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パレスチナ産のハーブ、ザアタル と オリーヴ・オイル、パレスチナ人からオリーヴの木まで奪うイスラエル 〜 そして パレスチナ系イギリス人女性ヒップホップ歌手 Shadia Mansour

本投稿のタイトル上の写真は、パレスチナ産のオリーヴ・オイルとザアタル(ハーブ)。Tシャツは妻のもので、だいぶ以前にパレスチナ支援の為に買ったもの。Tシャツのデザインはパレスチナ人アーティスト、"We are all Palestinian" は着る人から彼らパレスチナ人たちへの連帯のメッセージ。筆者も色違いで同じデザインの Tシャツを持っていたが、あまりに着過ぎて、擦り切れてしまった。

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上の写真は、2016年5月23日、前の日に我が家に届いたメイフラワー、トキワサンザシ(常盤山査子)を我が家の小庭に出す時の筆者の写真。この写真は、今年7月11日に投稿した ー アメリカの歌 〜ピルグリムの船・メイフラワー、植物のメイフラワー、そしてナサニエル・ホーソーン「緋文字」を巡る不思議(?)な展開 ー という、ほぼ毎度ながらの長いタイトルのテキストの中、「植物のメイフラワー、山査子・西洋山査子、常盤山査子」という見出しを付けた章の中に掲載したもの(本投稿の最後の方でしつこくリンクを貼っておきます)。

今日のこの投稿は、8月30日の投稿テキストの冒頭で、ここから 4本(たぶん 1日1本)、8月29日の「レバノン、ベイルート爆発から25日」と題する投稿の中身に関連する .. 4つの事柄について投稿する、と書き、結局、8月30日、31日、9月1日と、その通り 1本ずつ投稿してきた、その連続投稿の最後の投稿に当たる。

パレスチナ産のハーブ、ザアタル と パレスチナ産のオリーヴ・オイル

8月29日の投稿テキスト(本投稿の後段にリンクを添えます)の中で取り上げた、先週4夜連続で行なわれていた「日本では報道されないレバノンの真実」と題するオンライン・イヴェント、その第3夜の前半は「心を動かす料理は社会も動かす」と題したレバノンの食生活をメインテーマにした話で、その中で、今日の投稿タイトルの上に掲げた写真に写っているザアタルと呼ばれるハーブが紹介されていた。

ザアタルあるいはザータル(アラビア語: زَعْتَر‎, Za'atar)とは、ウィキペディアから引いておくと、「オレガノ、バジルタイム、タイム、セイボリーなど、種類が近い中東のハーブ品種を総称的に呼ぶ言葉」。また、乾燥させたザアタルの葉に「ゴマ、乾燥させたスマック(中東地域の料理に香辛料として使われる植物)、塩その他のスパイスをまぜて作る調味料もザアタルと呼ばれ、本投稿のタイトル上の写真は、厳密に言うと、その調味料としてのザアタル、ということになる。

再びウィキペディアから、そのまま引くと、「ザアタルはハーブもミックススパイスも中東一帯で人気があり、パレスチナ、ヨルダン、シリア、レバノン、イラク、エジプト、サウジアラビア、モロッコ、リビア、アルジェリア、アルメニア、トルコ、チュニジア、イスラエルなどで使われている」。

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本投稿のタイトル上の写真はこれだが、ここに写っているオリーヴ・オイルとザアタルは共にパレスチナ産のもので、イスラエルが 1967年以来、国連の複数の決議に違反して(例えば 1967年11月22日に採択された国連安保理決議242号、世界の殆ど誰もが知っているように国連安保理のたった5ヶ国の常任理事国のうちの一つがアメリカ合州国で、そのアメリカがこれまでイスラエルだけを徹頭徹尾支援してきているのはまさに笑止千万、今日あの国が民主主義国だなどと信じる人がいたら筆者はその人に心から同情する、長い括弧だねぇ)半世紀以上にわたって違法占領を続けてきているパレスチナ人の土地、ヨルダン川西岸地区で作られたもの。オリーヴ・オイルに関して言えば、写真のものは、ヨルダン川西岸地区にあるパレスチナ人の街の一つである、ナブルス (Nablus) の郊外で収穫されたオリーヴから作られたものである。

(ナブルスについては、昨年12月24, 25日、そして今年3月10日の筆者の投稿テキストの中で出てきます。白血病を患ったパレスチナ・ガザ地区出身の10歳のパレスチナ人少女 Miral Abu Amsha ちゃんがやっとのことでガザ地区から出る為のイスラエルの許可が出て治療の為にヨルダン川西岸地区にある病院に入院し、しかしイスラエルがガザ地区に住むパレスチナ人たちの人権を無視して同地区を不当に封鎖し続けている為に両親に看取られないまま不幸にしてその短い生涯を閉じる、そのことを上記の 3つの投稿を通じて取り上げているのですが、その彼女が入院していたのが、ナブルスにある病院です。3つの投稿については、本投稿の後段でリンクを貼っておきます。)

話を戻すと、写真に写っているパレスチナ産のオリーヴ・オイルとザアタルは、2018年5月5日と6日に横浜で開催されていた、筆者も会員の一人となっている日本のパレスチナ支援の NPO 主催のパレスチナ紹介の為のイヴェント会場に妻と二人で出かけた際、その場で購入したもの(一緒に写っている Tシャツは、当日、妻が着ていたので、帰宅後に記念に写真を撮っておいた)。

パレスチナ産のオリーヴ・オイルとザアタルを買うのはその時が初めてではなく、過去にも買ったことがあり、それぞれ料理に使って我が家の食卓をより豊かなものにしてきた。

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これは 2016年11月に、上にも書いた、筆者が会員の一人になっているパレスチナ支援 NPO を通じて購入した、パレスチナ産のオリーヴ・オイルとザアタル(もちろん味が気に入っているから買っているのだが、買えば結果として、微力ながらパレスチナ支援にもなる)。

オリーヴ・オイルは日本で普通に知られているし、料理に使ったことがある人は沢山いると思うが、ザアタルも様々な料理・食べ物に使うことが可能で、味わいがある。

以下の写真は、我が家の食卓での例。オリーヴ・オイルにザアタルを入れて使ったり、あるいは、炒めもの料理にザアタルを調味料の一つとして加えたりと、色んな使い方、食べ方を試みた。

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トーストに。向こうに写っている美しい手は誰あろう、筆者の妻の手、ゴッド・ハンドならぬワイフズ・ハンド。洒落にもナンにもなってない(ナンはインドのパン、写真のパンではない、関係ないか、笑)。

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トースト。

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トースト。しつこいな(笑)。

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トースト。マジ、しつこい(笑)。トーストだけではない。写真にブロッコリと卵焼きと共に写っている大根は、ザアタルを入れて炒めたもの。

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サラダや煮物と共に。

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豆腐につけた。美味い!

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豆腐にかける。見ての通りか(笑)。

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もう 1枚、オリーヴ・オイルとザアタルをつけたトーストの写真。

なお、パソコン(今は Mac だが当時は Windows だった)のディスプレイ、デスクトップに写っている女性は、Shadia Mansour (Arabic: شادية منصور‎ Shādiyah Manṣūr) という人で、"The first lady of Arabic hip hop" と呼ばれる、パレスチナ系イギリス人(彼女自身は 1985年ロンドン生まれだが、両親はクリスチャンのパレスチナ人で、それぞれハイファ Haifa と ナザレ Nazareth の出身、ハイファとナザレは 1948年のイスラエル建国前はイギリス委任統治領下のパレスチナで、イスラエル建国後はイスラエル領)の歌手、ラッパー。

パレスチナ系イギリス人の歌手・ラッパー, Shadia Mansour

前の章の最後に掲載した写真にある、筆者の(当時の)パソコンのデスクトップに写っているのはこれ。

上にも書いたが、繰り返し。写真に写っている女性は、Shadia Mansour (Arabic: شادية منصور‎ Shādiyah Manṣūr) という人で、"The first lady of Arabic hip hop" と呼ばれる、パレスチナ系イギリス人(彼女自身は 1985年ロンドン生まれだが、両親はパレスチナ出身のクリスチャンのパレスチナ人で、それぞれハイファ Haifa と ナザレ Nazareth の生まれ、ハイファとナザレは 1948年のイスラエル建国前はイギリス委任統治領下のパレスチナで、イスラエル建国後はイスラエル領)の歌手、ラッパー。

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この下に、"Al kufiyyeh 3Arabeyyeh" というタイトルの Shadia Mansour の歌へのリンク(YouTube 上のミュージック・ヴィデオ)を載せるけれども、一緒に歌っているのは M-1 というステージ・ネイムのアメリカ人歌手、ニューヨーク、ブルックリン出身のラッパーで、ヒップホップのデュオ、Dead Prez のメンバー。

Shadia Mansour は英語はもちろん、アラビア語も話し、彼女の歌は英語やアラビア語で歌われる。この歌に関しては、彼女はほとんどをアラビア語で歌い、終盤、M-1 が英語で歌っている。

"Al kufiyyeh 3Arabeyyeh" の歌詞(アラビア語を英訳したものと、M-1 による英語の部分)については、以下にリンクを載せる YouTube クリップの下に掲載する。

タイトルにあり、歌詞の中でも登場する Kufiyyeh というのは、上に掲載した写真で彼女が身につけているパレスチナ人の伝統的なスカーフを指す。

筆者も写真の彼女が着けているものとほぼ同じ Kufiyyeh を持っている。下の写真に写っているのがそれ。

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2017年1月に、確か当時、Facebook に投稿する為に撮った写真。その時点で既に買ってから 33年以上経過していて、やや汚れが目立つようになってしまっているが、しかし今でも十分使える。使える、というのは、要するに、身につけられる。といっても、日本ではなかなか機会がないけれども(笑)。

Al kufiyyeh 3Arabeyyeh ー Shadia Mansour featuring M-1 (Dead Prez)

[First section- verse: Shadia Mansour] (注:多分 1st verse と 2nd verse)
Good morning cousins (means Israelis)
Welcome. come in
What would you like us to serve you: Arabic blood or maybe tears from our eyes? (our sobbing- our tears)
I think this is how they thought we will welcome them
this is how they were shocked when they realized their mistake
This is how we wear our scarf, the black and white one
wearing it maybe trendy now, ( lit wearing it has become a trend now a days among dogs)
But No Mater how creative they become
No mater how much they change its color
The Arabic scarf will remain Arabic
The want to take away from us land, our culture, our dignity and everything that we own.
No we won't let them do that, we won't stay silent about it
They steal what is not theirs and does not suit them
They dress the same way like us, and they have their eyes on Jerusalem.
First you should learn how to be humane then think about wearing the scarf
we just wanted to remind you who we are and whether you like it or not this is our (land or scarf)

We wear the scarf because it is patriotic
The Scarf is Arabian
This is our identity
this our scarf
this is who we are
this what we wear

There is no nation like the arabic one,
No other nation is world has has more influence
The picture is clear, we are the cradle of civilization
Our history and our heritage witness to our existence
That is why the Palestinian gown comes from
From Haifa, Jenin, Jabal al-Nar, to Ramallah lets see the scarf
the white and red one
Wave it in the air and make it so high up that it can reach the sky
I am the singer of the arabs
My tongue stabs (like a knife)
It shakes earth (like an earthquake)
For the record I am Shadia Mansor
and my identity is الحطة (注:translator's comment: الحطة i am not sure what الحطة means in arabic.)

From the day i was born, the people are my mission (concern)
this is how i was raised
between the east and the west
I am like the scarf, no matter what happens, put me on, take me off, I will remain arabic.

[Verse 3: M1]
Some of Y'all think it's a trend, a fashion statement
Disgustingly I spit on the pavement
It's basic. Y'all know I bang for my flag
My bandanna ain't no rag
The Kuffiyeh ain't no scarf it's the heart of the movement
The symbolism is resistance
No coincidence that you can see the RBG in it
Qué bonita bandera, ain't it beautiful?
I say this in spanish, the solidarity, the feelin's is mutual
Meem Wahad that's M1 in Arabic
I'm pro-Palestinian does that make me a terrorist?
You can catch me in Gaza, Hayfa or Rhamalla
But I'm still just Mutulu Olugbala
So when I rep with Shadia
We ride with our middle fingers up to the Zionists
Because we don't give a fuck, it's justice
So tie that thing around your head and ride
Wave it in the air and let me know what side you're on

[Outro]
Yeah the Kuffiyeh is Arabic
Yeah it's M1 in solidarity ya feel me?
With Shadia from the ghetto to Gaza
I keep it RBG'd up, yeah!
Bang for my flag

https://lyricstranslate.com/en/arabic-scarf-lyrics.html

パレスチナ人から オリーヴの木まで奪う イスラエル

これについても詳しく書こうと思ったけれども、ちょっと今日の投稿の中では力尽きた。参考リンク中心にする。

上から、パレスチナの The Palestine Institute for Public Diplomacy, アメリカ合州国のパレスチナ問題を扱う NPO である If Americans Knew, そしてイスラエルの人権団体 NPO である B’Tselem, それぞれの Instagram 投稿や記事、YouTube 上のヴィデオなど。 

一つ目は、The Palestine Institute for Public Diplomacy の現地時間、昨日、2020年9月1日付 Instagram 投稿。VIDEO: Al Haj Khairi (68) protecting the OLIVE TREES on his land in Tulkarem and being attacked by Israeli soldiers with a knee on his neck. 

Tulkarem は、パレスチナ、ヨルダン川西岸地区にあるパレスチナ人の街。上にも書いたが、繰り返し書いておく。ヨルダン川西岸地区と東エルサレム、そして既に14年間にわたりイスラエルがパレスチナ人の人権無視の不当な封鎖政策をとっているガザ地区は、イスラエルが 1967年以来、国連の複数の決議に違反して(例えば 1967年11月22日に採択された国連安保理決議242号、世界の殆ど誰もが知っているように国連安保理のたった5ヶ国の常任理事国のうちの一つがアメリカ合州国で、そのアメリカがこれまでイスラエルだけを徹頭徹尾支援してきているのはまさに笑止千万、今日あの国が民主主義国だなどと信じる人がいたら筆者はその人に心から同情する)半世紀以上にわたって違法に占領し、不当に支配を続けている、パレスチナ人たちの土地。

二つ目。If Americans Knew は、パレスチナ問題を調査し、アメリカ人にアメリカのイスラエルへの一方的肩入れの不当性を訴える、アメリカ合州国内にある数少ない団体の一つ(Alison Weir というアメリカ人女性が創立者)。

2019年の たった 1年間だけで、イスラエルが破壊したもの、そして新たに作った違法占領地内の不当なチェック・ポイント。破壊したものとは、パレスチナ人の家屋、根こそぎ引き抜かれたパレスチナ人農家のオリーヴの木々など。

68,000 は、昨年の 1年間だけで、パレスチナ人がイスラエルによって新たに奪われた土地の面積を示す数字で、dunam はパレスチナやイスラエルなど中東の一部地域で使われる単位、1 dunam は 1,000平方メートル。

https://en.wikipedia.org/wiki/Dunam#Israel,_Palestine,_Syria,_Jordan,_Lebanon_and_Turkey

イスラエルが奪っているのはパレスチナ人の土地だけでなく、破壊しているのはパレスチナ人の家屋だけでなく、パレスチナ人のオリーヴの木々も。

イスラエルは、自らが 1967年以来、国連の複数の決議に違反して(上にも書いたが何度でも記しておく:例えば 1967年11月22日に採択された国連安保理決議242号、世界の殆ど誰もが知っているように国連安保理のたった5ヶ国の常任理事国のうちの一つがアメリカ合州国で、そのアメリカがこれまでイスラエルだけを徹頭徹尾支援してきているのはまさに笑止千万、今日あの国が民主主義国だなどと信じる人がいたら筆者はその人に心から同情する)半世紀以上にわたって違法占領を続けてきているヨルダン川西岸地区、そのパレスチナ人たちの土地にある、パレスチナ人農家のオリーヴの木々を、毎年のように、根こそぎ引き抜き、農地を破壊している(主としてイスラエル人の違法入植者の仕業だが、これにイスラエル兵が加担している)。

三つ目。イスラエルの人権団体、B’Tselem (については下にやや詳しい説明を載せる) の 2018年10月15日付の Instagram 投稿と、2020年1月6日付の記事 および YouTube 上のヴィデオ。

Instagram ー "Mass vandalization of Palestinians' OLIVE TREES continues - yesterday morning, dozens of trees were found chopped down in 3 locations: About 100 in the al-Mughayer area, 25 in Deir Nizam and 59 near the Gilad Farm settlement outpost." (2018年10月15日付)

次は 2020年1月6日付の記事。

2019 OLIVE Harvest – Interactive Project: Israeli Harm to Palestinian Farmers carried out by Soldiers and Settlers ー State-Backed Settler Violence

次は、上の記事の中にリンクが貼られている、YouTube 上のヴィデオ。幾つかのナガティヴ反応の数字やバカバカしいイスラエル礼讃のコメントが付いているのが分かるが、もちろんそれは頭の悪いシオニストたちの必死の反応(にしては大したことないが)。

B’Tselem は、Hagai El-Ad という名のイスラエル人が executive director を務めるイスラエルの NPO, 人権団体。彼ら自らの言葉を引用すると、"B’Tselem – The Israeli Information Center for Human Rights in the Occupied Territories strives to end Israel’s occupation, recognizing that this is the only way to achieve a future that ensures human rights, democracy, liberty and equality to all people, Palestinian and Israeli alike, living on the bit of land between the Jordan River and the Mediterranean Sea. Various political routes can bring about this future, and while it is not B’Tselem’s role to choose among them, one thing is certain: continued occupation is not an option." https://www.btselem.org/about_btselem

付録 1: パレスチナ人の街、ナブルスに関連して

本投稿のタイトル上に掲げた写真にあるオリーヴ・オイルとザアタルは、イスラエルが 1967年以来、国連の複数の決議に違反して(何度でも書きますよ、例えば 1967年11月22日に採択された国連安保理決議242号、世界の殆ど誰もが知っているように国連安保理のたった5ヶ国の常任理事国のうちの一つがアメリカ合州国で、そのアメリカがこれまでイスラエルだけを徹頭徹尾支援してきているのはまさに笑止千万、今日あの国が民主主義国だなどと信じる人がいたら筆者はその人に心から同情する、ほんと、長い括弧だ)半世紀以上にわたって違法占領を続けてきているパレスチナ人の土地、ヨルダン川西岸地区で作られたもの。オリーヴ・オイルに関して言えば、写真のものは、ヨルダン川西岸地区にあるパレスチナ人の街の一つである、ナブルス (Nablus) の郊外で収穫されたオリーヴから作られたもの。

ナブルスには、以前の note 投稿で取り上げた、パレスチナ・ガザ地区出身の10歳のパレスチナ人少女 Miral Abu Amsha ちゃんが入院していた病院がある。

昨年12月、白血病を患っていた Miral Abu Amsha ちゃんは、やっとのことでガザ地区を出る許可がイスラエルから出て、治療を受ける為にナブルスにある病院に入院した。しかし、イスラエルがガザ地区に住むパレスチナ人たちの人権を無視して同地区を不当に封鎖し続けている為に、両親に看取られないまま不幸にしてその短い生涯を閉じた。

上から、本年 3月10日付の投稿、昨年12月25日付の投稿、そして、Miral Abu Amsha ちゃんのことを最初に取り上げた 12月24日付の投稿。

付録 2: レバノン、ベイルート爆発から25日 (8月29日付)

この投稿テキストの中で取り上げた、先週4夜連続で行なわれていた「日本では報道されないレバノンの真実」と題するオンライン・イヴェント、その第3夜の前半が「心を動かす料理は社会も動かす」と題したレバノンの食生活をメインテーマにした話で、その中で、ザアタルが紹介されていた。

付録 3: アメリカの歌 〜ピルグリムの船・メイフラワー、植物のメイフラワー、そしてナサニエル・ホーソーン「緋文字」を巡る不思議(?)な展開

長ったらしい投稿だが、今日の投稿の冒頭に掲載した、筆者の "We are all Palestinian" Tシャツの写真は、「植物のメイフラワー、山査子・西洋山査子、常盤山査子」という見出しを付けた章のテキスト内。


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