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超主観的シモキタ観

ここ最近、下北沢のホットなニュースが多い。

複々線化、駅前再開発で、年々きれい&おしゃれなスタイリッシュタウンになってきた下北沢界隈。
ドラマ「silent」「ぼっち・ざ・ろっく」の舞台として注目を集めてると聞いております。
(ちゃんと見てなくてすみません)

土曜の午後に下北に降りたのですが、過去最高レベルに街に人が溢れていて、盛り上がってる!!とびっくり。

一方、メディアで特集されている最近のシモキタ像を見ると、「なんか私のイメージと違う…」と思うことも多いので、超主観的シモキタ観を書いてみようかなと思う。
(コロナ前は職場⇄家の真ん中に下北沢があったので、週1くらいで出没していた。最近の風景とは違うかもなので、話半分に聞いてください。)

①実はそんなに若者がいない

「若者の街」というイメージで謳われがちですが、実際は大人が多い。学生とかあまり見かけない。
特に平日はアラフォーくらいの人が1人でうろついている。

②「シモキタっぽい人」は少数派

古着!雑貨屋!ライブハウス!みたいなサブカルチャーイメージから、上京前は「シモキタっぽい人」がいっぱいいるのかと思っていたけれど、実際そんなにいない。古着屋や美容室の店員さんには多いと思うけど……

むしろ「下北沢を愛しているが、それを表面には出しておらず、でも仕事着にも少し自分のこだわりが滲み出ている、仕事帰りの会社員」が平日夜にうろついています。

③平日の昼のカフェに、なんの仕事してるかわからない感じの、ノマドワーカーがいる

下北沢っぽい個人経営のカフェには、「なんのフリーランスかわからないノマドワーカー」、もしくは「謎の打ち合わせをしている業界人っぽい人」がいる。
会社で貸与されているパソコンには、おしゃれステッカーは貼れないもの……

④土日になると客層が変わる

土日には若い女の子グループとかカップルが来ている。東洋百貨店で雑貨を見たり、映えスイーツを食べたり。
あんまり男子グループは見たことないな。

⑤ガチでおいしいお店が多い


下北沢の飲食店は、こだわりの個人店か、どメジャーなチェーン店か、に二分されているように思う。
流行りっぽい店も出店するけれど、上記のように意外といる層が若くないので、実力が伴わないお店はすぐに淘汰され退店してしまうイメージ。

⑥キッチン南海から漂うにおい

ほかの街との違いは、下北沢のにおいにある。と思う。
特に下北沢南口から餃子の王将の方に下る道は、進むごとににおいが変わり、カオスな様相です。マック、富士そば、ペットショップ、ラーメン、アジア雑貨、とどめの「キッチン南海」。

居酒屋が立ち並ぶ街とは違い、あらゆるにおいが混在する下北沢。

⑦芸能系の人が普通にいる


電車のホームにバンドマンが立ってたり、喫茶店や居酒屋に芸人さんがいたり、ライブハウスの後ろのほうで俳優さんが見にきてたり…と、普通に芸能人を見かけることが多い。
大体平日の夜に見かけるけど、みんな1人もしくは数人のプライベートな時間なので話しかけたりはしない。話しかけられてるのも見た事ないから、表に出る人にとっても居心地良さそう。


まとめ

思いつくままに書いてしまったけど、個人的には、下北沢の魅力は雑多さと程良い放置にあると思っている。

こうした方がいいよ!これが売れてるよ!ターゲットはこの年代!おすすめはこの商品!コンセプトはこれ!みたいな干渉がなく、
ぱっと見「やる気あるのか?」って感じに気が抜けてるけど、なんとなく入って適当に目についたメニュー頼んでみるとめちゃ美味い………みたいなお店が、ただ雑多にある感じ。

適当に入ったカフェのプリン


20代前半の頃、平日仕事帰りにたまに寄っていた飲食店があった。
そんなに話したりはしないけど顔は覚えてくれていて、サービスでゆでたまごを付けてくれたり「いつもありがとね〜」と挨拶をしてくれる、程よい距離感だった。
もうなくなってしまったけど、あの雰囲気好きだったなあ。

下北沢で友人たちと数え切れないほど飲んだけど、ほとんどどうでも良い話で、あんまり覚えてない。爆笑してたし、たまにボロ泣きしたりしてた。でもよく覚えてない。それが下北沢です。

新しく変わっていく下北沢も楽しみだけど、この雰囲気は残っていくといいなあ、と思っている。

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