見出し画像

今準備している事。

僕はずっと前からお店について、常日頃から50周年を迎えたからと言って51周年を迎えられると決まったわけではない。51周年を迎えたからと言って、、、と常に緊張感をもっていなければならないと自分に言い聞かせてきましたが、この3月頃から始まった新型コロナウィルスの影響はこれまで想像すらした事がないような劇的なものです。

まさかたったの数か月で世界中がひっくり返るような事になってしまうなんて。

これまで細々とではありますが、何とか続けることが出来ていたお店がこんなにあっという間に苦難に立たされてしまうなんて、思いもしませんでした。

3月の上旬には家主さんにお願いして場所をお借りし、お昼の弁当販売をスタートさせました。すぐにメニューを限定してロスを防ぎ、夜の営業では極限まで人数を減らして営業してくれています。

時間を見つけては店の周辺の会社やお店にお弁当やテイクアウトのビラを配って回り。お名刺を頂戴しているお得意様にはメールを送っています。

僕は知り合いの皆様にお願いして自分の車で皆様のご自宅まで商品を配達させていただきました。

並行して許可証の申請をし、商品の通販が間もなく始まり、デリバリーでお酒が販売できるようになりました。

前の日の夜に皆で打ち合わせ、翌日にはすぐ動く。営業時間もメニューもオペレーションもシフトも、すべてが日々、その時の状況に合わせて刻々と変わっていきました。

我々経営陣は、給付金や協力金の申請や融資の手続き。各店舗の家主様との家賃交渉などなどこっちはこっちで東奔西走する日々です。

とにかく思いつく限りの事を全員が全力でやった3か月です。

そして今。

緊急事態宣言が解除され、東京アラートが段階的に緩和され。ようやく通常に近い形での営業が出来るようになりましたが、営業出来るようになったからと言って人の動きが以前のように戻るわけでもなく。

ソーシャルディスタンスを守りながら営業する店内は、テーブルが4割程度しか使えません。

以前として厳しい状況に大きな変化はありません。

どう抗っても先が見えない状況が続いています。

悔しいです。悔しいですが、皆様のお力をお借りしないと、この店の継続が出来なくなってしまうかもしれない。

そう考え、クラウドファンディングを利用する事にしました。

本当は使いたくなかったのです。

お客様にそんなわがままはお願い出来ない。申し訳ない。

ずっとそう思ってきました。自分たちの努力で切り抜けよう。きっとなんとかなる。

そう思って3か月全員で全力で走り続けてきましたが、残念ながらそうはなりそうにありません。スタッフたちに罪はありません。

彼らにちゃんと給料を払ってやりたいのです。

アルバイトスタッフはほぼ全員に休んでもらっています。少しでも早く彼らに帰ってきてほしいのです。帰っておいで、と言いたいのです。

僕の力だけではそれが出来そうもありません。

クラウドファンディングを使おうと思い立ったのは少し前からでした。

少しずつリターンを用意し、ご協力いただける方に様々なお願いをしてようやく本当にスタートできそうなところまで来たので、これまでに進めてきたことの報告と紹介を兼ねて、ここで発信していこう、と思ったのがnoteを再開しようと思い立った一番の理由です。

少しずつ思い出しながらここに書いていき、現在に追いつかせようと思うので、初めは短い間隔で更新を続けたいと思っています。

使ったことがないのでよくわかっていないのですが、サポートしていただけたらお店やスタッフのためになる事をしたいと思いますので、よろしくお願いします!