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申請しないともらえないお金

我が家に最近、いろいろ違うエージェント、会計事務所から「まだ受け取っていない返還金があります」的な手紙が届くようになりました。

えーっなんだろう、新手の詐欺かな、と思ったのですが、文書にある受取金額がみんな揃いも揃って同じ金額だったし、もしやと思いフロリダにいたころに家のローン用に使っていた銀行に(夫が)連絡してみたところ、6年以上前に家を売った際の返還金が実際に存在している、とのこと。

ただし、6年前に我が家あてに送った小切手は現金化されずにそのまま銀行に戻ってきてしまったそうなので、今は銀行の管轄ではなくフロリダ州がその資金を管理しています、ということでした。

未返還のお金(unclaimed fund)については州の公式記録で見ることができるから、それで手数料をもらいたいエージェントがこぞって我が家の引っ越し先を追跡して親切にも手紙を送ってくれたというわけ。

うち、転勤族なので引っ越しが多くて、家も数軒売り買いしたから転送に次ぐ転送で行き場を失った手紙が戻ってしまうってことはあるかもしれない。その返還金については州のサイトから返還の申請ができるそうで、自分たちで必要書類をそろえて返還手続きをやりました。

エージェントからの手紙をよく読んでみると、手数料として返還金の10パーセントをいただきますと書いてある。いや、自分たちでやれば書類自体は30分もあれば無料で揃うわけだから、そこに数百ドルを出すのもどうかという感じではあるけど(出す人がいるのか?いるからこうやって皆手紙を送るのだろうけど)、詐欺ではなかった。

しかし州も銀行も、こういうお金がありますよということは誰も我が家には連絡してくれなかったのよ。そういう意味では手数料欲しさに連絡してくれた数々の会計事務所様様ではある。

こういう「存在することすら受取人が知らない」「申請すればもらえるお金」がそのまま誰にも発見されず、いずれは州もしくは国の持ち物になってしまう、というのはけっこうありそうですよね。

こういうのって十年なり経過したら無効になるらしいし。皆さんのおうちにもひょっとしたら貰い損ねた還付金があるかもしれないですよ。

いただいたサポートは我が家の4匹のうさぎのお野菜代に充てさせていただきます(*'▽') むしゃむしゃー!