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スパイスの魔法使い

最近、ギリギリと歯軋りをするように
全身に力がこもっているような感じがする。
私の場合、仕事も料理も人間関係も、力が抜けているほうが
調子が良いことが判明したので
力を抜くべく(?) "ハーブを楽しむ会" に参加してきた。

今回のお題は、チャイ。
チャイは、正直苦手。シナモンが入っているんだもの!
と言いながら、6月の会で教えてもらって作った
梅クラフトコーラは美味しかった。

というわけで。

左上:クローブ、右上:シナモン、中央下:カルダモン
ほかにもコショウやショウガを使う。
すり鉢や手でゴリっとつぶし、水で煮立たせる。
スパイスのかおりが部屋中にただよう。
牛乳を入れて、さらに弱火でコトコト。
こっくりとした色になったら、完成!
濾してからいただく。
お茶請けは、てづくりサツマイモとナッツのケーキと、ハーブのクッキー。
いただきます!

や、やさしい…
こんなにやさしいチャイは初めてだ。
その場はあっという間に、ほっとした雰囲気に包まれた。

参加者は、みんな子育て中のお母さんたち。
出産したばかりのひと、これからのひと、上のコは中学生のひと。
子どもや家庭のこと、地元のことなど
取り止めのないことや情報交換をしながらすごす。
私にはまだ想像のつかないようなそれぞれの忙しい日々の合間、
束の間のゆるむ時間を、てづくりチャイたちは与えてくれたのだと思う。

さらには、卵から自家製のプリン。

バタフライピーのシロップを炭酸で割ると
うつくしいブルーの液体になった。

右のコップに、レモン果汁をたらすと…
ピンク色とのグラデーションドリンクに!

これにはみんな、さすがにはしゃいだ。

生きていく上で、ちいさな楽しみや非日常、
それを実現するための時間と心の余白はとても大切だ。
それが手作りできるということは、
楽しみを自分でつくることができる、ということ。
そしてそれを、身近なだれかとわかちあえるということ。
それは、とても豊かなことだと思う。
大山でくらしはじめて、そういった
暮らしのクリエイターによく出会うようになった。

そういうひとに、わたしもなりたい。

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