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なぜ「大山・水の旅ボトル」を作るのか?

「大山・水の旅ボトルプロジェクト」に関してはこちらのマガジンに記事を書きためていきます。

昨年、地域の環境部長として自治会のごみを担当しました。自治会で出せるのは家庭ごみだけで、私のように事業をしているものは地域のごみ集積場に出すことができません。必ず、専門業者とマニフェスト(産業廃棄物管理票)をかわす必要があります。寿庵も例外なく契約しています。

ただ、業者のトラックを呼んで、高いお金を払って処理するほどではないので、スーパーなどにあるリサイクル施設へもっていく努力をしています。もちろん、不燃ごみや粗大ごみは業者へ数年に一回まとめて回収してもらうようにしています。

昨年、ゴミを担当した際にわかったのですが、ペットボトルは今、リサイクルが難しく、業者さんも欲しがらないということでした。せっせせっせと洗って乾かしてリサイクルしているつもりで施設へもっていってたのですが、ペットボトルはお金にならないので、引き取りしたくないのが本音。その代り、アルミは高値で取引があるので、アルミ缶の回収は喜んでするようでした。

それが理由なのかはわかりませんが、ここ最近、無印良品などドリンクはペットボトルからアルミ缶へすべて変わっています。きっとそんな背景があるのかもしれませんね。

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寿庵でも毎月たくさんのペットボトルが出てきます。お客さん皆さん持参してくるので、うちのような小さな宿でもたくさんあります。以前、大きな宿で働いていた時は、あふれるペットボトルのごみ箱を1日に何度も回収。昨年の環境部長をしている際に、宿のご主人たちも、処分に困り、アルミ缶のドリンクに変えた方がいいね‥という話が出ていたくらいなので、これから先のことを考えるとアルミ缶へ移行する可能性もありますね。ただ、アルミ缶も今は高値で取引されるのですが、これから先はわかりません。

私はいつもどうしてるのだろうか??ペットボトル飲料は普段はあまり買うことはありません。とはいえ会議でもらったり、差し入れでもらったりするし、山へ行く際も、マイボトルでは足らないところをペットボトルで補充。基本はナルゲンボトル。ずいぶん長くご愛用。あとは、テルモス(今でいうサーモス)を持参です。学生時代は水タンク2Lを愛用。そういやペットボトルなんてものなかったよなぁ‥。

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ナルゲンボトルについて調べると、1970年代、焼却や埋め立てによる缶やガラスびんの廃棄をやめようという自然保護活動が始まった際にバックパッカーの間で、ナルゲン製品は食品を保管するための詰め替え容器として人気となった‥という記述があるので、エコな取り組みでこういったものが普及していった背景がうかがえます。

いつの時代も、経済発展と保護活動。相反するものですけど、どちらも大事。でも、バランスを保っていくことが求められるでしょうね。

そうバランスを保ちたい。ペットボトルを否定もしません。便利だし、私だってお世話になる。だから、全部排除ではなく、ちょっとづつマイボトルに切り替えれたらって思う。

そこで昨年、2022年のプロジェクトを模索する中、マイボトルを企画。同じ作るなら楽しくボトルを携える方法を提案しよう!ってことで、大山の水めぐりマップも作りました。

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おいしい大山の水を汲みに行く。それを自宅や山の上にもっていっておいしいコーヒーを沸かす。なんだかワクワクしませんか?ボトルの名前も「水の旅ボトル」。大山の恵みをあちこちへ旅させてやって欲しいから、そんな名前に、もちろん、雨や雪から大山の森から地中へ旅する水のイメージも。

ぜひ、そんな水の旅ボトルを手に取ってもらえたら、たくさんの思いを込めて作ったボトルです。

サスティナブルとかSDGsなんて言いすぎるとちょっと大げさなんで、「大山を大切にする一歩」だと思って、みんなで取り組んでいきたいですね。

寿庵のHPはこちらをクリック!

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