順位がつけられるとわかっているものなら、全部トップを狙わなきゃダメだ!
宇宙兄弟 10巻より引用
宇宙飛行士の訓練。
六太含むEチーム6人は砂漠を越えて目的につく順位を競っていた。
リーダーは毎日交代しながら進み、六太たちは最下位に沈んでいた。
そんな中、新田は仲間を置いてどんどん進んでいく。
一見無理そうなスピード感で。
リーダーが仲間置いてってどーすんだ!
一般的な組織なら、他のリーダーを公然と批判し、仲間を置いて突っ走るそのリーダーは煙たがられがち。
ただ、新田には意図があった。
俺はこの30人のアスキャンの中で誰より早く宇宙に行きたいんだよ。
先輩宇宙飛行士の紫さんは、
「自分たちは役者、舞台に上がれるかどうかは脚本家次第。」
と語っていた。
『訓練の成果が必ずしも直結するかわからないが、他との違いと生み出すためには、毎回トップを取ればいい!』
新田の決意を感じる一言。
それに呼応して、順位を上げる六太たち。
成果に直結するかわからないものでも全部トップ狙ってるか??
新田のように「どうしてもこれを叶えたい!」というものがあると、成果に直結しないことだとして、全てをやり抜こうとする。
ぼくは、「この順位で判断します。」というものがあったら頑張る。
「この順位では、評価するかどうかわからない」となったらサボりがちなタイプだ。
ただ、人生の中でどうしても叶えたいコトがあったときは、新田と同じ状態になったこと、それができたときの達成感を味わっている。
何がなんでも叶えたいことありますか??
どうしても叶えたいコトがあったら人は物凄いエネルギーを発揮する。
今それがある人は、それに向けてベストを尽くしているでしょう。
「そこまで思えるものがない!」という人は、ぜひ宇宙兄弟。
自分の心の火種を燃やすきっかけが詰まってます。
山下大輔
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?