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モデルチェンジ

「世の中がどんどん変わっている。」そう感じたのが2018年でした。

『私は、トヨタを「クルマ会社」を超え、人々の様々な移動を助ける会社「モビリティ・カンパニー」に変革することを決意しました。』

そこまで自動車業界に興味があったというわけではありません。

AIやRPA、ロボティクスや自動化技術に興味を持ち、アンテナを立てたときに飛び込んできたのがこのニュースでした。

豊田章雄さんは、創業社長の孫でトヨタ自動車の現代表取締役社長。

「3代目は苦労を知らない!3代目が会社を潰す!と言われている」

と自身に向けられている批判を自嘲しながら、変革を宣言し、次々を新しい施策を打ち出している。

その動機がぼくにとってはとても興味深いものでそこから豊田章雄さんにとても興味を持つようになりました。

2020年には、スマートシティ構想を発表、私財を投じるらしい。

豊田章男さんは、トヨタイムズなどのメディアなどでご自身の見解を発信しているので、その挑戦や見解を今後も追いかけていくつもりです。

ぼくが興味を持ったのは、「トヨタほどの成熟した企業で利益が出ているにもかかわらず、既存の市場や取引先の売上を壊す(カニバる)かもしれない方向に舵をきったのか。という点です。

乱暴にまとめると

「今はうまくいっているし利益も出てるけど、消費行動の変化、環境問題、行き詰まるのは目に見えているので、体力があるうちに新しい方向にシフトしよう」

ということだけどこれを本当に実行するのはすごい決断。

なにせ、グループ16社、直接の取引先は6000社、間接的に取引する企業は3万社を超える企業の舵取りをしている中での勇気は本当に尊敬です。


ぼくの身近で活躍されている経営者にもそういう方がいます。

嶋村吉洋さん(ワクセル主宰)です。

嶋村さんは、投資家でもあり、不動産オーナーでもあり、AIやロボティクス、ブロックチェーン関連、SDGs関連の事業を立ち上げている。

(正確じゃなかったらすいません。)

今では事業ドメインを増やし、多角化しているが、数年前までは

「成功するためには選択と集中が大事」「チームビルディングが最強」「おかげで絶好調!!」

とおっしゃっていたので、一つを極める方向に向かうと思っていました。

そのはずが、気がついたら幅広く様々な分野に参入。

しかもぱっと見では関連がなさそうな領域にぼくには見えています。

「今が絶好調だからこそ、未来に向けて種をまいている」

気になる!!!!

残念なのは、豊田章男さんと違って嶋村吉洋さんは、メディアなどの露出がほとんどないこと。

キーエンスの創業者、滝崎武光さんを尊敬しているようです。

成功者から学ぶ!とつねにおっしゃっているので、滝崎さんを真似しているものと思われます。

このキーエンスという会社を調べてみるとこれまた興味深い!!

キーエンスの創業者である滝崎武光さんの最終学歴は高校卒業。

2度の企業の失敗を経て、3社目に立ち上げたのがリード電機、現在のキーエンス。

しかも事業が軌道に乗ったきっかけは、トヨタ自動車へのセンサー納入だったというのだから面白い。

また、キーエンスは、特定企業に依存しない経営体質の構築を試みに成功し、1986年には社名をリード電機からキーエンスに変更、「製造業」であることと決別、1991年にキーエンスは任天堂の株価を凌駕して「株価日本一」の称号も手にするなど、日本を代表する高収益企業へとして認知されています。

成功している経営者は、モデルチェンジする勇気も持ち合わせている。

自分も見習って、モデルチェンジする1年に。

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叶いもしない夢を見るのはもう止めにすることにしたんだから
今度はこのさえない現実を夢みたいに塗り替えればいいさ
そう思ってんだ 変えていくんだ きっと出来るんだ

そう何度でも 何度でも僕は生まれ変わって行ける
そしていつか捨ててきた夢の続きを
暗闇から僕を呼ぶ明日の声に耳を澄ませる
今も心に虹があるんだ
何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける
そうだ まだやりかけの未来がある

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