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キャリアパスをしっかり持っていなきゃダメなのか?

こんばんは。
カイロスマーケティングというベンチャー企業で代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。

明日もカイロスマーケティングに1名の仲間が増えるので、ウキウキした週末でした。

カイロスマーケティングの仲間は、約3分の2が20代なんです。みんな若い。でもしっかり仕事している!

おいらなんて1998年に社会人になって、気づいたら24年も仕事しています。社会人になってからの時間が、もうすぐ人生の半分になろうとしています。思えば遠くまで来たものだ。


キャリアパスってなんだ?

新卒で入社した外資コンピューターメーカーの面接で、「あなたは、キャリアパスをどのように考えていますか?」って聞かれたことを覚えています。いや、実際に聞かれたかどうか覚えていませんが、この質問にどうやって答えようかな、と、悩んだことは鮮明に覚えています。

まぁ正直なところ、キャリアパスなんて考えたことも無かった!んです。ホントに。

当時、私がいた大学院では教授推薦があたり前。一般採用を受ける人なんて、ほとんどいなかったと記憶しています。

わたしも研究室で共同研究していた国内大手メーカーさんの推薦枠を掴みかけていました。でも、同じ学部の人に「推薦を譲ってほしい」と言われて、思わず譲ってしまったんです。だって、なんでその会社に行きたいのか、いまいちイメージを持てなかったから。自分のせいですね。ホントしょーもない。

だから、面接の対策などもろくにせず、採用面接を1社だけ受けました。それがヒューレットパッカードという会社。この選択でよかったと思っています。

キャリアパスって、言い換えれば、将来にどんな仕事人生の計画を立てているんですか?なんて質問。答えられる訳もないです。なんて答えたか覚えていませんが、何か適当に作って答えたんだと思います。

キャリアパスなんて、今でもよく考えられてないです。正直なところ。だから、20代の時にキャリアパスを考えろなんて、ちょっとだけ難題だと思います。


キャリアパスがなくても意外にうまくいくかも?

社会人の始まりの段階でキャリアパスをしっかり考えないといけないか、と問われると、そんなこともないと思っています。わたしについていえば、ここまでとても良いキャリアパスをここまで歩んできたと思っています。

今は、カイロスマーケティングという会社をつくって、「マーケティングを、もっと身近にする。」ことを通じて社会に貢献しています。このミッションの元に、とてもすばらしいと思う仲間が集まってきてくれています。そして、とても素晴らしいお客さまに恵まれて、事業が順調に進んでいると感じています。

エンジニアからスタートしたキャリアも、そのうちコンサルティングを経験し、プロダクトマーケティング(PdM)も経験しました。エンジニアからコンサルタントやプロダクトマーケティングにジョブチェンしました。給料は生活できるだけあればいいや、と思っていたので、いろいろな経験を積むことができたのだと思っています。

どの仕事でもそれぞれの役割に応じて、1つ1つの仕事を粘り強く取り組んできたことは自負しています。エンジニアの時は、当時は技術の書籍があまり世の中になかったため英語のドキュメントを読み漁り、コンサルの時は社内にあった提案書を読み漁って学びました。プロダクトマーケティングの時は、英語で仕事をした時間も長かったので、プロダクトマネジメントとダイバーシティがある環境での仕事をたくさん学びました。それぞれ単に学んだだけでなく、平日の夜や土日はかなり多くの時間を勉強に費やしています。

こうやって振り返ってみると、結構真面目に生きてきたんだな、自分。って思えてきました(笑)。キャリアパスを考えて仕事人生を過ごしてきたのではなく、目の前に紹介される仕事に運があったとしか思えないんです。思い起こせば、キャリアパスもなかったため、自分で仕事を選んできたという感じではありませんでした。

現在において、良い仲間と良い仕事と、そして良いお客さまと、良い投資家のみなさまに囲まれていることを考えれば、うまくいっていると自信を持っていえます。そして、今からキャリアパスを振り返ってみると、「いいキャリアパスだなぁ」とも思えます。

キャリアパスなんて、ホントに何にも考えてなかったんですけどね…。


キャリアパスを作る要素は、スキルではなくて選択

キャリアパスというと、このスキルを身につけてこういう仕事をするんだ、という文脈があります。確かにスキルも重要だとは思うのですが、それよりも選択の方が重要ではないか、と思います。

ある時に、ある良い仕事に巡り合える。

良い仕事に巡り合えるために、誠実にそして真面目に自分の役割に徹して仕事をしていれば良い気もします。やりたいことができない時もありました。でも、上司の采配に忠実に従って、自分ベストパフォーマンスを発揮する努力をする。自分の役割に徹することで、組織や会社が目標を達成することに尽す。ちょっと昭和な考え方かな、とも思うのですが、やっぱりこれが大事だと思います。

そうして仕事を続けると、いつか気づいた時に自分のキレイなキャリアパスができている。人生のある時点では、その先のキャリアパスなんて見えないものかもしれません。でも、いつか自分の仕事人生を振り返ってみてみると、それなりの意味があるキャリアパスができている。って感じではないでしょうか。

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