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鉄ちゃんの鉄旅「南九州編」②

 2日目
 今日からいよいよ本格的な乗り鉄です
 朝食を済ませ地元の小学生と挨拶しながら指宿駅へ

 8:08発の列車に乗り、鹿児島湾を右手に眺めながら、原油備蓄基地喜入から通学通勤の人達も増え、鹿児島中央に着く頃にはほぼ満席に。

ここから日豊本線で東へ向かいました。右に雲を被った錦江湾を挟んで桜島を見ながら疾走しました。
でも、何でこんなに窓が汚いんだろう。折角の景色が台無しでした⤵️

 ディーゼルカーに乗り、昔の鹿児島本線を上って来ました。
 乗客は自分を含めて3人。今は終点吉松から先は2020年7月の大雨以来普通で、本当はその先の行きたかったのですが、ここで乗り換えとなりました。

 乗り換え時間は1時間40分程。

これこそが鉄ちゃん旅で、地方に行くと兎に角乗り継ぎ時間に余裕があります。駅前にSLが展示してあったりとか、食堂があるんですが、それ以外は何も無いです。駅員もいないんです。食堂も外の分かるところにメニューが無いから、何を食べさせられるのか、入ってメニューを見るまで分から無いんです。
 Google mapに相談すると、街の中心が橋を渡った所にあるようです。15分ほど歩いて、街の中心です。湧水町吉松支所、郵便局、立派な体育館、そしてスーパー。これと言った観光出来そうなものも無く、それほどお腹も空かないので、取り敢えずスーパーで「おふくろつつみ」なるおにぎりを購入し、次の列車内で食べることにします。

 駅に戻り食堂に併設された土産物屋を物色してみますが、これと言って触手を伸ばしたいものが無く、畳敷のある駅の待合室で列車を待ちます。
 駅横には資料館もあり、ここが昔鹿児島本線の駅であったこと、そしてここは熊本方面から来た列車達が鹿児島方面と宮崎方面へ分岐する重要な駅だったこと、更にモータリゼーションの台頭により、鉄道の地位が下がり、それによって鉄道城下町だった吉松の地位が下がり、どんどん寂れてしまった、と恨みとも取れるような文が書かれたりしました。
 少し早めに駅舎に入ると、栄えていた頃に使われてたであろう転車台跡や、沢山の線路跡が見られました。

 次に乗るのは13:12発の列車。発車直後右に大きく曲がります。左には人吉、八代に繋がる現在の不通区間の線路が今は列車が走ってませんよ、と言うように錆びて伸びてました。
 乗客は私一人です。ここから県を跨ぎ、宮崎県へと入ります。えびの、小林とこの辺りの「市」を通って行きますが、乗客は全然乗って来ません。途中一人乗って来たのですが、一駅だけ乗ってすぐに降りました。見ると駅舎を撮ったりとかしてるので、ちょっぴり鉄ちゃんなのかも知れないですね。
 確かにこのルートだと大きな起伏も少なく、線路を伸ばしやすかったんでしょうね。昔宮崎鹿児島間もこのルートを先に作られてたそうです。
 ただ、景色は右手に霧島連峰の雄大な景色を眺めながら進むので、気持ちいいです。なのにここでも窓が汚いJR九州さんでした。
 正直鉄道大好きな鉄ちゃんで、これからも出来るだけ多くの線路が残ることを切に願う身ではありますが、この状況で雪とかの被害も受けにくい所でバスで代替可能な所であれば、廃線も致し方無いのもと思ってしまいました。

 流石に終着の都城に近付くと、学校の下校時間とも重なり、乗車率も上がります。
 都城からは日豊本線の電車に乗り換えです。15:08発の列車で南宮崎を目指します。
 さすが本線の電車なので、今乗って来た吉都線に比べると、乗客数、スピード、馬力の強さ、全てがダンチでした。
 南宮崎での乗り換え時間は44分です。駅に近いスーパーに寄って今晩用のデザートと明日列車内で食べようと思うつまみを購入します。これも鉄ちゃん旅の技ですね。旅を安く仕上げるためですね。

 16:50発の列車乗り、今日のお宿に向かいます。東京に比べると日没が遅いので、まだまだ明るかったです。
 次の駅を過ぎると、線路が二つに分かれ、左にグッと伸びるのが空港線です。見るとさほど遠くない所に宮崎空港が見えました。


 今日のお泊まりは青島グランドホテルです。昔巨人軍がキャンプで使ったホテルです。
 ネットで見つけた、一日限定数組で二食付き入湯税込みで1万円ポッキリと言う大盤振る舞い価格に飛び付いて予約しました。
 部屋は海に面し、食事は和食のフルコースで最高でした。



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