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IMAGINE (John Lennon) 〜 歌詞和訳

想像してみよう、天国なんてないってことを

この歌は言わずと知れた、1980年12月8日に40歳の若さで凶弾に倒れたジョン・レノンがこの世に残した数々の名曲のうちの一つ。いま「この世に」と書いたが、レノンはいま「この世に」いないのは確かだが、この歌の歌詞からすれば、彼はいま「あの世」にいるわけでもない。というか、「あの世」はないのだ。斯く言う私もそう思う。「あの世」はない。我々はいつか「この世」を去る, Memento Mori, そして「この世」を去れば、それで終わり。一巻の終わり。第二巻はない。だから、紀元前の古代ローマの時代から、こんな言葉がある。Carpe Diem!

この歌の歌詞は、2001年9月23日に和訳した。2001年9月に自分の好きな英語の歌の歌詞を日本語に訳すことを趣味としてやるようになり、手始めにエリック・クラプトンの "Give Me Strength", "Let It Grow" の歌詞を訳したのだが、その次に訳してみたのがこの歌、ジョン・レノンの "Imagine" だった。

2001年9月と言えば、あの 911 アメリカ同時多発テロという歴史に残る衝撃的な事件があった時期。そのことが、子どもの頃から知っていて、歌っている中身も既におおよそ理解していたこの歌の歌詞を、あらためて日本語にしてみたいと思った、その当時の自分の気持ちの背景にあったのかもしれない。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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想像してみよう、天国なんてないってことを
やってみれば簡単なことさ
僕らの足下には地獄なんてなく
頭上にあるのはただ空だけなんだ
想像してみよう、全ての人が
今日のために生きているってことを

想像してみよう、国も国境もない世界を
想像するのは難しいことじゃないさ
人を殺す理由もないし、自分が死ぬ理由もない
そんな宗教だってない
想像してみよう、全ての人が
平和な人生を生きているってことを

きみは僕を夢想家だと言うかもしれない
だけど僕一人だけじゃないんだ
僕は希望を持ってるのさ
いつかきみ達も僕らのように想う時が来るってね
そうしたらこの世界は一つに結ばれるんだよ

想像してみよう、所有するものなんてないってことを
きみに出来るだろうか
欲張ったり飢えたりする必要もない
人はみんな兄弟なんだ
想像してみよう、全ての人が
この世界を分かち合っているってことを

きみは僕を夢想家だと言うかもしれない
だけど僕一人だけじゃないんだ
僕は希望を持ってるのさ
いつかきみ達も僕らのように想う時が来るってね
そうしたらこの世界は一つに結ばれるんだよ

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(これは筆者という名の拙者の妻の背中)

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*1 上の和訳歌詞は自分のホームページに掲載してきたもの。近年全く更新していないホームページだが、今もネット上に置いている。ただし、2001年夏に本を買って HTML 独学して 1週間ほどで立ち上げた、ホームページ作成用簡易ソフト不使用のウェブサイトで、以降一切、仕様を変えておらず、現在、とりわけスマホなどから閲覧しようとすると OS のヴァージョン次第では文字化けする(威張ることじゃないけど、まぁ威張ってはいないけれど、いつもこれ書いてるんだけど、でも初めて筆者の note 投稿を見る人には「初めて」なわけで、笑)。

ニール・ヤングの「イマジン」 〜 2001年9月21日

2001年の 911 アメリカ同時多発テロの犠牲者への追悼と(遺族や被災者と被災地復興のための)寄付を目的に、アメリカの ABC, CBS, NBC, FOX の 4大テレビネットワークが共同で制作し、現地時間で 2001年9月21日に生中継・放映された(日本でも日本時間 9月22日午前10時から2時間余にわたって生中継された)番組の中で、ニール・ヤングが歌ったジョン・レノン作の「イマジン」。

ニール・ヤングはこの時、一箇所だけ、ジョン・レノンのオリジナルとは違う歌詞で歌っていて、レノンが "Imagine no possessions. I wonder if you can" と歌っていたところを、彼は "Imagine no possessions. I wonder if I can" と歌っている。

以下は、その時の模様と、筆者による歌詞和訳。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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想像してみよう、天国なんてないってことを
やってみれば簡単なことさ
僕らの足下には地獄なんてなく
頭上にあるのはただ空だけなんだ
想像してみよう、全ての人が
今日のために生きているってことを

想像してみよう、国も国境もない世界を
想像するのは難しいことじゃないさ
人を殺す理由もないし、自分が死ぬ理由もない
そんな宗教だってない
想像してみよう、全ての人が
平和な人生を生きているってことを

きみは僕を夢想家だと言うかもしれない
だけど僕一人だけじゃないんだ
僕は希望を持ってるのさ
いつかきみ達も僕らのように想う時が来るってね
そうしたらこの世界は一つに結ばれるんだよ

想像してみよう、所有するものなんてないってことを
僕に出来るだろうか
欲張ったり飢えたりする必要もない
人はみんな兄弟なんだ
想像してみよう、全ての人が
この世界を分かち合っているってことを

きみは僕を夢想家だと言うかもしれない
だけど僕一人だけじゃないんだ
僕は希望を持ってるのさ
いつかきみ達も僕らのように想う時が来るってね
そうしたらこの世界は一つに結ばれるんだよ

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(これは筆者という名の拙者の妻の背中)

IMAGINE, NO RELIGION

前章で取り上げた 2001年9月21日のニール・ヤングの「イマジン」、この歌と筆者による和訳歌詞を取り上げながら、アメリカ合州国のことから「宗教」に関わることまで、様々なことを綯い交ぜに、いや、ごった煮にして、いや、煮込まなかったから、バラバラに置いて繋いだだけか、とにかく、そんな諸々のことを一緒くたにしたのが、昨日のこの投稿。

そのかわりと神は言った。「おまえたちに空っぽをあげよう」

「想像してみよう、宗教なんて無いってことを」というのが前章の見出しだけれど、筆者は元々、無宗教、無神論者。そんな、「神」なるものの存在を信じない(信じるわけがない)人間が、こんなタイトルの投稿をしてみたとさ。

いまを生きる Carpe Diem ー Dead Poets Society

本投稿の冒頭、1段落目の最後に Carpe Diem! と書いてしまったので、最後はこれ。


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