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映画とあの名曲 day38

4/21 (Sat.)
#66日ライラン day38
(記事の途中、映画の感想・内容に触れている部分があります)

今年の2月頃だっただろうか、

教室のオルガンで、小学二年生の男の子が、聞いたことのあるメロディを弾いていた。

確か20年くらい前にも、音楽室で、同じメロディをアルトリコーダーで吹いてた男の子がいたのを覚えている。

その10年前には、弟が自宅のピアノで弾いていたような。

♪ドシラ ドシラ ドシラソラシ ドシラ
 レドシ レドシ レドシラシドレドシ‥

ゴジラのメロディです。


「ゴジラ−1.0」観てきました。

1984年生まれの弟は「ゴジラ」シリーズが好きだった。
一時期は誕生日とクリスマスの度に「ゴジラ 図鑑」やらキングギドラのフィギュアやらが増えていたが、私は一度もそこをちゃんと通ってない。多分、家で何度かビデオで観ていたのだろうとは思うが、覚えていない。

「シン・ゴジラ」はTVで観た。斬新で、でも懐かしくてエンタメとして面白く鑑賞した。
その時の映画メモには、
「今までこんなにゴジラを面白いと思ったことはなかった!しかし早口で、何喋ってるかほとんど分からない(あと石原さとみの役が違和感)。」と書いてあった。

そして今回。
平日九時半〜、公開からだいぶ日も経っているので一日一回の上映。でもお客さんは20名くらい入っており、八割が男性だった。

映画館に観に行って満足だった。
初代ゴジラをちゃんと観てもないのに、やっぱり音楽に、あの伊福部さんのゴジラのテーマに胸がグッとなった(音楽は 佐藤直紀 氏)。
今日劇場にいた何割かの人は、これを聴きに来たんじゃないだろうかとも思う。
ジョーズと聞けば、ジャージャン というメロディが自動的に頭に流れるように。ゴジラは、ドシラ、ドシラ‥と低く重く迫ってくるあの旋律以外にない。

細かいことを言えば、登場人物のセリフや展開に、ん?と首を傾げるようなところもなかった訳ではないが、それは役者さんの、というよりは脚本や演出によるところが大きい気がする。
怪獣映画、パニック映画というより戦争映画だった。
もちろんゴジラは現れるのだが、映画は、ゴジラよりも主人公 敷島(神木隆之介)の姿を常に追いかけながら進んでいく。
幼い子どもとのシーンが出てくるたび、その愛らしさと生命力に場面が和むが、敷島は、平和になった生活に完全に浸かってしまおうとはしない。

終戦直後の日本を舞台に、戦争帰りの主人公を話の中心に据えながら、お話をきれいにまとめすぎているような気もしなくもないが、監督は、ゴジラという題材で人間を、それも負の部分を強調するより希望の道の見える姿で描きたかったのだろう、と思う。
鑑賞後の印象は快いものだった。我が家の子どもたちにはまだ難しそうな気もしたが、中学生くらいになったら見て欲しい。



ゴジラはきっとまたやってくるだろう。


初代ゴジラは1954年の公開だったそうだ。
この年には第五福竜丸事件があった。
私は、第五福竜丸展示館に行ったことがある。
中学校の修学旅行二日目、夢の国ディズニーランドを訪れる直前だった。

最近知ったこと。水着の「ビキニ」の名前の由来。南太平洋のビキニ環礁からきているそうだ。
では何故ビキニ環礁から名前をとったのか、
それはビキニ環礁で行われた、米国の原水爆実験の破壊力のすさまじさ、印象の強烈さからだと言う。なんていう感覚の差異。
映画「オッペンハイマー」も気になっている。いろんな映画評をあちこちで目にしているが、自分は映画を観て、何を思うのか。

一度映画館に行くと、予告で観たい映画が増える。映画館あるある‥

ところで。「ゴジラー1.0」を見る直前の予告で「ゴジラvsコング」を観た。前回「ゴールデン・カムイ」を観に行った時にも流れていた。コンテンツとしてのゴジラのなんて強いこと!最初にこんな組み合わせ考えたの誰?!
それともこれなら「えー、映画?要らん、別に見たくない」と言う罰当たりな(?)うちのボーイズも、喜んで観てくれるのだろうか‥。


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