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ショッキング・ブルー「悲しき鉄道員」(邦題!) 〜 浮気男の代名詞にされた鉄道員の悲劇

歌詞和訳 〜 "Never Marry a Railroad Man" ♫

これって「鉄道員」についての歌ではないですね、タイトルを文字通りに訳せば「鉄道員なんかと結婚しちゃダメよ」って感じだけど。今日の note 投稿タイトル、最後の「悲劇」の後に「(笑)」をつけてもいい。

昨日の note 投稿(「洋楽」の入り口で聴いた ショッキング・ブルー)の中でこの歌の邦題はどうして「悲しき鉄道員」になったんだろうってことについて書いたけれど、少なくとも冗談めかして言えば、移り気な男とか浮気性(症の場合もある, でも正しく「性」の方がいいね、脱線!)の男を表現するメタファーのような使われ方をしてしまった「鉄道員」という職業、その職業柄みたいなものに同情して「鉄道員さん、悲しいよね」ってニュアンスで「悲しき鉄道員」になったとか .. ってなことではなくて、やっぱイントロや全体の曲調から感じられる哀愁と原題にある "Railroad Man"(これは文字通り「鉄道員」なわけで), それらから歌詞の内容と関わりなく「『鉄道員』の悲哀」というコンセプトを思いつき、じゃ日本語では「悲しき鉄道員」ってタイトルにでもすればキャッチーな感じで日本でのヒットにも貢献するかなという、まぁそんなアイディアだったのかなと。

もちろん、一応は完全・正確には(邦題の, ではなくて, この歌の歌詞の)作者にしか分からないことなので、あの歌が本当に文字通りに「鉄道員」のことを歌っている、本当に文字通りに「鉄道員と結婚しちゃダメ」とか「鉄道員に恋しちゃダメよ」とか言っている、その可能性が全く無いとまでは言わないけれど(例えばショッキング・ブルーのヴォーカルのマリスカ・ヴェレスが, 実際に生業が鉄道員で且つたまたま思い切り浮気性の男に恋してしまって酷い目に遭ったことがあって, その恨みつらみであの歌詞を書いたとか .. そもそもあの歌の作詞者が誰なのか知らないんだけれども、でも知り合った一人の [例えば] 日本人が酷く嫌な奴だったからって日本人みな嫌になるっていうような超絶🧠単純人間って世の中にいるからね、笑)。

でもまぁ、そこまで深く(実際には深いんだか浅いんだか微妙だけど)考えなければ、この歌のタイトルや歌詞の中の「鉄道員」, "railroad man" ってのは、移り気で直ぐ「新しい電車」, "new train", つまり "new girl" に目を奪われてしまって簡単に浮気してしまうような男のことを指して置き換えた言葉であって、それを「移り気な男」とか「浮気性の男」と言ったり「新しい女に惹かれる」「他の女に心を奪われる」とかストレートに言ったら歌としてつまらない気がする、だから、それぞれ何か違う言葉で言い換えようってことで、"railroad man", "new train" などと歌ったんだろうなと。

要するにこの歌って、「移り気な男になんか恋しちゃダメよ、まして結婚なんか論外ね。そういう男って, どうせいずれ他の女に心奪われるようになって直ぐ浮気するんだから」ってなこと言ってる歌ですね(たぶん!)。

それでいて、歌詞の字面だけならそこまでながら、マリスカ・ヴェレスの何というか太々しい(「ふてぶてしい」と読みます, マリスカ、後年ほんとに太ってしまった、笑)というより, 不貞腐れた(「ふてくされた」, しかし不貞が腐るって凄い漢字だな、笑)ような歌い方とこの曲のイントロから曲全体に跨がる哀愁のメロディやサウンドなどが、「だけどそういう浮気性の男に限ってイイ男だから, イケナイわと思ってもイケちゃうのよね」(「イケナイ」「イケ」る、ここではロックやブルーズにありがちなダブル・ミーニング「の・ようなもの」です、笑)とか、「そういう移り気な男に限ってイカしてたりするから, ダメと思ってもつい惹かれちゃうのよね, 分かってても恋しちゃうのよ」ってな青年・少年少女(ここまでで書いてる「男」という文字をぜんぶ「女」という文字に置き換えても似たようなことが言えそうなので!)の主張までも言外に匂わせている、そういう歌なんだろうなと。

しかし、本章、この件で ここまで文字数使う必要あったかな(笑)。さてさて、ではでは、以下の写真(5枚, 4枚目と5枚目は反転の関係かな)の下に、歌と歌詞、そして 筆者による歌詞の和訳を 載せます ♫

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ではでは、以下、

上(上の写真 5枚の上!)にくどくど書いたような意味合いとムードを持つ歌なんだし、逐語的に、文字通りに訳してもつまらないので、文法解釈含めてけっこういい加減に、「いい湯加減」にして、意訳 の和訳歌詞を載せようと思います。

というわけで、趣味シュミ「洋楽」歌詞和訳、今からやってみる!

Never Marry a Railroad ManShocking Blue (1970) ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

..............................

失恋して悲しみのどん底に落ちたことって 1回や2回ならあるわよね
あるって言うなら, 相手の嘘に最初に気づいた時ってどんな感じだった?
ないって言うなら, あなたにこれからいいアドヴァイスをあげるわ

鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ
時には愛してくれるだろうけど
どうせそのうち新しい列車の方に惹かれてしまうのよ
駄目よダメダメ, 絶対だめ
鉄道員に恋なんかしちゃ駄目よ
恋したとしても出来れば彼のことなんか忘れて
そんな男なしの方が楽だし幸せでいられるんだから..

ベッドで横になっても眠れなかったことってある?
寂くて淋しくて, 瞳が涙で濡れたことって
だったらひとつ, 私に言わせて.. mmm...

ダメよ駄目、絶対にだめ
鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ
時には愛してくれるだろうけど
どうせそのうち新しい列車の方に惹かれてしまうのよ
駄目よダメダメ, 絶対だめ
鉄道員と恋に落ちたりしちゃ駄目よ
恋したとしても出来れば彼のことなんか忘れて
そんな男なしの方が楽だし幸せでいられるんだから..
ダメよ駄目、絶対にだめ
ダメよ駄目だめ
だめ, ダメよ, 駄目だってば ..

実は鉄道員の歌ではない「悲しき鉄道員」 〜 歌詞和訳

Shocking Blue の "Never Marry a Railroad Man", 日本ではどういうわけか(ほんと、どういうわけなんだろう、ググった上でじっくり調べればその理由は何処かに出ているのかもしれないが .. と昨日の note 投稿に書いたけれど、いまだ調べてない、笑)、原曲よりもテンポが速められて(1音高くなって Dm → Em)シングル・カットされている。

歌詞については前章に書いた通りで、だから 前章の自分のテキストからしつこくここに転載してしまうと、

... この歌のタイトルや歌詞の中の「鉄道員」, "railroad man" ってのは、移り気で直ぐ「新しい電車」, "new train", つまり "new girl" に目を奪われてしまって簡単に浮気してしまうような男のことを指して置き換えた言葉であって、それを「移り気な男」とか「浮気性の男」と言ったり「新しい女に惹かれる」「他の女に心を奪われる」とかストレートに言ったら歌としてつまらない気がする、だから、それぞれ何か違う言葉で言い換えようってことで、"railroad man", "new train" などと歌ったんだろうなと。
要するにこの歌って、「移り気な男になんか恋しちゃダメよ、まして結婚なんか論外ね。そういう男って, どうせいずれ他の女に心奪われるようになって直ぐ浮気するんだから」ってなこと言ってる歌ですね(たぶん!)。
それでいて、歌詞の字面だけならそこまでながら、マリスカ・ヴェレスの何というか太々しい(「ふてぶてしい」と読みます, マリスカ、後年ほんとに太ってしまった、笑)というより, 不貞腐れた(「ふてくされた」, しかし不貞が腐るって凄い漢字だな、笑)ような歌い方とこの曲のイントロから曲全体に跨がる哀愁のメロディやサウンドなどが、「だけどそういう浮気性の男に限ってイイ男だから, イケナイわと思ってもイケちゃうのよね」(「イケナイ」「イケ」る、ここではロックやブルーズにありがちなダブル・ミーニング「の・ようなもの」です、笑)とか、「そういう移り気な男に限ってイカしてたりするから, ダメと思ってもつい惹かれちゃうのよね, 分かってても恋しちゃうのよ」ってな青年・少年少女(ここまでで書いてる「男」という文字をぜんぶ「女」という文字に置き換えても似たようなことが言えそうなので!)の主張までも言外に匂わせている、そういう歌なんだろうなと。

以下、何はともあれ、日本盤シングル・レコード、謎のアップテンポ・ヴァージョン(率直に言って、オリジナルのテンポの方が絶対いいと思う!)

(前章に書いた通りの趣旨で「意訳」ですよ!)♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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失恋して悲しみのどん底に落ちたことって 1回や2回ならあるわよね
あるって言うなら, 相手の嘘に最初に気づいた時ってどんな感じだった?
ないって言うなら, あなたにこれからいいアドヴァイスをあげるわ

鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ
時には愛してくれるだろうけど
どうせそのうち新しい列車の方に惹かれてしまうのよ
駄目よダメダメ, 絶対だめ
鉄道員に恋なんかしちゃ駄目よ
恋したとしても出来れば彼のことなんか忘れて
そんな男なしの方が楽だし幸せでいられるんだから..

ベッドで横になっても眠れなかったことってある?
寂くて淋しくて, 瞳が涙で濡れたことって
だったらひとつ, 私に言わせて.. mmm...

ダメよ駄目、絶対にだめ
鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ
時には愛してくれるだろうけど
どうせそのうち新しい列車の方に惹かれてしまうのよ
駄目よダメダメ, 絶対だめ
鉄道員と恋に落ちたりしちゃ駄目よ
恋したとしても出来れば彼のことなんか忘れて
そんな男なしの方が楽だし幸せでいられるんだから..
ダメよ駄目、絶対にだめ
ダメよ駄目だめ
だめ, ダメよ, 駄目だってば ..

歌詞和訳 〜 "Never Marry a Railroad Man" (extended version)

歌詞については前々章に書いた通りながら、移り気でも浮気性でもない「鉄道員」の皆さんの名誉のため(笑)、前章でも転載した, 歌詞の意味にかかわる前々章の自分のテキストをしつこくここに転載。

... この歌のタイトルや歌詞の中の「鉄道員」, "railroad man" ってのは、移り気で直ぐ「新しい電車」, "new train", つまり "new girl" に目を奪われてしまって簡単に浮気してしまうような男のことを指して置き換えた言葉であって、それを「移り気な男」とか「浮気性の男」と言ったり「新しい女に惹かれる」「他の女に心を奪われる」とかストレートに言ったら歌としてつまらない気がする、だから、それぞれ何か違う言葉で言い換えようってことで、"railroad man", "new train" などと歌ったんだろうなと。
要するにこの歌って、「移り気な男になんか恋しちゃダメよ、まして結婚なんか論外ね。そういう男って, どうせいずれ他の女に心奪われるようになって直ぐ浮気するんだから」ってなこと言ってる歌ですね(たぶん!)。
それでいて、歌詞の字面だけならそこまでながら、マリスカ・ヴェレスの何というか太々しい(「ふてぶてしい」と読みます, マリスカ、後年ほんとに太ってしまった、笑)というより, 不貞腐れた(「ふてくされた」, しかし不貞が腐るって凄い漢字だな、笑)ような歌い方とこの曲のイントロから曲全体に跨がる哀愁のメロディやサウンドなどが、「だけどそういう浮気性の男に限ってイイ男だから, イケナイわと思ってもイケちゃうのよね」(「イケナイ」「イケ」る、ここではロックやブルーズにありがちなダブル・ミーニング「の・ようなもの」です、笑)とか、「そういう移り気な男に限ってイカしてたりするから, ダメと思ってもつい惹かれちゃうのよね, 分かってても恋しちゃうのよ」ってな青年・少年少女(ここまでで書いてる「男」という文字をぜんぶ「女」という文字に置き換えても似たようなことが言えそうなので!)の主張までも言外に匂わせている、そういう歌なんだろうなと。

ではでは、1970年、拙者10歳、小学4年生だった時の思い出の歌, "Never Marry a Railroad Man" by Shocking Blue 

その今世紀に入ってからのミックス、YouTube に上がってる Extended version を, 拙者の拙訳いや良薬いや自画自賛ならぬ自訳自賛の良訳つきで ♫

(この際しつこく、前々章に書いた通りの趣旨で「意訳」ですよ!)♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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失恋して悲しみのどん底に落ちたことって 1回や2回ならあるわよね
あるって言うなら, 相手の嘘に最初に気づいた時ってどんな感じだった?
ないって言うなら, あなたにこれからいいアドヴァイスをあげるわ

鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ
時には愛してくれるだろうけど
どうせそのうち新しい列車の方に惹かれてしまうのよ
駄目よダメダメ, 絶対だめ
鉄道員に恋なんかしちゃ駄目よ
恋したとしても出来れば彼のことなんか忘れて
そんな男なしの方が楽だし幸せでいられるんだから..

失恋して悲しみのどん底に落ちたことって 1回や2回ならあるわよね
あるって言うなら, 相手の嘘に最初に気づいた時ってどんな感じだった?
ないって言うなら, あなたにこれからいいアドヴァイスをあげるわ

鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ
時には愛してくれるだろうけど
どうせそのうち新しい列車の方に惹かれてしまうのよ
駄目よダメダメ, 絶対だめ
鉄道員に恋なんかしちゃ駄目よ
恋したとしても出来れば彼のことなんか忘れて
そんな男なしの方が楽だし幸せでいられるんだから..

ベッドで横になっても眠れなかったことってある?
寂くて淋しくて, 瞳が涙で濡れたことって
だったらひとつ, 私に言わせて.. mmm...

ダメよ駄目、絶対にだめ
鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ
時には愛してくれるだろうけど
どうせそのうち新しい列車の方に惹かれてしまうのよ
駄目よダメダメ, 絶対だめ
鉄道員と恋に落ちたりしちゃ駄目よ
恋したとしても出来れば彼のことなんか忘れて
そんな男なしの方が楽だし幸せでいられるんだから..
ダメよ駄目、絶対にだめ
ダメよ駄目だめ
だめ, ダメよ, 駄目だってば ..

「洋楽」の入り口で聴いた ショッキング・ブルー

Shocking Blue "Never Marry a Railroad Man" (1970) の当時の邦題は些か misread & mislead なミスリードをした「悲しき鉄道員」だった。この歌の「邦題の功罪」("ho-dai" no "ko-zai", 韻を踏んでみた、笑)については、以下リンク先 note 投稿, その第2章にて(今日の本 note 投稿の中でもそこそこ書いてたかもだけど!)。


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