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扉の向こうin ミラノ

ホテルを出て駅まで向かう道すがら、ようやく周囲の状況を把握する余裕が出てきた。

周囲の建物すべて、ドアが異様に大きい。3mぐらいあるほどの木製のドアがどの建物の入り口にもある。

いやぁこれを開けて入るなんて無理だわぁと思っていたら、横を歩いていた子どもがその建物の扉を開けた。


ものすごく大きくて重そうな扉


ちっちゃ。

思わず二度見した。


人が家に入るときはその大きな扉に高さ1.5m程の小さなドアがついており、そこから出入りする仕組みになっていたのだ。

なんで?


ちらっと見えたその先には広々とした空間が広がっていて中庭も見えた。

その子と一緒に中に入っていきたいぐらい表で見えている建物と中の様子が全く違った世界が広がっていた。



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