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ジブリに「の」が付く作品が多いのはなぜ?

日本のアニメーション映画を代表するスタジオジブリ作品にはタイトルに「の」が付く作品が多い。
これを聞いてピンと来る人も来ない人もいるだろう。
では、まず過去のジブリ作品のタイトルを下記に書きたいと思います。


ジブリ作品

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1.風の谷のナウシカ
2.天空の城ラピュタ
3.となりのトトロ
4.火垂るの墓
5.魔女の宅急便
6.おもひでぽろぽろ
7.紅の豚
8.平成狸合戦ぽんぽこ
9.耳をすませば
10.もののけ姫
11.ホーホケキョとなりの山田くん
12.千と千尋の神隠し
13.猫の恩返し
14.ハウルの動く城
15.ゲド戦記
16.崖の上のポニョ
17.借りぐらしのアリエッティ
18.コクリコ坂から
19.風立ちぬ
20.かぐや姫の物語
21.思い出のマーニー
22.レッドタートル ある島の物語

はい、上記が2020年5月現在で既に公開されているジブリ作品です。
それでは、タイトルに「の」が付いている作品を調査していきます。

1.風の谷「の」ナウシカ⭕
2.天空「の」城ラピュタ⭕
3.となり「の」トトロ⭕
4.火垂る「の」墓⭕
5.魔女「の」宅急便⭕
6.おもひでぽろぽろ❌
7.紅「の」豚⭕
8.平成狸合戦ぽんぽこ❌
9.耳をすませば❌
10.も「の」「の」け姫⭕
11.ホーホケキョとなり「の」山田くん⭕
12.千と千尋「の」神隠し⭕
13.猫「の」恩返し⭕
14.ハウル「の」動く城⭕
15.ゲド戦記❌
16.崖「の」上「の」ポニョ⭕
17.借りぐらし「の」アリエッティ⭕
18.コクリコ坂から❌
19.風立ちぬ❌
20.かぐや姫「の」物語⭕
21.思い出「の」マーニー⭕
22.レッドタートル ある島「の」物語⭕

22作品中16作品がタイトルに「の」が含まれていることが分かりました。

宮崎駿

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スタジオジブリを築き上げてきたと言っても過言ではない人がこの人。

宮崎駿監督。

ジブリ作品で10作品も監督を務めている。

宮崎駿が監督を務めたジブリ作品
・風の谷「の」ナウシカ⭕
・天空「の」城ラピュタ⭕
・となり「の」トトロ⭕
・魔女「の」宅急便⭕
・紅「の」豚⭕
・も「の」「の」け姫⭕
・千と千尋「の」神隠し⭕
・ハウル「の」動く城⭕
・崖「の」上「の」ポニョ⭕
・風立ちぬ❌

「の」の法則

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宮崎の監督作品のタイトルには「の」の字が入っていることが多く、これがヒットの秘訣であるという。
上記から、近年のスタジオジブリ作品は「の」の字を入れればヒットするという趣旨で用いられる例が多く、宮崎監督以外の作品でも「の」が起用されている。
『もののけ姫』は「もののけ」で一つの単語のため、「の」が入っているというには少し無理はあるが。
しかし、宮崎監督自身は「の」の字を入れることには全く拘っていないらしく、実際に『風立ちぬ』には「の」が入っていない。

引退と撤回を合わせて7回繰り返してきた宮崎駿監督だが、次が本当に最後とされている新作『君たちはどう生きるか』にも「の」は入っていない。
最新作は今年公開予定。
『風立ちぬ』のように、「の」が入っていなくても大ヒットとなるのだろうか。
そして、今回で本当に宮崎駿監督は引退するのだろうか。
2つの観点から注目したいと思う。

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