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家族を守るために、逃げろ!

私は24年間、毎週欠かさず『週刊少年ジャンプ』を読み続けています。最新刊の表紙を見るたびに今でもワクワクしています。合併号という焦らしに一喜一憂する36歳。「友情・努力・勝利」は手に入れられていないまま、早いものでアラフォーとなってしまいました。

今回はそんな私が、”一般的に理解されているものとは違う、自分がランニングをする理由”について書いてみました。

暴力をつかっちゃう人っているよね

皆さんは社会人になってから「今の行動、少し暴力的じゃない!?」と思う出来事に遭遇したことはないでしょうか? 小さな例だと、普段は誠実で律儀な人がお酒の席で小突くとか。

私は約10年前、取引先と10人ほどで食事に行ったとき、うるさいという理由で同じ店に来ていた他の団体に暴力をふるわれたことがあります。

このような体験は他にも1回あり、私は社会人になって2回暴力を経験しています。普段見えないだけで、手段として「暴力」の使用を選択する人は、いるところにはいるんですよね。

子どもを狙う人もいるよね

こども


父親になる前の自分は、そういう輩ってそりゃどこかにはいるよな、くらいの認識でした。親になった今では、何をしでかすかわからない人は案外身近にいる、と危機意識が高まりました。子どもに危害を加える恐れがある人は、大人の私には存在が見えていないだけだと思います。

粗暴犯の認知件数は減っている……けど実態は?

粗暴犯 推移

令和元年 警察白書 統計2-4 刑法犯罪種別認知件数の推移(平成26~30年)より作成

私が先ほど説明した街で暴力を振るう人は、警察がまとめた資料によると「粗暴犯」に分類されます。上の折れ線グラフは2014〜2018年の粗暴犯の推移です。グラフを見る限り、全国的には年々粗暴犯の件数は減少していることがわかります。

練馬警察署粗暴犯

警視庁 練馬警察署 過去5年間の刑法犯の推移 粗暴犯

一方でこちらは、東京都・練馬区における2015〜2019年の粗暴犯の件数です。全国的には減少の一途をたどっている粗暴犯の件数ですが、私が住んでいる練馬区では、ほぼ横ばいです。

このように全国的には減っているように見えても、皆さんが住む地域では、決して減っているとは限らない。むしろ増えているかもしれません。

しかも、この警察の認知件数は、あくまで”警察が粗暴犯を認知した件数”です。暴力を振るったり、振るおうとした輩がそのまま逃走して行った場合、件数としてカウントされないので、本当の実態は誰にもわかりません。

もしもの時、あなたならどうする?

自分や自分の大切な家族が、いつ危ない目にあうかはわかりません。考えすぎかもしれませんが、私は日頃から家族を守る意識をもっておくべきだと思ってます。

しかし実はそんなこと、親ならみんなわかってますよね。現実は家族を維持するだけで、日々いろんな出来事に振り回されて、自分の時間はなくて、心の余裕も無くして、なかなか守るというところまで頭が回らなかったり、自分もまさにそんな感じ。

でもそんな大切な家族だからこそ、もしもの危険が降りかかることを、シュミレーションできていますか? 私が想定しておきたいと思うのは、例えば以下のようなシチュエーションです。

家族(自分・妻・娘)で旅行に出かけました。旅行先でみつけた公園に、娘を連れて行きました。公園のベンチにはぶつぶつ独り言を言う40代くらいの男性が座っています。娘は遊具に向かって走っていきました。男が立ち上がり、娘の方に近づいて来ます。心配になり、私が娘の横に行くと男はベンチに戻りました。バックから何かを取り出して、男がまた近づいてきました。

この時、男性は子供にあげる「アメ」をバックから出したのかもしれないし、「危険な何か」を出したのかもしれないし。「男性がどんな人間なのか」「バックから出したのは何か」を特定できない場合は、無礼かもしれないけど、最悪のケースを想定して男性に対応するべきなのか…。

「男性がどんな人間なのか」「バックから出したのは何か」一瞬で把握することは困難なので、自分としては「危険な人」である前提で考えるしかないと思っています。


危険な人に遭遇したら、携帯片手に逃げろ、走れ、走れ!

危険な人から 逃げろ!

先日、私はキャッチボールをしました。ゴムボールを使った素手でのキャッチボールです。日頃の運動不足がたたったのか、投げると肩まわりに痛みを感じました。また、実家近くの町民プールに行ったときには、軽く泳いだだけで私は酸欠になりました。

学生時代は部活(サッカー)に励み、20代まではそこそこ動けていたはずなのに。気づいたらちょっと泳いだだけで酸欠を起こす、立派なアラフォーおじさんです。頭の中のイメージでは動けていても、現実にはそうはいかなくなってきました。

とはいえ、危険な人から家族・自分の身を守りたい。考えた結果、アラフォーにはアラフォーなりの身の守り方があると思うのです。ここではアラフォーの私が考える「危険な人から身を守る方法」をお話します。

イメージは『るろうに剣心』の明神弥彦

危険な人からの身の守り方は、決してふざけているのではなく、大好きなジャンプ漫画がヒントとなっています。そのヒントとなるのが、90年代、ジャンプ黄金期の大ヒット作『るろうに剣心』。皆さんは本作に登場する「明神弥彦(みょうじん やひこ)」をご存知でしょうか。

勝気な性格で、剣の上達に人一倍熱のある弥彦はある日、わけあって1人で暴漢と戦うことになりました。しかも、1人で挑む弥彦に対して相手の暴漢は複数人。

弥彦は毎日熱心に稽古しているとはいえ、まだ子どもです。しかも、相手が複数人となれば分が悪い。一方的にやられるのでは!!!と思った瞬間、弥彦の脳裏に本作の主人公「剣心」の言葉が浮かびます……。

決して正面から戦おうとするのではない。まず逃げる。逃げながら振り向いて1人倒す。そしてまた逃げる。この繰り返し!

そう……戦おうとするのではなく、まず逃げることを考えるのです。ここに、危険な人に自分や家族が襲われそうになったとき、アラフォーがとるべき答えがあると思っています。

警察に助けを求めるための携帯電話(スマホ)は、たいていの人はポケットに入っているでしょうから、アラフォーの父親が危険な人に出会った時は、まず家族を逃し、そして自分も逃げるのです。そしてある程度、距離を取ってから必要なのであれば携帯電話で助けを呼ぶのです。


アラフォーになったら、ランニング一択!

携帯電話は、普段持ち歩いていることが多いと思います。動画撮影と電話が使えればいいので、特別な操作の準備は必要ありません。そうなると必要なのは逃げる力です。そして「逃げる力」を伸ばす方法なんて、正直いくらでも考えることができますよね。でも運動に不安を抱えるアラフォーなら、「ランニング」が始めやすいのではないでしょうか。

実際には、危険な輩に対する防衛手段なんて、他にいくらでも考えることができます。ただ、どこまで考えたとしても、リスクをゼロにする完璧な対策なんてないし、時間がそもそも無いなかで、小さく行動をはじめるのであればランニングくらいかな~という提案です。

そんなことを考えながら、自分は早朝ランニングをしていますよ、というお話でした。

※よろしければ私の事業への想いもお読みいただけると嬉しいです!


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