世の中にはひどい人間もいるけど優しい人間もいるものだ

無買月間が終わったので今日はコスコへ買い出しに行きました。300ドルくらい買って満足して帰宅。

コスコへ行くと大体10ドルのチーズピザを夕食に買って帰るのですが、これが持ち帰りのための待ち時間がものすごく長いんです。日によるけど注文を入れてから30分から45分くらいはかかる。

なので「今日は買い物が短そうだな」という日は事前に入店前に注文しておいたり、買い物の途中でわたしが一旦抜けてフードコートへ行って注文を入れてから買い物を続行したりしています。

今日はとにかくその待ち時間が長くてたぶん1時間くらい待ったと思う。いつもはこれほど待たされないから、たぶんスタッフの数が足りなかったとかそういうことじゃないかな。

みんな受け取り口のあたりで忍耐強く自分のぶんのピザの番号が呼ばれるのを待っているわけですが、今日はここで正反対の人間模様を目撃しました。

みんなが待っている中で、後からやってきた女性が「ちょっとぉ、ピザ注文してからもう25分は経ってんのよ、まだなんで出来ないのよ」と店員さんに詰め寄り、怒鳴り散らし、窓口の前で店員さんにガンを飛ばし、挙句の果てには他のみんなが自分の番号が呼ばれるのを待っているのに（この女性よりうんと長く待っている）、ごり押しして自分だけ先にピザを持って帰っていったのです。

ちょっとひどくないっすか。みんな待ってるのによ。

すると一緒に待っていた男性のひとりが、この窓口の前でずーっとピザを待っている男性と小さな息子さんに気がついて「ちょっと、あなたの番号は何番なの、え？もう1時間も待ってるじゃない」と言って、ピザ売り場の店員さんとこの親子のために話をしてくれました。

どうやらこの親子、英語がよくわからなかったらしくて、いつまで待てばいいのかもわからないままここでずっと待っていたらしいのです。その後すぐにこの親子は無事にピザを受けとることができました。

世の中には自分勝手でひどい人もいるけど、こんな状況でも他の人を助けてあげようという人もいて、なんというかこういう時にこそ人間性が出るよなぁ・・・と思ってしまった今日の出来事でした。

しかし声が小さくて大人しい人が馬鹿みたいに真面目に列に並んで待って、声のデカい図々しい人が一番先にピザを受け取って帰るというこの図式はやっぱり間違っていると思うのだった。世の中ってほんとどうかしているよ。