人生100年時代の働くを考える(過去の大器晩成家に学ぶ)

小学校の頃読んだ伝記では、織田信長が「人生五十年」(源平合戦を描いた「敦盛」という幸若舞が元)の舞を歌ったといわれました。
「50年って長いような短いようなだなあ」と幼いなりの儚さを感じたものですが、いまや「人生100年時代」

シンプルに言うと、今の時代のルールは2つ。
・65才定年では逃げ切れないよ。80才すぎまで働くんだよ
・学ぶ→働く→隠居するではだめだよ、学ぶ→働く→違うステージで働く(学びなおす)→違うステージで働く→隠居する、という働き方になるよ


「現代だと80才って亡くなる年齢やん…そこまで働くとかイメージわかないわ…」と私自身も思ったので、過去、当時の寿命を過ぎて大成した、大器晩成家を調べてみました。

#1:ネルソン・マンデラ(wikiリンク)
マンデラは、アパルトヘイト撤廃に尽力し南アフリカの大統領として民族和解・協調政策を進めた政治家です。
1918年に生まれ、学生ストライキで退学するも、夜間学校で大卒資格を得るというパワフルな人です。1964年、46才の時に国家反逆罪で逮捕され、終身刑が課せられます。獄中ですらも学び続けることを止めず、南アフリカ大学の通信制課程(法学士号)を取得したり、アパルトヘイトの主要勢力であるアフリカーナーとの対話を予測し、アフリカーンス語やラグビーの知識を身につけたと言われています。1990年、72才の時に、26年間の投獄期間の末釈放され、南アフリカ共和国の象徴として政治活動に復活したのは、ご存知の通りです。

#2:チャールズ・ダーウィン(wikiリンク)
ダーウィンは、論文「種の起源」で「進化論」を提唱した自然科学者です。
ケンブリッジ大学を卒業後、ビーグル号に乗り航海記録の執筆に努めます。1839年、彼が30才の時にビーグル号の航海記録が好評を博します。しかし、彼が研究を続ける自然選択説(の萌芽と言えるもの)は「非宗教的」であるとして、彼の父から奥さんにも口止めするよう伝えられていました。
長年の研究の末、1959年、50才の時に論文「種の起源」を発表。喧々諤々の議論の末(wikipediaを読んで下さい)、1877年、68才の時に、ケンブリッジ大学はダーウィンに名誉博士号を贈り、彼を称えました。

#3:徳川家康(wikiリンク)
徳川家康は言わずとしれた江戸幕府の祖。幼い頃は人質として生活を送り、武田との戦いで圧倒的な敗戦を経験、しかし最終的に天下分け目の戦いと言われた関ヶ原の戦いに勝利、62才にして征夷大将軍となり、250年を超える江戸幕府の礎を築きました。

Wikipediaに、辛抱に辛抱を重ねた言葉がつづられています。
「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし、いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし、 こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもへ。 勝事ばかり知りて、まくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責て人をせむるな。 及ばざるは過たるよりまされり」

大器晩成、、、というには大物過ぎる人々を調べてしまった気がしますが、面白いのでもうしばらく(不定期に)続けようと思います!
ではでは。

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