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キンキーブーツ

松竹ブロードウェイシネマの「キンキーブーツ」を見に行きました!👠✨
これは原作の映画ではなく、ブロードウェイで上演されたミュージカルの撮影によるものです。

先日こんな話を書きました。

これは多様性の話を書いたつもりなので、なんかまた似たような話になってしまいます。(タイトルの付け方が下手)
本編を見ていない人にかなり勘違いされているようですが、キンキーブーツの主題は性的指向ではありません。性自認の話かと言われるとそれも微妙ですね。ローラは派手なドレスを着て派手なハイヒールを履きたいだけな気がする。

基本的にはチャーリーの家業・靴工場の復興の話です。
チャーリーは、たまたま出会ったドラァグクイーン・ローラの、男の体重でも履けるハイヒールにニッチ市場を見いだし、家業の復興に乗り出します。

ローラがショーの観客を称して「自分を普通だと思いたい人たち」と言っているのが印象的でした。

自分を普通だと思いたいから、自分より普通じゃない人のことを見て安心する。
多様性を認めるというのは、ある意味他人に不干渉であるのではないかと思います。
だから人との交流を密に求める田舎は多様性に不寛容だし、いっぽう、ロンドンほどの都会だと、他人は他人として受け入れられる。

でも、他人に不干渉であることと、他人に興味ないことはまた違うのではないかと思います。
「普通でありたい」と思うのは、自分に自信が無くて外れ者になりたくないからではないでしょうか。誰もが「なりたい自分になる」ことで自信を持てるようになることが大切かもしれません。
普通を守りたくて多様性に不寛容な人たちはどこでも存在しますが、誰もが「なりたい自分になればいい」と思いたい。

キンキーブーツは、FNS歌謡祭に三浦春馬さんがローラとして出演なさっていたところから、日本ではかなり有名な作品になったと思います。
チケット取れないし。私は日本版を見たことがありません。色々あることを承知のうえで、また再演してほしいです。

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