お菓子だけじゃない! 東海エリアで春の“甘いもの”めぐりを楽しもう
立春も過ぎ、暦の上ではもう春。3月になり、春分を過ぎると少しずつ暖かさを感じられるのではないでしょうか。桜のつぼみが膨らみ始める時期には、スーパーやコンビニに季節限定のスイーツが続々と登場しますよね。
心躍る春。大ナゴヤツアーズにも、おいしい“甘いもの”がたくさんあります。お菓子だけじゃなく、意外なグルメも!? ツアーならではの体験とあわせて、東海エリアの味を楽しんでみてください♪
日本の四季の象徴! 春を映し出す「和菓子」とは
桜の葉を使ったもの、可愛らしいピンク色の見た目のもの… 春になると、華やかな和菓子が増えますよね。和菓子は、日本の四季と深い関係があります。旬の素材が使われるのはもちろん、和菓子そのものに春夏秋冬の情景が映し出されることも。
3月の和菓子といえば、桃の節句に食べられる「草餅」(よもぎ餅)。春のお彼岸には「お彼岸だんご」や「ぼた餅」をお供えします。3月下旬頃からは、お花見に欠かせない「花見団子」と「桜餅」もよく見られます。
練りきりなど、生菓子の中でも特に上等な「上生菓子」は、色や形に四季が投影され、まるで芸術作品のよう。
和菓子で春を感じる、風流な楽しみ方をしてみては?
春の和菓子付き! 極彩色の天井画も見られる特別なツアー!?
気候の良い春は、まち歩きの季節でもあります! 名古屋城の広大な城下町に焦点をあてたツアーでは、老舗菓子店「両口屋是清」に立ち寄り、春の和菓子をお土産にいただきます。
名古屋のメインストリートであった本町通を名古屋城から南下しながら、清須越や名古屋のまちづくりのルーツ、今に繋がる経済発展を知り、近世から近代にかけての変遷の一端をたどるこのツアー。
名古屋東照宮では正式参拝のご祈祷をあげていただき、普段は見ることのできない本殿の天井に描かれた狩野派の天井画を特別拝観させていただきます! 一緒に春のまち歩きを楽しみましょう。
解散場所の「朝日神社」の付近にも、徒歩圏内に複数の和菓子店があるので、帰り道に立ち寄ってみるのもおすすめです。
甘い誘惑は、パン屋の店頭にも?
春の甘いものといえば、和菓子、洋菓子… それだけではありません! パン屋の店頭にも、あんパンやクリームパンなど甘い誘惑がいっぱい。さらには、甘いパンだけなく惣菜パンにも、季節の素材を使った品がよく見かけられます。
さて、パン好きのあなたに朗報です! 3月には、名古屋のパン屋ツアー 【熱田区、中区、千種区編】を開催します。
京都を中心にパン屋さん巡りや、全国の百貨店などでパンの催事イベントを開催する、パンの水先案内人「パンロット」山田さんのガイドで名古屋のパン屋さんをハシゴしましょう。春限定のパン、みずみずしい生地のぷるもち食感のパン、希少な国産小麦のパン、王道だけど特別感のあるパンなどお店によっての味の違いやこだわりを1日で味わうことができます。
山田さんによるパンの解説が楽しみなポイント。山田さんセレクトの関西のパン土産もお楽しみに!
「みりん」はなぜ甘い?
甘い調味料と聞くと、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか? 代表的なものはもちろん「砂糖」ですが、独特の甘みやコクがある「みりん」も日本の食卓に欠かせません。
もち米のおいしさを醸造で引き出してつくられる、みりん。あの甘さを生むのは、こうじ菌の作用です。熟成させている間にデンプンが分解され、糖化が進みます。特にもち米は、うるち米よりもブドウ糖を多く含むのが特徴。もち米を丁寧に醸造したみりんには、砂糖にはない上品でまろやかな甘さがありつつ、舌に甘さが残りません。
みりんを知れば、料理がもっと楽しくなる!?
醸造に適した水と温暖な気候に恵まれ、みりん業者数全国一を誇るのが、愛知県三河地方。伝統的な製法で本物のみりんをつくり続け、全国に数多くのファンをもつ角谷文治郎商店で、ツアーを開催します!
三河みりんは、一升のみりんに同量の米一升を使う「米一升・みりん一升」という製法がこだわり。自社で精米し、蒸しあげた国内指定産地のもち米を使った製造現場を見学しましょう。
すっきりとした飲み口の本みりんの試飲、三河みりんでつくった梅酒の飲み比べ、みりんスイーツの試食も。みりんの歴史から調理効果、料理だけではないスイーツでのみりんの使い方まで、みりんの魅力をたっぷり知り、楽しむツアーです。
東海地方を代表する醤油といえば「たまり」と、もうひとつは?
さてさて、甘い調味料はほかにもあります。小麦を主原料とした「白醤油」は、色が薄くて糖分が高いのが持ち味。「たまり」とともに、東海地方を代表する醤油として知られています。
和食だけではなく、活用方法はさまざま。料理に醤油の色が付かないので、素材の色彩を生かした料理などに特に向いています。1本常備しておくと、日々の料理のバリエーションが広がるかも!
きっと見つかる! あなたのお気に入りの醤油・味噌はどれ?
大正3年から三重県四日市の東海道でたまり、醤油、味噌の製造販売を営んできた「蔵元伊勢蔵」でツアーを開催! 伊勢蔵では、鈴鹿おろしや伊勢湾の潮風を利用する自然任せの木桶仕込みの天然醸造で、地元の人に愛される味噌と醤油をつくっています。
一歩入れば醤油の香りが立ち込める蔵の中で、全行程1年半におよぶ月日と手間ひまを大事にする、こだわりの味噌・醤油づくりを体感しましょう。蔵見学ののち、味噌(赤・合わせ・白)3種類、醤油(たまり・こいくち・うすくち・しろ)4種類の味比べも。お土産には、たまり醤油・白醬油・赤だしの味噌をお持ち帰りいただけます!
“あまからい”味がおいしい、東濃の郷土食とは
醤油つながりでもうひとつご紹介したいのが、岐阜県東濃地域の郷土食「五平餅」です。
創業65年の「あまから」の五平餅では、醤油をベースに、砂糖・くるみ・胡麻を使った秘伝のたれの、まさに“あまからい”味が特徴。恵那駅前にある「あまから本店」を訪れ、おいしさの秘訣を教えてもらいながら五平餅をつくりましょう。
ご飯を好みの加減までつぶして丸め、串に刺し、特製のコンロを使って素焼き、たれを付けて二度焼き。焼き加減によって味が驚くほど変わってくるのをぜひ体感してください。最後は、焼き上がった五平餅にお味噌汁と漬物をつけていただきます!
3月のみならず、4月のツアーには、和菓子名店めぐりツアー、老舗和菓子店での練り切りとかしわ餅づくりツアー、甘い完熟バナナを満喫できるツアーなどの“甘いもの“も登場します! また、現在5月のツアーまで公開しているので、ぜひ興味のあるプログラムを探してみてください。
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