【大ナゴヤツアーズ通信7月号】8月開催ツアーのご案内

【代表加藤から皆さんへの月1お便りエッセイ】

「蘇る弥次さん喜多さん」

まち歩きの面白さの1つに「見えないものが見える」という点がある。決してホラー話をしているわけではなく「想像できる」という意味だ。梅雨の合間、熱田を古地図片手に歩くまち歩きへ出かけた。熱田と言えば熱田神宮、堀川の舟運による物流で経済を支えた貿易港、伊勢湾の海産物をあげる魚市場、東海道による旅宿・旅籠、いつの時代も人流の交差点として東西の文化が交わる熱田は"多様性"が溢れた町だったというガイドの松村さんの話に耳を傾け、古地図に載った町割りや旅籠跡を見ているとその瞬間はやってくる。小説を読んで脳内で情景をイメージするそれと似ていて、当時の人達の暮らしぶりが目の前に見える気がしてくるのだ。中でも幅広の19号線にかかった歩道橋上から南に宮の渡し、北に熱田神宮を眺め、道路で分断された旧東海道を脳内で修復すると、江戸日本橋から京都三条大橋までの125里（500km）を歩く旅人が想像できたのは楽しい体験だった。そんな旧東海道でツアーを続けているとスポーティーな恰好をした中年の男性2人が歩いてきた。話を聞くと休みを使って旧東海道を京都から東京まで歩いているとのことで、一同大盛り上がり。旅の安全と応援の気持ちで2人に手を振り見送った。はて、あれは想像を超え「弥次さん喜多さん」が本当に蘇ったのではないか、地下鉄に揺られながらの帰り道、もう一度妄想を膨らまし1人でニンマリしてしまった。

大ナゴヤツアーズ　加藤幹泰

大ナゴヤツアーズ2022夏

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舞妓さん芸妓さんとビアガーデンやお寿司に料亭、アイスコーヒー、黄昏時の妖怪まち歩きなどなど、漏らさずチェックしてくださいね！

毎月開店！大ナゴヤツアーズ喫茶室！
7月は16日（土）開店！

7月の「大ナゴヤツアーズ喫茶室」は16日（土）開店！来店ガイドさんはこうご期待！

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大ナゴヤジャーニーはまちを面白がる人々とともに、ローカルな視点で東海エリアを旅する記録です。
役に立つグルメ情報やおでかけメディアと視点を少し変え、その土地の歴史や文化、その土地で頑張る人などローカルな視点を大切に取材しました。
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