この春、未知の分野へ飛び込もう! 「大人の学び直し」におすすめのツアー
最近、「大人の学び直し」に注目が集まるようになりました。学校教育から離れたあとも各々のタイミングで学び続ける「リカレント教育」という言葉を耳にしたことのある人も多いのでは。
大学に再入学したり長期の講座に通ったりするのはちょっとハードルが高いかもしれませんが、大ナゴヤツアーズでは誰もが気軽に学びに触れられます。身近なまちの歴史や独自の文化を知れるツアー、関心事を掘り下げて新たな趣味を見つけられるツアーなど、ジャンルも多種多様。
この春、新たな学びの世界に飛び込んでみませんか?
“大人の学び直し”の今どき事情
内閣府の「生涯学習に関する世論調査」では、およそ7割の人が「月1日以上何らかの学習をしている」と回答。これだけ見ると、学びへの意欲が高まっている気がしますが…
「社会人となった後に学び直しをしたことがありますか」という質問には、なんと、半数近くの人が「学び直しをしたことはなく、今後も学び直しをしたいとは思わない」と答えているんです。
この差はなんだ…!? と思いますが、学び直しやすくするための必要な取り組みについては、上位に「学費の負担などに対する経済的な支援」「仕事や家事・育児・介護などとの両立がしやすい短期プログラムの充実」などが挙がっていました。
つまりは、「お金がない」「時間がない」という理由で学びから遠ざかっている人たちも一定数いるのかもしれません。
参加費が3,000円程度〜とリーズナブル
プログラムごとに、1回だけの参加でOK
という特徴のある大ナゴヤツアーズは、そんな人たちのカジュアルな学びの機会にもぴったりなのではないでしょうか。そこで今回は、大ナゴヤツアーズらしい学びを3つのカテゴリに分けてご紹介します!
1. まちを歩いて歴史を知る学び
まちは発見と驚きの宝庫。見慣れた景色の中にも、まだまだ知らない歴史が眠っています。本や資料を読んで歴史を学ぶのも良いですが、実際に現地を歩くことで、過去と現在がつながるような感覚を味わえます。
大ナゴヤツアーズでは、ニッチな歴史をテーマにしたまち歩きを多数ご用意しています。ものづくりや食の体験などには参加したことがあるけれど、まち歩きには参加したことがない… という人にこそ、ぜひ一度はおもしろさを知ってほしいです!
<2つの「御殿」はなぜここに?>
かつて名古屋城の北側には、柳原御殿と新御殿の2つの「御殿」がありました。御殿とは、藩主あるいは藩主一門の住まいのこと。これらは、御深井御下御庭と呼ばれた大きな庭をはさんで東西に造られていました。
藩主ならば二ノ丸御殿、一門の縁類者は御屋形や御下屋敷と呼ばれる屋敷に住むのが当たり前ですが、なぜ別の御殿に住もうと思ったのでしょうか?
台地の下には藩主脱出の密命を帯びた集団「御土居下同心」の屋敷も存在するなど、秘密のベールに包まれた歴史がたくさん埋もれています。その謎を探りに2つの御殿址界隈をめぐりましょう。
<「西寺町」はどうやって発展した?>
近年、円頓寺商店街が再復興でにぎわいつつありますが、江戸時代の下町の中心地はもう少し北にありました。それが、美濃路と堀川の物流にともない、多くの新興商人が集まった「巾下(はばした)」と呼ばれる地域です。
もともと江川の西側は一面の水田地帯でしたが、街道沿いから徐々に宅地化され、明ケ道や新道などのニュータウンが開かれました。6つの寺院も進出し、「西寺町」といえる様相が形作られていきます。
こうした活気のある下町はどのように発展していったのか、その痕跡を古地図と旧町名から読み解いていきます!
2. ローカルな独自文化と出会う学び
「名古屋や愛知独自のもの」というと、何を思い浮かべるでしょうか。なごやめしや、その背景にある醸造文化。さらには織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑ゆかりの史跡。産業を支えるモノづくりの数々…。
代表的なものを挙げていけばキリがないですが、全国にはあまり広まっていないユニークな文化や名所もまだまだあります。このまちの知られざる面を、愛あるガイドさんの案内で深掘りして学んでみませんか?
<富士山すべり台はなぜ名古屋で生まれた?>
名古屋に住んでいる人なら、公園でよく富士山型のすべり台を見かけるのではないでしょうか。実はこれ、名古屋が発祥。名古屋市役所の職員さんが考案したコンクリート遊具で、名古屋の公園から東海三県へと拡がっていったのだそうです。
なぜ名古屋で生まれたのか、どのように形を変えて拡がっていったのか、富士山すべり台研究家の牛田吉幸さんと公園6つを巡り、富士山すべり台の愛で方、楽しみ方を教えてもらいます。
富士山すべり台だけでなく、タコすべり台、クライミングスライダーなどの公園遊具も。子供のころから慣れ親しんだ遊具から、まちの見方が変わるかもしれません。
<宗教公園「五色園」とは一体何なのか?>
知る人ぞ知る、中津川出身のコンクリート造形師・浅野祥雲(あさの しょううん)。愛知県犬山市の「桃太郎神社」にある桃太郎と鬼たちの像や、岐阜県関ヶ原町の「関ケ原ウォーランド」にある200余体もの武将像も、浅野祥雲の作品です。
そして100体以上ものコンクリート像があるのが、愛知県日進市の「五色園
」。親鸞聖人の生涯を立体絵図として再現した、日本初にして唯一の宗教テーマパークです。そんな五色園を、『コンクリート魂 浅野祥雲大全』の著者・大竹敏之さんが案内。時代の波に埋もれた施設と作者の真の目的を解き明かしていきます。普段は非公開の作品もご開帳!
園内には約3,000本の桜の木もあり、ツアー開催日はちょうど桜が見頃かも!?
3. 新たな趣味を見つける学び
「知る」だけでなく、日常的な趣味につながる学びも。大ナゴヤツアーズでは、多彩な文化体験ができるツアーの数々を揃えています。
大人になってからいざ趣味を探そうと思っても、何から始めたらいいのか悩んでしまう人もいるかもしれません。一般的な習い事や講座にはなかなかないツアーズならではのプログラムから、自分に合った趣味を見つけてみては?
<盆栽の楽しみ方と魅力とは?>
日本らしい美として世界でも高く評価され、再注目される盆栽。「難しそう」というイメージを持たれがちですが、「一生楽しめる趣味なんです」と語ってくださるのは「盆栽大樹園」の鈴木卓也さん。
黒松盆栽を世に広めた老舗盆栽園の4代目が、盆栽の楽しみ方と魅力を初心者にもわかりやすく伝えます。樹齢300年の樹木がなぜこんなに小さくなるのか? 目から鱗な話がいっぱい。盆栽園見学では驚きの価格の盆栽も。
最後は、自分の好きな鉢と木を選んで植え付けからMY盆栽づくり体験を。初めての盆栽はここから学びましょう!
<“日常使い”の着物はどう着る?>
「着物に興味はあるけれど、ちゃんと着られるか不安だし、そもそも何を買ったらいいかわからない」…そんな人も多いのではないでしょうか。着物や日本文化を広める活動をしている秋田桃子さんをガイドに、“日常使い”の着付けを学べるツアーを開催します(女性限定)。
着物の文化的背景や魅力、柄の意味など、着物にまつわる日本人も知らないお話を聞いたのち、数十着の春の着物と帯の中から好みのものをセレクト。そして、選んだ着物を一人で着られるようになるまで、みっちりと着付けを教えていただきます。
着物を着たら、岩村の城下町を少しだけお散歩。昔ながらの街並みを和装で楽しみましょう。
経験を重ねた大人になったからこそ見える世界もあるはず。 大ナゴヤツアーズは“大人の学び直し”を応援します!
ほかにも4月には、考古学の専門家が案内する遺跡はしごツアーや、大河ドラマで話題の徳川家康が「兵糧入れ」をおこなった大高城周辺を歩くツアーなどのツアーも。また、5月のツアーも公開しているので、ぜひ学びの興味に合わせてプログラムを探してみてください。
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