地元密着型、ウィンブルドンのファーマーズマーケット
とある9月の晴れた土曜日。
ロンドンから離れたいと最近毎日思っている中、友達にウィンブルドンのファーマーズマーケットに行こうと誘われました。
行くに決まっているでしょう!!!
実はウィンブルドンに行くのは初めて。今年は新型コロナの影響でテニスの試合も中止だしねえ。案外人が少なくて良い気分転換になるかもということで、早速行ってきました。
・ウィンブルドンの基礎情報
ウィンブルドンといえばテニス!と答える人も多いことでしょう。私もその一人。
むしろそれしか知りません、というのが本音です・・・笑
グーグルで検索をかけても、予測変換で出てくるのは「テニス」。
そもそもウィンブルドンはどこにあるのかと言いますと、ロンドン南西部。
地図で見ると遠そうに見えるけど、ロンドン中心部からはウォータールー駅から列車に乗って20分ほど。地下鉄でもovergroundやdistrict lineでいけます。
(私はロンドン東部に住んでいるので、正直なところ西側はあまり行かないんです。未知な領域が多い)
ちなみに有名なウィンブルドン選手権は、テニスの4大国際大会の1つで、その歴史は1877年に遡るそう。社交界最大、かつ英国夏の最高峰のイベントに位置付けられ、ドレスコードも厳しく定まっているらしいです。
英国って社交界や身分社会が今なお地味に残っている感じを受けます。
私は冒頭に書いた通り、ウィンブルドン選手権を観戦したことも、まず第一にウィンブルドン自体を訪れたことがないのですが、同選手権の観戦に当たって外せないアルコールドリンク、ピムス(Pimm's)大好き人間。
夏になるとパブやレストランで提供が始まり、スーパーでもボトルで売られます。
味は複雑で、これと行った説明ができないんですが、飲み方はサングリアっぽい。ジャグに切ったフルーツやキュウリ、ピムスとソーダ(レモネードとかトニックウオーターとかでも美味しい)を入れて飲みます。
どこかのパブで注文したピムス。
お酒の位置付けとしては混成酒で、基本何かで割って飲みます。ピムスには実は6種類あって、スコッチウイスキーをベースにしたものやウオッカ、ラムなどをベースにしたものがあります。
(今うちにあるのはNo.1で、これはジンベース)
・土曜日限定のファーマーズマーケット
さて、本日の目的地であるウィンブルドンのファーマーズマーケットへ行きましょう。
最寄り駅はEarlsfliedという列車の駅。ウォータールー駅から乗車して、ウィンブルドン駅の1つ前になります。およそ20分かな。
開催時間は、毎週土曜日の午前9時〜午後1時のみ!とっても小さなマーケットなので、まさに地元民しか行きません。
普段はここはnursery(日本でいう保育園)となっていて、お休みの土曜日にこの敷地内で開催しているという感じです。
Earlsfieldで下車し、およそ10分ほど歩くと目的地に到着します
お肉屋さんからお魚屋さん、チーズ、八百屋さんなどなど。新鮮な食材がずらっと並びます。
その場で食べられるフードを販売しているお店はなく、まさに食材!!!です
八百屋さん。基本量り売りでお客さんはみなみな、大きな緑のコンテナを抱えて大量買いするみたい。これは一人暮らしだと難しいなあ〜と思いながら断念。
普段のスーパーでは見かけないお野菜もたくさんあって新鮮でした。
かぼちゃだけでも、日本で見るような形のもの含め3種類以上あるし、ズッキーニも大小、色も異なる種類があって見ているだけで楽しい。
これは加工肉とミートパイ。
とってもフレッシュなヨーグルトドリンク!イチゴ味なんですが、ほんのりとした甘さで、人工的な甘さは一切なし!とっても美味しい〜〜。そしてボトルが可愛い・・・!!!
チーズ屋さんにも行きました。いろんな種類があって選べないな〜と迷っていたら5種類くらい味見させてもらった。
おかげで気に入った2種類を購入。
写真を撮る前に1つ(一般的なチェダーチーズ)開封してしまったんですが、残りのもう1つはドライトマトとバジルが入ったフレーバーチーズ。パスタと合いそうだし、お酒のあてにも最高だ・・・。ワインのもう。
本当に小さなマーケットなので、30分もあれば余裕で見終わります笑
けど、ロンドン中心部にあるようなマーケットと違って、ゆっくりのんびり、そして価格もお安めかつフレッシュな食材を買えるので、行って良かったです。
マーケットの外でお利口に待っているワンちゃん。コッカースパニエルかな??キャワキャワ。
写真はありませんが、トマト専門店、パン屋さん、卵やさん?なども出店していました。詳しい出店リストは上記のサイトから!
・ロンドンの西と東
どこの都市でも言えることですが、ロンドンもエリアによってガラッと雰囲気が変わります。西側は基本的にポッシュエリアで、いわゆる富裕層や白人が多く住むエリアと位置付けられています。
大きくて古いお家が立ち並び、あまり移民は見かけません。治安も良いため、日本人の駐在さんなどにも人気が高い場所かなと。ゆえに日本食材店やカフェ、レストランも多い。
一方、東はもともと移民が多く住むお安めエリア。治安が悪いとかつては言われていましたが、今はカナリーワーフ(第2の金融都市、やたら高層ビルが立ち並び、ここって本当にロンドン?と疑いたくなるほどザ・都会!)を始め、この辺りは再開発が進み、新築のマンションが多く建ちます。築10年以下のマンションをよく見ます。
白人はそこまで多くなく、アジア系、特に中国人が多い印象。
グリニッジやO2スタジアムなどが観光地でいうと有名な場所になるんでしょうか。
・おまけ〜Putney Bridgeに足を伸ばしてきた〜
せっかく西側にきたしということで、ウィンブルドン駅からdistrict lineに乗ってPutney Bridge駅にやってきました。
ここは特段何が有名というのはありませんが、都会の喧騒から離れて、ちょっとした公園を散策。
テムズ川に面していて、景色がとっても綺麗なんです。人も少ないし、気持ちが良い。最近はそんな場所を欲している。。。
柳が良い感じ。
ウヘヘ。青春ぽい写真を撮ってみた。友達の靴がとってもキュート。
歩くの疲れてベンチからの景色。
普段は家にこもりっぱなしで、携帯の歩数計ではせいぜい1日70歩が最高値なのに、この日はなんと1万8,491歩も歩きましたよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?