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OMOの世界、オモロ~!!

マーケターレベル3のダーイシです。
昨日投稿しました、DX。

そんなDXが浸透した先の社会「OMO」について本日は書いていきます。

1.OMOって?

まずはOMOについてですね。
OMOとは、
Online Merges with Offline(オンライントオフラインの併合)
です。

これだけ書いても意味が解らないので、
図解しながらご説明します。

これまでは、

オフラインのリアル世界が中心で、デジタルはあくまで新たな領域

と考えられていました。

リアルとデジタルが別物として併存しているという世界ですね。

図解するとこんなイメージです。

ビフォーデジタル

現状、リアルの店舗と、楽天市場やAmazonといったECなどを
全く同じものと考えている人はいないと思います。

OMOとは、

リアル世界がデジタル世界に包含される

という形になります。

図解するとこんな感じです。

アフターデジタル

オフラインとオンラインが全く別モノではなくなるというイメージです。

2.デジタル化でできること

DXが進んだ社会では、お客様のデータは「属性データ」だけではなく、
あらゆる「行動データ」が取得されるようになります。

そして、それを基に社会・産業構造は構築されていきます。

この図式は既にサブスクリプションサービスのパーソナライゼーションでその片鱗が見られます。
例えば映像系サービスを使う際に、“あなたにおすすめの動画”とレコメンドされるのが、それです。

他にも、例えばお客様の持つスマホから、「〇月〇日〇時頃、渋谷のアパレルショップで洋服を買って、表参道に移動してお店を検索して表示されたイタリアンのお店でジェノベーゼを食べた」
といったような行動データが得られます。

更に社会全体のDXが進むと、
街中にセンターを配置して顔認証などと連携し街の安全を監視したり、
人の動きをデータとして蓄積したりすることもできます。

実はこうしたDXが社会全体で進んでいるのは“中国”です。(中国の事例についてはいづれまた記事にしていこうと思います。)

3.OMOの世界になると

OMOとは、絵の通り、常にデジタル環境に接続している状態となります。
人々は常にオンラインの社会の中にいて、時々リアルとの接点があるといった状態になるわけです。

デジタル先進国ではもはやOMOという単語が取り上げられなくなるほど当たり前になってます。

でもそれが日本でもそうなるとは限らないのでは?

確かにデジタル後進国と言われている日本で浸透するかは不透明です。
一方で、強い外的要因が出てきたのも事実です。

それはコロナ禍の世界の到来です。

これまで日本では多くの会社で出社(リアル・オフライン)するのが当たり前で、ごく一部でリモート(オンライン)の働き方が取られていました。

ところがコロナがきっかけに、
多くがリモートワークになり、そこから週に1回は出社して顔を合わせるなどのおフランが混ざってきました。

もはや、リモートワークと出社の境目が曖昧で、極論、リゾート地でリモートワークもできるわけです。

いつの間にか働くスタイルがOMOになりつつあります。

これからの社会は常にオンラインで接続されるようになり「オフライン」「オンライン」という区別はなくなり、デジタルを起点に物事を考え始める必要があると考えています。

4.最後に

今回はOMOについて書いていきました。
代表的な例でいうと中国で最も有名なプラットフォーマーである「アリババ」は行動データを活用したビジネスを展開しています。
具体的に書くとキリがないので今は割愛しますが、デジタルというジャンルにおいて中国と日本は大きな溝をあけられていることは事実です。

ただ、私自身は営業畑の人間なので、オフラインの世界がオンラインに取り込まれることに少し寂しさを覚えてしまいます。
やはり、人とリアルで会った時の空気感などはオンラインでは味わえないものです。

デジタルマーケティングを生業にしている人間の発言としては不適切かも知れませんが、やはりリアルとオンラインには明確な境界線があると思っています。

もしかしたら今後通信技術の進歩によってその境界線を凌駕する
サービス等ができるのかもしれませんが、OMOの世界というのは、人が動物として有してきた何かを失わせるものになるのではないか、と少し考えてしまうのです。

ちょっと都市伝説的な終わり方になってしまいましたが、
本日はここまでにします!それではまた!!おやすみなさい🌛

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