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【撮影記】(後編)厳冬期の北海道を5日間一人撮影旅してきました

北海道撮影記の後編となります。
前編未読の方は、まずはこちらをご覧ください!
URL: https://note.com/daishi_okamoto/n/n16b3ff98cef6

2月10日

早いもので北海道に着いて3日目です。
撮りたかったイメージのあるポイントが条件もよさそうだったので、撮影ポイントはそこに決め、-17℃の夜明け前から撮影スタートです。
また、北海道の友人が連絡をくれ登別方面から十勝の方まで会いに来てくれ、関東から別で北海道に来ていた友達も来ていたので、好条件に胸を躍らせながら朝の5時半過ぎから一緒にワイワイ撮影しました。

「冬枯れの地」
大地は雪に覆われ、木々には霧氷がつき白銀に染まっていく。
そんな世界の中でも色褪せた暖色の葉を残す木々は、過酷な環境にも耐えながら何かに抗っているかのようにも見える。

本当は朝日が入って黄金に輝く霧氷も狙っていたのですが、東の空は曇っており残念ながらそれは叶わず。
ただ代わりに朝日の光が入らない分気温の上昇もほとんどなかったため、撮影に飽きてくる時間帯の朝9時頃になっても霧氷は残ってくれていました!
結果として、撮影ポイントをいくつか回り、3時間以上霧氷天国を満喫できました😊

「凍てつく木々」
普段は葉も落ちて真っ黒な木々ではあるが、冷え込んだ朝に霧氷を纏うことによりゴージャスな姿へと変貌する。
このあたりは付近に川があるため冬の時期は割と霧氷にも出会いやすい。

他にもたくさん撮れたので、またどこかで公開したいと思います。

いろいろなポイントを回ってもなお綺麗な霧氷が残り続けるため、贅沢ではあるが霧氷がまだあるのに撮影にも満足し次の目的地へ移動の準備をします。
現地で会って一緒に撮影していた友達ともここでお別れです。

次の目的地はまだ決まっていなかったのですが、夕方の天気は全体的によろしくなかったため、結局この日は翌朝に向けての大移動&休息がメインの1日となりました。

北海道来たら豚丼も安定ですね!

ご飯休憩とかもはさみながら車で移動をし、夕方には札幌市内まで辿り着きました。
夜は温泉で寝不足の身体にたまった疲労を回復させ、翌日の撮影に備えます。

2月11日

4日目です。
朝活スポットの近くにある道の駅で車中泊しておりましたが、朝3時半頃にアラームが鳴ります。
なぜこんな時間にアラームが鳴ったかというと、雲が多そうだなとは思いつつも、天気さえ奇跡的によければ朝活予定スポットは横たわる天の川が綺麗に撮れるスポットでもあったため深夜に様子を観に行こうと思っていたためです。

真っ暗闇の中、ヘッドライトを手に撮影の準備を開始します。
頭上は雲一つなく満点の星が煌めいていましたが、天の川が見られる東の空は雲に覆われています。
東方面は光害も少なく雲がなければ綺麗な天の川が見られるはずなので残念です。
シャッターを切ってみると案の定雲は多く奇跡的に晴れないかしばらく粘ります。
結局天文薄明の時間になった頃から少しずつ雲が晴れてきましたが、天の川は姿を見せてくれずでした。

天文薄明の時間に撮影

天の川撮影はあくまでおまけぐらいに考えていたのでここからはメインの朝撮影です!
夜明けが近づくにつれて、暗闇に覆われた世界は色を取り戻していきます。
少量ではあるがダイヤモンドダストが舞っているのも見えました。

朝日方面には雲があり目の前の景色が迅速に変化していき、時折発生するドラマ的展開も楽しみながら、気づけば朝8時まで撮影しておりました。。

「幸運の予兆」
樹林帯の向こう側に雲の隙間から溢れ出す薄明光線
冷えきった身体を温めてくれるかのような温もりを感じた
「光宴の残響」
朝日が上り様々な光の芸術を楽しんだあとの余韻の時間

この日は薄明光線(光芒)に加えて、幻日、タンジェントアークなど、様々な自然現象を楽しむことができました!

撮影が一段落したら、次の撮影スポットへ向かうべく峠道を下っていきます。
アイスバーンが多く、途中スリップして瀕死状態の車も発見しました。
…と思ったら、その車と同じところで自分もスリップしかけて焦りましたが、幸い立て直し自分は無事でした。
ただ一気に緊張感の増すドライブになったので、かなり慎重に下っていきます。笑

峠道を下りきってから次の目的地への道も、かなりせまい路地や急な坂道が多く、アイスバーンに気をつけながら対向車ともすれ違ったりでなかなかのハードコースで心は折れかけましたが無事到着!

アシリベツの滝の氷瀑を撮影するため、駐車場から雪道を15分程歩いて向かいます。
天気がよければ10:00頃から虹が出る予定だったのですが、到着時間もちょうどいい感じです。
早速望遠レンズにつけかえて撮影開始!
残念ながら太陽が雲に隠れていましたが、雲から顔を出したタイミングで虹と合わせて撮りたいと思い粘ります。
そして何度か太陽が少しだけ姿を見せると周囲は一気に明るくなり氷瀑には虹もかかりました!
その時に撮影した1枚はこちら↓

「Symphony」
未完成の氷瀑からは氷と水のアートが生まれ、しばらく経って光が差し込むと虹もかかり光のアートも共演する
まるで交響曲を奏でているようだ

札幌市内で観光客とかも多いエリアではあるが、結局ここでは誰とも遭遇せずでした。

ここでの撮影は終わり次の目的地へ向かいます。
ここから先は北海道全域で天気が壊滅的でしたので、あとはゆったり北海道を楽しもうと思ったため、ずっと行きたかった「くまげら」へ!
富良野にあるローストビーフが美味しくて有名なお店で、過去に10回ぐらい行ったことあります。
北海道来たらここへ来なければいけないという義務感があります😊

「くまげら」
和牛ローストビーフ丼 肉増し/ご飯大盛り
ここのローストビーフ丼は世界一美味しい!!

ご飯食べたあとは夕方も近づいてきていたので美瑛付近まで向かい撮影。
彩雲を撮ったりしましたが、あまり大したものは撮れずです。
最終日の翌朝までずっと天気が悪かったのと、翌朝の飛行機の時間の関係で遠くへ行くことはできなかったため、これにて撮影は終了です!

2月12日

結局朝は美瑛付近をドライブしたりしてましたが少ししか写真は撮らず。
最後の方はグダりましたが、全体的に想像以上の撮れ高だったので満足のいく撮影旅になりました😊

旭川空港12:00発の飛行機だったため、11:00前には車を返却し最終旅も終了です!
ちょうど丸4日間ぐらい行ってましたが、運転距離は1,354kmでした。
東京から鹿児島まで高速道路を使って行くぐらいの距離らしいですが、大して運転した感じがしなかったのでもう距離感覚麻痺してるのかもしれません。

最後に

ここまで読んでいただいた方、いつも写真を見てくれる方、ありがとうございました!
今回の撮影記に載せられなかった写真も写真展やSNSで発表していきたいと思いますので、SNSのフォローも是非お願いします!
Instagram: https://www.instagram.com/daishi_photography

聞きたいことなどあれば、SNSでのコメントやメッセージなどでもよいので気軽にお願いします😊
以上です!

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