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ビジネスと人生の「見え方」が一変する『生命科学的思考』高橋祥子

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今回は書籍のタイトルをそのまま記事タイトルに持ってきました。なぜかというと、文字に偽り無し、まさに見え方が一変する内容だったからです。著者の高橋祥子氏はメディアにも度々登場しますが、生命科学研究の土台がしっかりと考え方に見て取れ、落ち着いた話しぶりの中に独特な説得力を感じます。

読みどころ①:感情の意味がわかる

様々な感情がどんな意味を持って湧き上がるのか、生命科学的に分析しています。例えば、「一人で寂しい」という感情は、集団生活によって生命の危機から身を守るための生存本能によって起こります。こういった感情の理由がわかることで、自分に対しても他者に対しても優しくなれたり冷静に向き合ったりすることができるのです。

読みどころ②:経営に関する新しい視点をもらえる

著者は経営者でもありますが、当時世界的にも珍しい遺伝子研究、ゲノム解析での起業だったため、反対の声も多い中での起業だったようです。実際の彼女の経営における経験だけでなく、物理学者エイドリアン・べジャンの提唱する生命に関する法則なども例に挙げ、よくある経営やマーケティングの書籍とは違う角度から説得力のある分析を行っています。新規事業立ち上げのタイミングなどとても参考になりました。

ちなみに、本書で取り上げられていたエイドリアン・べジャン氏の書籍がこちら。「100冊のビジネス書を読むより本書1冊を丹念に読むほうがずっとよい」という鎌田浩毅氏(京都大学大学院教授)のコメントもあり、早速僕も読み始めています。新たな知識の連鎖が起きるのが読書のいいところです。

読みどころ③:著者の感性の素晴らしさ

同じように生命科学を学んでいたとしても、僕には同じように捉えることはできなかったのではないか、と感じました。例えば、機械の体に魂だけを移したとしても、思考は変化する、という話がありました。肌の感覚や嗅覚などの五感が変わるため、感じ方も変わり、思考も変わる、というもの。このように、学んだ知識から発展して応用するには脳みその柔軟さや感性の豊かさが必要なのではないでしょうか。

あとがき

僕は理系で物理、化学を取っていたため、生物に関しては詳しくありません。それでも本書では非常に噛み砕いて丁寧に説明してくれているため、思考法だけでなく生命科学に関する興味にもつながりました。ビジネスの思考法という切り口から生命科学に関する興味も持ってもらえるような作りになっており、そのあたりの設計も感心しました。

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