大事です。
 勉強なんかしたら偏差値上がっちゃうでしょ。

 上がったら倍にするの、大変でしょ。

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2 大人になる

 大事です。
 人は大人にならないといけません。
 悪いことをしない立派な人(ただし偏差値25)
になってください。

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3 後悔する

 大事です。
 後悔のない人生?
 そんなのコーヒーの入っていないコーヒーです。
 後悔って、火薬みたいな物です。

 物騒だけど、エネルギーがある。

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4 猛勉強する

 大事です。
 
勉強しなくちゃ頭良くなれません。
 
大丈夫。あなたの頭はスポンジ。
 学校から開放されてのびのび勉強すれば偏差値50なんてあっという間。

 どうです?
 ちゃんと倍になれたでしょう。
 めでたし、めでたし。とっとはらい。


 ……。

 また、だましちゃいました。ごめんなさい。
 でも、ここまでおつきあいいただいた方は、ぜひこの先もご覧いただきたいです。優しさも多分お持ちのはず。

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 勉強をやっておけば良かった。
 もっとやっておけばこんなことには……。

 よく聞く言葉ですね。救いがないですね。

 嘘です。
 救いがメチャクチャあります。
 むしろ社会人になってから勉強を始めたほうが効果があるようです。

 やる気があるからこそ来る必要のない教室に来てお金を払って授業にでるのです。大学講師からは普通の生徒よりも社会人の方がやる気がある、という話も聞きます。全部同じこと。

 人は自由になって初めて本気で勉強するんです。後悔を起爆剤にして。

 読書感想文は押し付けられた義務だから、その読書が面白くなくなる。
 小学校、中学校、高等学校、みんな勉強を強要する施設だからやりたくなくなるだけなんです。

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 私の経験です

 私は走ることが大っ嫌いでした。長距離も短距離も、いつもビリから2位。そんな私が高校を卒業して、遠回りをしてから大学に入った頃、母が大病を患い、看病をすることになりました。

 ところがすぐに疲れて寝てしまう。
 情けない。

 そう思った僕は、人に優しくするには体力が必要だということを悟りました。だから走ろう、と。
 運動をしてこなかったこと、後悔しました。
まったく習慣がないので体力をつけたいと思ってもできない。それでも無理に続けました。

 1km、2km、5km、10km。地道に繰り返して走れる距離をどんどん伸ばしました。最終的には10kmを1時間切る程度にまでは走れるようになりました。もうビリから2位になることはないでしょう。あくびしながらでも走れる体力はついていました。

 大人になると、ビリから2位になることはないんです。
 比べられる相手がいないから。
これが大事。

 自由な時間、空間を持って初めて、本当の自分になれる気がします。

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 もちろん、そのまま実践されると大変だと思います。

 実際の受験勉強で、もし基本的な勉強をしていないと、後から基本を詰め込むのは本当に大変。現実的には基本だけやっておいて、あとはグータラするなり趣味に生きるなりして、タイミングを見計らって真面目に勉強するのが一番効率が良いかと(その時は偏差値倍は無理)。

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 社会人になってから勉強しても遅くない
んです。
 後悔を起爆剤にして、自由になってから勉強を始める

 偏差値を倍にする生き方としては、間違っていないと思います。


 以上です。
 最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。


 あ、怒らないで。
 本当にごめんなさい。


言い訳と補足

 東大理科IIIが偏差値72.5(某塾調査)だから、最低値でも36.25。それより高い人は倍にする必要がない。つまり25~36.25という狭い範囲の方以外に対しては嘘ではない。

 あと、理IIIって体感的に偏差値80くらいかと思っていましたが、よくよく考えれば偏差値80だとおそらく数百人が0点で一人だけ100点、という無意味なテストレベルだったはず。

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