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心房細動発症から手術を受けるまで6

心房細動ってどんな病気?

この記事を読んでいただいている方は既に心房細動を発症してしまっている方やもしかしたら自分もそうなのかな?って不安に思われている方や、他にも心房細動ってどんな病気なんだろうかと興味があって読んでいただいている方もいるかもしれませんので簡単に心房細動について書いておこうと思います。

正常時には右心房にある洞結節という部分から電気信号が出ています。大体1分間に60〜100回の規則正しいリズムです。この電気信号は心房全体に伝わり心室へは房室結節という所へ送られて心室に伝わります。アップルウオッチで心電図を測ると計測結果に洞調律と表示されますが、これは心拍が一定のパターンで心房と心室の拍動が同期している事を意味しています。

心房細動が起こっていると同結節以外の所から異常な電気信号が発生してしまい心房を1分間に何百回と小刻みに振動させてしまい心房の動きが悪くなってしまいます。ポンプの役割としての機能が低下するため心房内の血液がよどんでしまい血栓が出来やすくなります。この血栓が脳へ飛ぶと脳梗塞になります。洞結節以外から発生する異常な電気信号は肺静脈周辺から発生している事が多いみたいです。


アップルウオッチで心電図を測り正常の時に表示される洞調律

心房細動の種類

心房細動は発作の持続時間によって3つの種類に分けられます。

発作性心房細動
発作が発生した際でも数時間や数日、長くても一週間ほどと一時的で自然に止まる

持続性心房細動
発作が一週間以上続くもの

慢性心房細動
長期間発生し、薬で治療しても発生を止めるのが困難

無症状・無自覚の人も多い心房細動の怖さ

私の場合、最初は突発性心房細動でした。心房細動を発症した時は自覚症状など全く無く突然発症したように思えますが無症状・無自覚の方も多いらしいので私の場合も旅行中に突然発症した前から心房細動は発生していたのかもしれません。

私の場合は偶然体調が急変するような発作が旅行中に起きて心房細動が発覚しましたが、もしも無症状・無自覚のままだったら心房内で血栓ができてそれが脳まで飛んでしまい脳梗塞になっていたかもしれません。

心房細動による血栓で脳梗塞になるリスクの他にも心不全になるリスクもあります。私の場合、手術前の検査結果を見ると異常な電気信号により心房の動きが悪くなり収縮の動きが正常な方と比べると25%ほどの動きしかない状態でした。この状態はほぼ心不全の状態です。この状態で仕事を無理に続けてたら心不全で心停止し突然死とかに本当になっていたかもしれません。

幸い体に異変が現れ動けなくなるくらい体調に変化が現れたので自分でもまずいなと思えたのでこれは手術するしかないなと思えたのです。

自覚症状が現れない方は本当に危険だなと思いました。

続く。。。

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