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飛躍の年にする?しない?

【おっさんたちの往復書簡】
↑高校の友人とやってる往復書簡(今回で5往復目)です。


新しい仕事が始まりそうなんだね。すごい!妙加谷なら心配ないと思ってた。これまでたくさんの人と信頼関係を作っていたことや状況を打破すべく自ら色んなアクションを起こしたのは流石。対処できるかビビってるって?無責任なことを言うようだけど絶対大丈夫やよ。妙加谷、とてつもなく器用やから。高校の家庭科の授業でも男のくせに編み物めっちゃうまかったやん。新しい仕事くらい屁でもないでしょ?うん、もう飛躍しかないね。応援してる。

それから、仕事でも一緒に動けそうでうれしい。思いはあふれていますが足りない部分も多いので妙加谷はじめたくさんの方に補ってもらい、その上でみんなで成功を分かち合えたら最高やね!
でもまあ来年は成功がお預けになってもよいかと思っています。何か新しいことを始めて最初から理由もわからず成功するくらいなら、小さな失敗をうんと経験して知見をためた方が絶対いいので。「挑戦して成功」→〇、「挑戦して失敗」→◎、「挑戦せず現状維持」→×だと思っています。「お前、そんなことも知らんと新しいこと始めたんか」と諸先輩方からあきれられるくらいがちょうどいいんじゃないかな。こう考えると失敗も怖くなくなるし。



さて2019年の総括と2020年の抱負っすね。まず2019年の総括ですが一言で表すと「未知との遭遇」でした。2019年7月から今の職場に籍を移し、未経験の木材業界に一歩足を踏み入れた今年。初めましての連続で、エキサイティング&ハートフルな毎日を過ごしました。

149人との遭遇

7月以降にいただいた名刺を数えたら、12月12日現在で149枚ありました。名刺を見ていると皆さんの笑顔が目に浮かびます。「会ってまだ半年も経ってないのにみんなやさしくしてくれるなー」と感慨にふけりました。今後はつながってくれた皆さんと何か行動を起こしたいです。

60代との遭遇

今の職場は私以外全員が60代後半です。世代ギャップが身に染みた一年でした。熱中症が心配されるほどの灼熱の真夏に、現場に出れば当然滝のように汗をかくわけですが、そんな日の休憩時間に「お前そんな冷たいもんをようがぶ飲みできるな」と熱いお茶をすすりながらボソッと言われたときは衝撃でした。
私の両親より皆さん年上ですからね。うまくやれるか、嫌われたりしないかと最初は不安でした。しかし半年たって、毎日楽しく仕事をしている自分に驚いています。60代のみなさんとどっぷり仕事をしてみて、特徴的だなと感じたことは……
①若手に親切:こちらが積極的に質問すれば何でも親切に教えてくれます。
②関係性を大切にする:若い世代の何倍も人付き合いを意識しています。
③元気:肉体的にも精神的にもまだまだエネルギーあふれる世代です。
④がんこ(失礼!):なかなか今のやり方を変えてくれない方もいます(笑)
⑤病気と年金の話が多い:病気の話にはついていけます。
「この兄ちゃん、おもろいところあるやないか」と思ってもらえるようこれからも精進します!

木材との遭遇

やっぱり一番印象深かったのは「木」との遭遇です。生き物なんですよ、木って。それを頭じゃなく体で感じる毎日でした。こんなにそげが手に刺さったのは子どものころ以来。そんな攻撃性も含め一筋縄ではいかなくて、いつまでたっても知り尽くすことができない奥深い存在。生涯連れ添う相手とめぐり逢えた感覚です。業界の将来を嘆く方も少なくありませんが、高度成長期の延長線上の木の使い方から今の時代が求める形に価値を再編集できたらおもしろくなるんじゃないかと。小さい会社にしかできないことを意識して動いてみます。


2020年の抱負

来年の干支のねずみに負けないよう、2020年はフットワーク軽くあちこち走り回ろうと思います。とはいってもまだまだ自社の技術を十分受け継げていない半人前(いや、十分の一人前だわ……)の状態なので、これまでに引き続きしっかり現場にも入ります。
将来に向けた仕込みも少しは前進させたいね。冒頭にも書きましたが、2020年は飛躍は狙わず野ねずみのようにチューチューと山野を駆け回って経験値を溜める一年にしたいです。ミョウにもたくさん助けてもらう予定だよ(笑) 来年も引き続き飽きずにお付き合いよろしくね!!

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